ご提言等の内容
公開日:2020年1月31日
- 受付年月日
- 2020年1月21日
- 回答年月日
- 2020年1月27日
- テーマ
- 香川県ゲーム規制条例について
提言内容
私は高校生を持つ父親です。香川県ゲーム規制条例における一連の流れを拝見して個人的なご意見を述べさせていただきます。
まず、この条例案を見て真っ先に思ったのが、非常に前時代的であり本質や実態を全く理解していないなということです。今やゲームというのはただの遊びではなく、世界的に見るとスポーツであるという認識が一般的です。私も最初は驚きましたが、子どもと話し合いをしたり、インターネットなどで様々な意見を目の当たりにし、理解を深めました。行政は何故これらについて理解を示そうとしないのでしょうか。確かに、ゲームが原因で何らかの悪影響が出るかもしれません。しかしながら、これらは各家庭の中で話し合うべきものであり、行政機関が制限をするのが妥当であるように思えません。
さらに、悪影響といっても不透明な言葉で濁されており具体的かつ明確なデータなどは一切ありませんよね。せめてそれぐらいは提示していただきたい。
(※ 同様の趣旨のメールを複数いただいております。)
まず、この条例案を見て真っ先に思ったのが、非常に前時代的であり本質や実態を全く理解していないなということです。今やゲームというのはただの遊びではなく、世界的に見るとスポーツであるという認識が一般的です。私も最初は驚きましたが、子どもと話し合いをしたり、インターネットなどで様々な意見を目の当たりにし、理解を深めました。行政は何故これらについて理解を示そうとしないのでしょうか。確かに、ゲームが原因で何らかの悪影響が出るかもしれません。しかしながら、これらは各家庭の中で話し合うべきものであり、行政機関が制限をするのが妥当であるように思えません。
さらに、悪影響といっても不透明な言葉で濁されており具体的かつ明確なデータなどは一切ありませんよね。せめてそれぐらいは提示していただきたい。
(※ 同様の趣旨のメールを複数いただいております。)
回答内容
メールを拝見しました。
現在、香川県議会で検討が進められている「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)」の素案では、ネット・ゲーム依存症対策の推進について、正しい知識の普及啓発や予防対策などの推進、医療提供体制の整備、相談支援、人材育成の推進など施策の基本となる事項を定めることにより、県、市町、学校、保護者などが相互に連携を図りながらネット・ゲーム依存症対策を総合的かつ計画的に推進することで、次代を担う子どもたちの健やかな成長と、県民が健全に暮らせる社会の実現に寄与することを目的にしているものと理解しています。
その素案の原案については、当初、1月10日に議論されましたが、1月20日に修正案について再度議論した結果、コンピュータゲームなどの利用時間を基準とすることなどとした内容が決定され、1月23日からパブリック・コメントが実施されています。
ご指摘のありました使用時間の制限については、子どもが睡眠時間を確保し、規則正しい生活習慣を身に付けられるよう、子どものネット・ゲーム依存症につながるようなコンピュータゲームを利用する場合には、1日当たりの利用時間が平日は60分まで、学校などの休業日は90分までの時間を上限とすることを基準にすることや、スマートフォンなどを使用する場合には、中学生以下の子どもは午後9時までに、それ以外の18歳未満の子どもは午後10時までに使用をやめることを基準とする方向で検討されていると聞いています。
なお、「平日は60分まで」などの利用時間については、令和元年11月に国立病院機構久里浜医療センターから公表された全国調査結果において、平日のゲームの使用時間が1時間を超えると学業成績の低下が顕著になることや、香川県教育委員会が実施した平成30年度香川県学習状況調査において、スマートフォンなどの使用時間が1時間を超えると、使用時間が長い児童生徒ほど平均正答率が低い傾向にあるという結果などを参考に、基準として規定されたものであると聞いています。
また、保護者には、子どもにスマートフォンなどを使用させる場合には、子どもの年齢や各家庭の実情などを考慮し、その使用に伴う危険性や過度の使用による弊害などについて、子どもと話し合い、使用時間を含めた使用に関するルールづくりや見直しを行うことが求められています。
今回の条例素案では、このような家庭で決めたルールを保護者が子どもに遵守させるよう努めていただく方向で検討されていると聞いています。
私といたしましては、ネット・ゲーム依存対策にあたっては、依存状態に陥ることを未然に防ぐための正しい知識の普及啓発や相談支援に加え、依存症となった場合の進行予防、再発予防のための適切な医療を提供できる人材の育成が重要と考えており、効果的なネット・ゲーム依存対策を検討するなど、子ども・若者のネット・ゲーム依存対策に積極的に取り組んでまいりたいと考えています。
現在、香川県議会で検討が進められている「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)」の素案では、ネット・ゲーム依存症対策の推進について、正しい知識の普及啓発や予防対策などの推進、医療提供体制の整備、相談支援、人材育成の推進など施策の基本となる事項を定めることにより、県、市町、学校、保護者などが相互に連携を図りながらネット・ゲーム依存症対策を総合的かつ計画的に推進することで、次代を担う子どもたちの健やかな成長と、県民が健全に暮らせる社会の実現に寄与することを目的にしているものと理解しています。
その素案の原案については、当初、1月10日に議論されましたが、1月20日に修正案について再度議論した結果、コンピュータゲームなどの利用時間を基準とすることなどとした内容が決定され、1月23日からパブリック・コメントが実施されています。
ご指摘のありました使用時間の制限については、子どもが睡眠時間を確保し、規則正しい生活習慣を身に付けられるよう、子どものネット・ゲーム依存症につながるようなコンピュータゲームを利用する場合には、1日当たりの利用時間が平日は60分まで、学校などの休業日は90分までの時間を上限とすることを基準にすることや、スマートフォンなどを使用する場合には、中学生以下の子どもは午後9時までに、それ以外の18歳未満の子どもは午後10時までに使用をやめることを基準とする方向で検討されていると聞いています。
なお、「平日は60分まで」などの利用時間については、令和元年11月に国立病院機構久里浜医療センターから公表された全国調査結果において、平日のゲームの使用時間が1時間を超えると学業成績の低下が顕著になることや、香川県教育委員会が実施した平成30年度香川県学習状況調査において、スマートフォンなどの使用時間が1時間を超えると、使用時間が長い児童生徒ほど平均正答率が低い傾向にあるという結果などを参考に、基準として規定されたものであると聞いています。
また、保護者には、子どもにスマートフォンなどを使用させる場合には、子どもの年齢や各家庭の実情などを考慮し、その使用に伴う危険性や過度の使用による弊害などについて、子どもと話し合い、使用時間を含めた使用に関するルールづくりや見直しを行うことが求められています。
今回の条例素案では、このような家庭で決めたルールを保護者が子どもに遵守させるよう努めていただく方向で検討されていると聞いています。
私といたしましては、ネット・ゲーム依存対策にあたっては、依存状態に陥ることを未然に防ぐための正しい知識の普及啓発や相談支援に加え、依存症となった場合の進行予防、再発予防のための適切な医療を提供できる人材の育成が重要と考えており、効果的なネット・ゲーム依存対策を検討するなど、子ども・若者のネット・ゲーム依存対策に積極的に取り組んでまいりたいと考えています。
- 担当課
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議会事務局政務調査課 電話:087-832-3680