大人が持つべきデジタルウォッチとは。今おすすめしたい12のブランド

大人が持つべきデジタルウォッチとは。今おすすめしたい12のブランド

心も装いもアクティブに、軽快に。そんな季節に重宝するのが、腕元を機能的&フレッシュにアップデートするデジタルウォッチです。要注目の12ブランドをピックアップ!

増山 直樹

2019.05.27

腕時計
クォーツ

大人には、使い勝手の良いデジタルウォッチも必要です

腕時計といえばアナログ、そして機械式。そう思っている大人は意外と多いでしょう。その価値観も大切ですが、一方でデジタルウォッチを侮ってはいけません。基本的にメンテナンスの手間がなく、時刻表示はいつだって正確。使い勝手の優秀さは、機械式時計とは比べ物にならないのです。またランニングやサーフィンなど、レジャーにしっかり対応する機能派モデルも続々登場。春夏などには軽装のアクセントとしてアクセサリー感覚で使える手軽さもまた、デジタルウォッチの強みと言えるでしょう。

選ぶべきは、チープに見えない大人顔のデジタルウォッチ

豊富なバリエーションの中から、ここでは大人が頼りたいデジタルウォッチを厳選。デザインと機能の両面で、アイテム選びの条件を探っていきましょう。

ポイント1子供っぽく見えない、黒・グレー・シルバーが狙い目

使い勝手を考えれば、やはりモノトーンは外せません。なかでも黒・グレー・シルバーの3色は、デジタルウォッチ特有のメカニカルなデザインとよく馴染みます。それらのカラーリングであれば、出張時などの軽いジャケパンスタイルにも対応。着こなしを問わないレンジの広さが、頼れる時計の第一条件に挙げられるでしょう。

ポイント2ソーラー、電波受信、GPSにスマホ連携……。どうせなら、実用的な機能を

多くのファンクションを贅沢に搭載。そんな、機械としての優秀さを手軽に味わえるのもデジタルウォッチの特徴です。耐衝撃性や防水性はもちろん、電池交換いらずのソーラー充電、時刻合わせのいらないGPS受信やスマホ連携、さらにはラップタイム計測や心拍計測といった“ならでは”の機能など。仕事に趣味にとアクティブな大人ならなおさら、多機能性もこだわるべきポイントです。

ポイント3機能性は内に秘めて。文字盤の主張は控えめが良い

上記のポイント1と2を踏まえれば、スタイリッシュだけど多機能なデジタルウォッチが良いと結論づけられます。それに付随して最後の条件に挙げられるのが、そのパッケージング方法です。できることが増えれば増えるほどケースはゴツく、デザインは複雑化しがちに。あえてそれらを表に見せない文字盤の主張が控えめなモデルなら、落ち着いた着こなしにマッチするのはもちろん、まるで“能ある鷹”のような真価の隠し方は見る目のある大人にこそ刺さるはず。

おすすめブランドを指南。大人にすすめたいデジタルウォッチ12選

街でも大定番のブランドから、特化した強みを持つツウ好みの逸品まで。デジタルならではの先端技術を載せた高機能モデルを含めて、おすすめしたい12ブランドのモデルを紹介します。

ブランド1『Gショック』

デジタルウォッチ界では言わずと知れた『Gショック』ですが、こちらは初代モデル「DW-5600」がベース。ストップウォッチやELバックライトなど、機能は必要最低限ながら、他にはない武骨なビジュアルで男心をくすぐります。スケルトン樹脂とシルバーメタルの素材感で大胆にアレンジしつつ、ケースとバンドで濃淡の異なるスケルトンカラーを採用するなど、『Gショック』らしい遊び心が表現された新作です。

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MASAFUMI YASUOKA

ブランド2『スント』

ブランドのお膝元であるフィンランドで軍用品を納品するなど、優れた精密機器を作る『スント』は、腕時計にも注力。この「スント トラバーズ アルファ」も軍の関係者からのフィードバックを生かし、北米国防総省が定めた環境耐性規格をクリアしたタフな1本です。指定した日の月の満ち欠けを表示するムーンフェイスカレンダーのほか、移動時のナビゲーションや射撃位置の記録もお手のもの。シンプルデザインの中に、恐るべきハイスペックを秘めているのです。

ブランド3『ブラウン』

ミッドセンチュリーなテイストは、1921年に誕生したドイツブランド『ブラウン』のまさに得意とするところ。同ブランドの時計の中でも最上位に位置する「プレステージコレクション」にあたる今作は、ドイツ国内生産にこだわり抜いた逸品です。アラームやクロノグラフ、時間設定などは左下のジョグダイヤルで一括管理。ブランドの哲学を物語るかのように、機能とデザインが見事に融合しています。

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『ブラウン』というとシェーバーのイメージが先に立ちますが、実は腕時計も取り扱っているんです。ミッドセンチュリーモダンの流れを汲むデザインと機能の妙に迫ります。

黒野 一刻

ブランド4『ガーミン』

1989年の創業当初から、最先端のGPSナビゲーション製品を開発する『ガーミン』。その基盤となっている航空業界のみならず、現在は時計の世界でも多くの支持を獲得しています。GPS機能はフィットネスやアドベンチャーのためのマルチスポーツウォッチに昇華され、この「フェニックス5 サファイア」はグロナス、みちびき衛星受信機能も搭載。また、アプリを経由することで、スマホに保存した写真をダイヤルデザインにすることも可能です。

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空前の健康ブームが到来し、ランニングやフィットネスをより効果的にするスマートウォッチの需要が高まっている。『ガーミン』は、この分野で年々シェアを伸ばす注目株だ。

ワダ ソウシ

ブランド5『セイコー』

機械式の3針から手軽なクォーツモデルまで、数多くのラインアップを誇るジャパンウォッチメーカーの雄『セイコー』。今作は、イタリア工業デザイン界の巨匠であるジョルジェット・ジウジアーロ氏がデザインを担当したモデルを数量限定で復刻したモノです。運転時にハンドルを握った際でも視認性が損なわれないよう傾斜したディスプレイは、今見ても新鮮そのもの。アパレル業界にも支持者が多く、セレクトショップ別注モデルも発売されました。

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夏目 文寛

ブランド6『フォッシル』

グローバルに展開し、ライフスタイル全般を網羅。ブランドとしての懐の広さを誇る『フォッシル』は、近年特にスマートウォッチに力を入れています。こちらは、ブラックシリコンのストラップを纏った最新の超軽量モデルです。GPS、心拍測定、防水などの機能を過不足なく備え、ワークアウトや水泳、トラッキングなどさまざまなスポーツシーンに対応。アクティブなひとときを、楽しく彩ってくれるでしょう。

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増山 直樹

ブランド7『タイメックス』

アメリカらしい合理的なデザインで人気の『タイメックス』からは、“元祖スポーツウォッチ”と呼ぶべき1本をご紹介しましょう。1986年にデビューを飾った「アイアンマン」シリーズは、文字通りトライアスロン競技をイメージし、100m防水やストップウォッチ、ラップメモリー機能などを装備。初代モデルはかつてクリントン元大統領が着用していたことでも知られています。こちらは、着け心地の良いシリコンストラップが特徴の新作です。

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小林 大甫

ブランド8『ニクソン』

サーフィンを愛する海男たちから絶大な人気を集めるのが、『ニクソン』のデジタルサーフウォッチです。カリフォルニアブランドらしい鮮やかなカラーものも外し難いですが、今回は凛々しい表情のオールブラックをチョイスしました。ホームポイントの満潮時間を入力するだけでいつでも潮の状況がチェックできるタイドグラフを搭載しますが、こちらの「ベースタイド」は、あえて1か所のみの設定に対応するシンプルさがウリです。

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MASAFUMI YASUOKA

ブランド9『エプソン』

オフィス機器で有名な『エプソン』ですが、実は1942年の創業以来、ずっと時計を作り続けてきた日本の老舗時計メーカーであることをご存じでしたか? そのコレクションには、最先端技術を詰め込んだハイエンドライン「トゥルーム」や古き良き機械式の「オリエントスター」ともに、高機能GPSと脈拍測定機能を備えた「リスタブルGPS」もラインアップ。豊富なトレーニングメニューに対応し、着用者の健康管理に一役買ってくれます。

ブランド10『カシオ』

16桁のアルファベットと数字を10組記憶し、ボタンプッシュで呼び出せる。1984年の登場当時、その画期的なアイデアで話題をさらった「データバンク」の現行版がこちら。いわゆる電卓のようなクセの強いデザインは影を潜め、よりシャープに生まれ変わりました。電話番号を30件記録できるテレメモ30、LEDバックライトを備え、13か国語に対応しています。

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平 格彦

ブランド11『ファッションエンタテインメンツ』

『ソニー』が手掛けるこの「FES WATCH U」は、まさに“未来”の時計です。文字盤とベルトを同じ1枚の電子ペーパーで作り上げることで、ボタンを押すだけで時計全体のデザインを着せ替え可能に。専用のスマホアプリと連動させれば、撮影した写真で自分だけの腕時計に変身させられます。同アプリ内には、国内外のクリエイターによるオリジナルデザインも用意されていて、そのバリエーションは順次拡大されています。

ブランド12『クロックツー』

文字盤に配されるのは、一見ランダムに感じるアルファベットの羅列のみ。ですが、これもれっきとした時計です。手掛けたのは、ドイツのデザインエージェント会社であるビーゲルト&フンク社。ケース右側のプッシュボタンを1度押すと特定の文字が点灯し、なんと現在時刻を示す文章が文字盤に現れるのです。そのコンセプトは、「人生は十分に忙しい」。時間に縛られることへのアンチテーゼを感じさせる、なんとも個性的なデザインです。

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黒野 一刻

会社員として15年ほど働き、複数の出版社で若者向け・大人向けのメンズファッション各誌、サッカー専門誌、グルメ誌などを担当。現在はフリーのエディター・ライターとして活動中。これからもジャンルレス&ハピネスな感じで頑張りたいデス。
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