恩納村の万座毛付近の海岸で今月18日、身元不明の女性の遺体が見つかり、情報提供を呼び掛けていた石川署は26日、遺体が韓国籍の20代女性と判明したことを発表した。一方で、新型コロナウイルスの影響で韓国からの入国が制限されていることから、韓国にいる遺族が来県し遺体の確認や引き取りを行う見通しが立たない事態が発生している。
石川署によると、女性の家族から「日本に旅行に行った娘と連絡が取れない」などと駐福岡大韓民国総領事館を通じて25日、同署に問い合わせがあった。女性は11日から恩納村内の短期賃貸マンションに宿泊していたが、部屋に衣服などを残したまま16日、鍵を返却し行方不明になっていた。
18日に見つかった遺体と照合した結果、特徴や指紋が一致して韓国籍の女性と判明。石川署は同総領事館を通じ、遺体の確認や引き取りなどの調整を遺族と進めているが、来県の見通しは立っていないという。