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HUAWEIは9月19日に、ドイツのイベントで「HUAWEI Mate 30 Pro」を発表しました。
そのスペックの高さに、海外メディアからはすでに賞賛の声が送られています。
一方、日本では9月13日に「HUAWEI P30 Pro」が発売されたばかりです。
しかし、Mate 30 ProとP30 Proは、あまりにも違う機種となっています。
このページでは、HUAWEI Mate 30 Proについて、
- 発売日
- 価格
- スペック
などの最新情報をまとめ、P30 Proとの違いについても解説していきます。
海外メディアが絶賛した最強スペックスマホ HUAWEI Mate 30 Pro
HUAWEI Mate 30 Proが発表されるやいなや、海外メディアではその<strong>スペックの高さに驚きと賞賛の声が上がりました。
機種名 | HUAWEI P30 Pro |
---|---|
OS | Android 10 (オープンソース) |
SoC (≒CPU) | Kirin 990 |
本体サイズ | 約158.1×73.1×8.8mm |
重量 | 約198g |
ディス プレイ | 約6.5インチ 有機EL |
解像度 | 1,176×2,400 (Full HD+) |
アウト カメラ | 広角:約4,000万画素 F値1.6 |
超広角:約4,000万画素 F値2.2 |
|
望遠:約800万画素 F値3.4 |
|
インカメラ | 約3,200万画素 F値2.0 |
バッテリー容量 | 4,500mAh |
内蔵メモリ | RAM:8GB ROM:258GB |
外部 ストレージ | NMカード対応 |
防水・防塵 | IP68 |
生体認証 | 指紋認証 顔認証 |
おサイフ ケータイ | 非対応 |
テレビ | 非対応 |
価格 | Mate Mate 30 Pro:1,100ユーロ(約132,000円) |
Mate Mate 30 Pro 5G:1,200ユーロ(約144,000円) |
新SoC「Kirin 990」で処理能力がアップ
HUAWEI Mate 30 Proには最新の「Kirin 990」というSoC(≒CPU)が搭載されます。
P30 ProではKirin 980でした。
スマホの総合的な処理能力を示すAnTuTuベンチマークスコアで比較すると、以下のようになります。
- Mate 30 Pro:約45万点
- P30 Pro:約30万点
P30 Proの数値でも困る場面はないだろうというくらいの高スペックなのですが、Mate 30 Proではさらに大きく上回りました。
ちなみに、iPhone 11 Proも約45万点、Galaxy S10やXperia 1は約35万点です。
ただし、このスコアはHUAWEIが発表したものであり、ユーザーが実機を用いて検証したものではありません。
次世代高速通信「5G」に対応!
HUAWEI Mate 30 Proは5G通信に対応します。
P30 Proは非対応です。
同じく5Gに対応しているスマホ「Galaxy Note10+ 5G」よりも通信速度が早いと、HUAWEIは自負していました。
ただ正確なところは、5Gが普及しないことにはわかりません。
5Gが一般層にまで広まるのはまだまだ先の話と言われています。
なお、5Gには対応していないバージョンのMate 30 Proも発売される予定です。
次の章でも引き続き、HUAWEI Mate 30 Proのスペックを紹介していきます。
HUAWEI自慢のカメラ性能
HUAWEIと言えばやはりカメラですよね。
HUAWEI Mate 30 Proは広角+超広角+望遠のトリプルレンズカメラとなっています。
さらに「3D深度センサー」が付いたことで、背景ぼかしをより正確かつ鮮明に行えるようになりました。
3D深度センサーを用いた背景ぼかし撮影
ISO感度は409600まで対応。
【ISO感度】
撮影時に、どれだけたくさんの光を取り込めるのかを表しています。端的に言えば、この数値が高いものほど、暗所での撮影に有利です。写真の出来も明るくなります。
ちなみにISO感度409600というのは、10万円を超えるような一眼レフレベルの数値です。
真っ暗な現場でもかなりキレイに撮影することができるでしょう。
HUAWEI P30 Proより超広角カメラの画素数アップ
画像引用元:HUAWEI P30 Pro: 10X Hybrid Zoom, Amazing Night Mode, Leica Quad Camera| HUAWEI Global
HUAWEI P30 Proのカメラも広角+超広角+望遠のトリプルレンズカメラに加え、3D深度センサーを搭載しており、ISO感度も409600まで対応しています。
ここまではMate 30 Proの仕様とよく似ているのですが、Mate 30 Proでは超広角カメラの画素数がさらにアップしました。
- 広角:約4,000万画素
- 超広角:約4,000万画素 ★
- 望遠:約800万画素
- 広角:約4,000万画素
- 超広角:約2,000万画素 ★
- 望遠:約800万画素
2,000万画素から4,000万画素と、実に倍になっています。
超広角カメラで撮影する機会が多い方には大きなポイントですね。
スローモーションでの動画撮影がすごい!
HUAWEI Mate 30 Proは、4K 60fpsの動画撮影に対応しています。
これ自体は最近のハイエンドモデルなら当たり前のことで、珍しくはありません。
しかし、「ウルトラスローモーション」による撮影では、なんと7,680fpsという驚異の数字を実現しています。
ドイツのイベントでは、ハチドリを撮影した映像が公開され、その羽ばたく様子が鮮明に映っていました。
ハチドリは1秒間に80回も羽ばたく鳥です。
Mate 30 Proのカメラは、その動きをしっかりと捉えられていました。
P30 Proでは「スーパースローモーション」
P30 Proのスローモーション撮影は、「ウルトラ」ではなく「スーパースローモーション」となります。
fpsは960です。
Mate 30 Proの7,680fpsという数字を見ると、「いきなり進化し過ぎだろ!」と突っ込まずにはいられません。
HUAWEI Mate 30 Proの発売日と価格
気になるHUAWEI Mate 30 Proの発売日ですが、イベントでは発表されませんでした。
一方、価格は以下のようになるとのことです。
- Mate Mate 30 Pro:1,100ユーロ(約132,000円)
- Mate Mate 30 Pro 5G:1,200ユーロ(約144,000円)
日本ではおそらく発売なし
残念ながら、日本での発売については何も言われませんでした。
そして正直なところ、私は日本では発売されないのではないかと考えています。
HUAWEI P30レビュー|美しく洗練されたデザインにLeicaトリプルカメラ搭載その理由については、次の章で説明します。
HUAWEI Mate 30 Proの不安点
ここからは、HUAWEI Mate 30 Proにとってネガティブなことのまとめとなります。
そして、ある意味これこそがP30 Proとの最大の違いです。
GoogleからAndroidライセンスを取り消されている!
「スパイ疑惑」により、米国からブラックリストに載せられたHUAWEIは、GoogleからもAndroidライセンスを剥奪されています。
HUAWEI Mate 30 Proは、ライセンスを取り消されてから初めて発表された機種ですが、やはりGoogleが提供するアプリ・サービスは一切使用できないとのことでした。
そのため、HUAWEIはAndroidのオープンソースを利用し、アプリのダウンロードは「Huawei AppGallery」から行える仕様としています。
しかし、このままでは日本で発売したとしても、まず売れないでしょう。
なぜなら、多くのAndroidスマホユーザーは、Google Playストアからダウンロードしてきたアプリしか使用しません。
他のサイトからダウンロードしてきたアプリは「怖くて使えない」「そもそも開き方が分からない」という方がほとんどかと思います。
ちなみに、日本どころか海外メディアですら、「中国以外では売れない」と厳しい目で見ているようです。
「スペックは優れているのに」と惜しむ声も絶えません。
P30 Proはギリギリセーフだった
画像引用元:HUAWEI P30 Pro HW-02L | スマートフォン | 製品 | NTTドコモ
すでに日本でも発売されているP30 Proはどうかといえば、こちらはまったく問題ありません。
Androidライセンスを取り消される前に発売した機種だったためだったので、Googleが提供するアプリ・サービスも問題なく使用できます。
もしかすると、P30 Proが日本で最後に発売されるHUAWEIスマホになるのかもしれません。
超ハイスペック!だけどAndroidライセンスはなし
以上、HUAWEI Mate 30 Proについてでした。
- iPhone 11 Proと同程度の処理能力
- 5Gに対応
- さらに進化した驚異のカメラ性能
- Googleが提供するアプリ・サービスは使用できない
- 日本では発売されない可能性が高い
HUAWEI Mate 30 Proは、全スマホのなかでもトップクラスの超ハイスペックスマホです。
P30 Proで最高と称されたカメラ性能も、さらにパワーアップしています。
しかしながら、Androidライセンスを剥奪されたことで、Googleが提供するアプリ・サービスは使用できません。
その影響もあり、海外メディアでは「スペックは素晴らしい。
でも、実際には売れないだろう」と評価されています。
日本で発売される可能性も低いでしょう。
日本で9月13日に発売されたHUAWEI P30 Proは、ライセンスを剥奪される前に登場した最後のHUAWEIスマホです。
HUAWEIスマホはその圧倒的な高コスパで日本でも大人気のシリーズでしたが、もうお別れとなってしまうのでしょうか?
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