日本に在留する外国人は去年の末時点で293万人を超え、過去最多となりました。

　出入国在留管理庁によりますと、去年の末時点で日本に在留する外国人は前の年よりも約20万人多い293万3137人で、過去最多となりました。国籍や地域別では中国が81万3675人で最も多く、全体の約3割を占めています。特に増加したのはベトナムで、前の年より24.5％増えて41万1968人となりました。また、在留資格別でみると「技能実習」の資格を得て滞在している人が25.2％増え、特に顕著に伸びています。一方、今年1月1日時点での不法残留者は8万2892人で、前の年に比べて8725人増加しました。国籍や地域別でみるとベトナムが1万5561人で最も多く、統計の公表を開始して以来、最も多かった韓国を初めて上回りました。入管庁は技能実習生の増加に伴い、ベトナムから来る人が大幅に増えていることが背景にあるのではないかと分析しています。