AKB48秋元康らが「新株予約権」巡り大損

コロナショックでKeyHolderの株価が暴落。追い込まれたのは秋元康、吉成夏子ら「AKB48」関係者である。

2020年4月号 BUSINESS

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ジャスダック上場のKeyHolderが発行した新株予約権を巡り前代未聞の事態が起きた。新型コロナショックで株式市場が崩落する中、同社の株価も急落、2月28日に行使価格の半値を下回ったことで強制行使条項に触れたのだ。会社は約55億円もの払い込みが約束された形だが、興味深いのは大損しかねない保有者側。追い込まれたのは秋元康氏や吉成夏子氏ら「AKB48」関係者である。Jトラスト傘下のKeyHolderが件の新株予約権を発行したのは2016年7月と18年6月。発行済み株式の約3割に相当する大規模なものだ。この間、同社は芸能ビジネスに舵を切ってきた。その目玉となるのが人気アイドル集団AKB48の利権への食い込み。昨年3月には利権を司る運営会社AKS(東京都千代田区)から姉妹グループのうち名古屋拠点の「SKE48」を30億円で買収した。こうした動きの中、株価上昇を当て込んで新株予約権は大量発行された。 ………

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