タレントの小林麻耶さんが、読者の方と「ほっとできる時間」を共有したい、そんな気持ちでお送りする連載です。
麻耶さんの似合う服探しは、いよいよ第二章に突入。スタイリスト望月律子さんとともに、40代からのファッションを構築していくにはどうしたらいいのかを改めて学んでいきます。
大きなテーマはふたつ。望月さんが麻耶さんにぜひ揃えて欲しいというベーシックについて。そして麻耶さんが似合う服探しをする中で、ぜひ自分でもできるようになりたいと思った“抜け”の出し方。まず今回は「なぜ大人のファッションにベーシックが必要なのか?」「抜けの正体は何なのか?」を望月さん教えてもらいました。
望月 今、ファッションを再構築中だとお伺いしました。
麻耶 そうなんです。40歳になるにあたり、一気に服の断捨離しました。当初は5枚くらいしか服がなくなってしまい、どうしようかと思ったのですが(笑)、ミモレでの連載でショップクルーズをしたり、自分でもいろいろと探す中で、知らなかったブランドや今までほとんど着なかったアイテムに出会い、少しずつクローゼットを作っているところです。
麻耶さんが服を断捨離した理由をさらに知りたい方はこちら!>>
望月 それはいいですね。やっぱり40歳前後で自分に似合う服や必要な服は変わって来ますから、一度リセットできたのはよかったですね。再構築中の今だからこそ、ぜひ麻耶さんには自分のファッションの土台となる“ベーシック服”を見つけて欲しいなと思っているんです。
麻耶 ベーシック服ですか? たとえば白シャツやトレンチコートのような?
望月 そう。そういった自分に似合うベーシックがしっかりあると、どんなトレンドが出てきても自分らしく着ることができるんです。ファッションというとトレンドに目がいきがちなんですが、トレンドを基準にファッションを組み立てていると、だんだん立ちゆかなくなってくるんです。
麻耶 そうなんですか!?
望月 大人がトレンドを着るとしたら、全身トレンドで固めるより、ある程度きちんと感のあるベーシックなものを合わせるのがいい。でも、トレンドにベーシックをプラスするのではなくて、自分のベーシックがあって、それに合うトレンドを取り入れるという考えにしないと、いくら服があっても間に合わないし、トレンドに流されるだけになってしまいます。
麻耶 確かに、トレンドアイテムを買って、それに合うベーシックも買って、というのは大変かもしれません。
望月 そう。基本はベーシックで、それを今年っぽくアップデートするためにトレンドを買い足す。たくさんトレンドがあったとしても、自分のベーシックに合うもの、という基準で選べるから、悩むことも少なくなるはず。
麻耶 なるほど!! そうなれば服はあるのに着るものに悩む、なんてこともなくなりそうですね。今からベーシックを揃えるとしたら、どんなものがいいでしょうか?
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