Animateで書き出したmovの半透過グラフィックが黒くなる問題の対策

問題発生

FLASHがAnimateへと名称を変え、寂しい思いをしている一方、機能も増え、AME(Adobe Media Encoder)との連携も強くなって使い勝手が良くなった。できることなら、動画作成でAnimateをもっと活用したい。

のだが!

そこでめちゃくちゃつまづいたのが「半透過状態のグラフィックが黒くなる」問題。

理想と現実.png

上記の画像の通り、透過movの半透過部分(エフェクトの周囲や透明度が変化するアニメーション等)が黒くなってしまう。

解決策

解決できないのでAnimateでの動画書き出しは諦める
代わりに、AfterEffectsで書き出す

解説

Animateの動画書き出し設定を色々変えてみたり、AMEで書き出す際にどうにかできないかと色々やってみたけどダメ。
Google先生でも検索してみたけれど、行き着くのは"AfterEffectsの場合"の透過部分黒くなる問題について対策している記事のみ

幸い、AfterEffectsはCC 2019バージョンから「flaファイルの読み込み」が可能になっているので、色々諦めて書き出しはAEで行う。

手順

  1. flaデータをAEに読み込ませる。 スクリーンショット 2020-03-24 12.23.17.png

「環境設定を読み込み」のウインドウが開くので、フォルダーを選択して「OK」

スクリーンショット 2020-03-24 12.23.53.png

読み込まれたデータのコンポジションを開くとこんな状態に。

  1. 動画書き出し設定 スクリーンショット 2020-03-24 12.24.16.png

ファイル>書き出し で「レンダーキューに追加」を選択。

スクリーンショット 2020-03-24 12.24.30.png

スクリーンショット 2020-03-24 12.26.04.png

出力モジュールの設定を下記の内容に変更。

  • チャンネル:RGB+アルファ
  • カラー:ストレート(マットなし)

これで書き出す。

この設定が(自分が試した限りでは)Animateで出来なかった・・・

書き出したmovを試しに重ねてみる。

スクリーンショット 2020-03-24 12.29.13.png
スクリーンショット 2020-03-24 12.29.28.png

よし、バッチリ。

あとがき

もっと良い対処方法(Animateでもマットなし状態で書き出せるよ!っていう情報)があれば教えてください。。。

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