今回はスペイサイドモルトから、ザ・グレンリベット18年を飲みます。
その後もスペイサイドにあるいくつもある蒸溜所では、自分らの銘柄にグレンリベットの名を冠するボトルをリリースしていましたが、1884年に、オリジナルである「The」をつけることが裁判所によって認められました。
ザ・グレンリベットは、シングルモルトとしては生産量が多く、年数表記の銘柄も比較的安価に手に入る傾向にあります。
12年ものにおいても、現在でも3000円台前半でリリースされていて、シングルモルトの12年ものとしては比較的安価な部類に入ります。
今回飲む18年ものでは、使用する原酒樽として、ファーストフィルとセカンドフィルのアメリカンオーク樽と、シェリー樽を使用しています。
グラスに注ぐと、液色は濃厚な琥珀色、香りはパパイヤやパイナップルのようなトロピカルな印象があります。
口に含むと、レーズンの甘い香りが先立ち、リンゴ、パパイヤ、パイナップル、マンゴー、バナナと様々なフルーツが感じられます。全体的に香りが強く感じられます。
味わいは、アルコールからの辛みは少なく、ほのかな酸味の後に甘さがいっぱいに広がります。
ロックにすると、パイナップルが前に来るようになり、奥からはグレープフルーツの香りも得られるようになります。その奥からレーズン、リンゴ、マンゴーが追いかけてきます。
味わいは、少々のほろ苦さはあるものの、すぐさま甘みが広がっていきます。
ハイボールでは、石けんのようなフローラルさの後にリンゴ、レーズン、パイナップル、パパイヤと、引き続きフルーティな香りが目立ちます。
味わいは、比較的酸味が目立つようになり、甘みは控えめに変わります。ストレートやロックに比べるとさっぱり飲める印象です。
12年ものを飲んだときには、苦みや灰汁っぽい印象が強く、あまり好きにはなれませんでしたが、18年の熟成と、2種類のアメリカンオーク樽、そしてシェリー樽原酒が加わることで、香りに幅が生まれ、甘みが支配する飲みやすいボトルになったように感じます。
700mL、アルコール度数43度、価格は7000円ほど。
スペイサイドの雄による18年もの
ザ・グレンリベット蒸溜所は、1824年に、スコットランドでのウイスキーの関税が引き下げられて以降、初めて認可された蒸溜所です。その後もスペイサイドにあるいくつもある蒸溜所では、自分らの銘柄にグレンリベットの名を冠するボトルをリリースしていましたが、1884年に、オリジナルである「The」をつけることが裁判所によって認められました。
ザ・グレンリベットは、シングルモルトとしては生産量が多く、年数表記の銘柄も比較的安価に手に入る傾向にあります。
12年ものにおいても、現在でも3000円台前半でリリースされていて、シングルモルトの12年ものとしては比較的安価な部類に入ります。
今回飲む18年ものでは、使用する原酒樽として、ファーストフィルとセカンドフィルのアメリカンオーク樽と、シェリー樽を使用しています。
18年熟成ならではの濃厚な香り
では、ストレートから飲みます。グラスに注ぐと、液色は濃厚な琥珀色、香りはパパイヤやパイナップルのようなトロピカルな印象があります。
口に含むと、レーズンの甘い香りが先立ち、リンゴ、パパイヤ、パイナップル、マンゴー、バナナと様々なフルーツが感じられます。全体的に香りが強く感じられます。
味わいは、アルコールからの辛みは少なく、ほのかな酸味の後に甘さがいっぱいに広がります。
ロックにすると、パイナップルが前に来るようになり、奥からはグレープフルーツの香りも得られるようになります。その奥からレーズン、リンゴ、マンゴーが追いかけてきます。
味わいは、少々のほろ苦さはあるものの、すぐさま甘みが広がっていきます。
ハイボールでは、石けんのようなフローラルさの後にリンゴ、レーズン、パイナップル、パパイヤと、引き続きフルーティな香りが目立ちます。
味わいは、比較的酸味が目立つようになり、甘みは控えめに変わります。ストレートやロックに比べるとさっぱり飲める印象です。
12年ものを飲んだときには、苦みや灰汁っぽい印象が強く、あまり好きにはなれませんでしたが、18年の熟成と、2種類のアメリカンオーク樽、そしてシェリー樽原酒が加わることで、香りに幅が生まれ、甘みが支配する飲みやすいボトルになったように感じます。
700mL、アルコール度数43度、価格は7000円ほど。
<個人的評価>
- 香り AA:パイナップル、パパイヤ、マンゴーのトロピカルフルーツを中心にした華やかな香り
- 味わい A:ほのかな酸味の後に甘みが支配する。加水で酸味が勝ってくる。
- 総評 A:18年ものならではの熟成感を十分味わえるボトル