「コロナ狂騒曲そのー3・・・赤字」
昨夜(株)ロフトプロジェクトの経営方針会議があった。
引きこもっていた書斎から久しぶりに新宿へ。
3月の売り上げとその予想は0000万の赤字が見込まれるという。普段の売り上げの5分の一も行かない。
「このままだとロフトは三ヶ月持たない」と経理部はいう。
「アルバイト、契約社員のリストラ、最悪場面社員まで対象にする。大幅赤字部門の店舗からの撤退。出費を極限まで抑える」という案が出されていた。
わたしゃ、断固雇用(一人も首斬らない)を守って会社を潰してしまうのも手かもしれないと思ったりした。
会社が持ちこたえてこそ、だから賃金労働者は失業にも我慢しろという資本主義の鉄則なんて嫌だな。
「なんとか月間の赤字を0000万まで抑えてほしい。それなら自分の蓄えも含めて1年は頑張れる」と私は社長はじめ幹部に言った。それがダメだったら会社は倒産するわけだ。
いやはやちょっと前までは「ロフト平野個人商店」だったのに、いつの間にか年商10数億の中小企業になってしまっていたのだ。社員50人、アルバイト150人、契約社員???
音楽やトークを愛し、自分の空間から新しい音楽やトークを通してそれぞれのシーンが生まれてゆく。
そんなことをテーマに生きてきたが、やはり店舗を数多く出すのはそれらを破壊することだと思った。
今や私はロフトのスケジュールさえほとんど目を通していない。
来年は私がロフトの看板を掲げて(西武のロフトより古いのだ)50年になる。
当然私は引退するしかない。わたしゃ50年も頑張ってきた。
わたしゃもう自分の時代は終わっていると思うので、ロフトか終わるのはそれほどの感傷はない。
あとはロフトの幹部の面々がどうするかを見守るしかない。
頑張れロフト・・・応援しているぜ。