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長野

ニホンライチョウの雄も展示 大町山岳博物館

展示を始めたニホンライチョウの雄=市立大町山岳博物館提供

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 大町市立大町山岳博物館は25日、国特別天然記念物ニホンライチョウの雄の展示を始めたと発表した。昨年7月に同館でふ化した個体。雌は昨年3月から公開しているが、雄の展示は2016年に環境省の事業として繁殖に取り組んでから初めて。

 同館ではニホンライチョウの雄5羽、雌3羽を育てている。今年の繁殖に向けて飼育室を調整する一環で、これまで雌1羽がいた展示室に雄1羽を入れ、その雌を使っていなかった別の展示室に移すことにした。雄は体長35センチ、体重500グラム。2月中旬に展示室に引っ越し、環境に慣れさせた上で、ガラスに貼ってあった衝突防止のテープを少しずつ外し、外から見られる状態になった。ライチョウの雄は雌と外見が異なり、目からくちばしにかけて黒いのが特徴という。

 またスバールバルライチョウの雄の展示も始めた。16日に横浜市繁殖センターから受け入れた個体で、雄と雌を1週間ごとに交互に展示する。(問)同館=0261(22)0211

 (日下部弘太)

 

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