もはや社会現象!コナン・グレイのブレイクぶりがやばい!
アルバムリリースしていないのに、全公演完売!コーチェラ決定!
現在の20代前半以下にあたる“Z世代”の気持ちを代弁するポッププリンス、コナン・グレイは、アルバムリリースしていないにもかかわらず3つの北米ツアーと初の欧州ツアーは全公演完売し、米最大規模の音楽フェスティバルであるコーチェラ2020への出演も決定した今大注目の21歳。3月20日にはついにデビューアルバム『キッド・クロウ』を発売する。
コナンは、「完璧を求めない」「既存のルールや枠組みにとらわれない」「親社会が作った社会や制度への憂鬱をためている」という“Z世代らしさ”がつまった歌詞や発言が大人気。完売続出の公演では毎曲歌詞を丸暗記したファンの大合唱が起こるほど、ファンは彼の書く歌詞のひとつひとつに共感している。
ビリー、BTSのV、トロイ…セレブからラブコール!
そんなコナンには音楽界も反応しており、トロイ・シヴァン、The 1975のマシュー・ヒーリー、パニック・アット・ザ・ディスコのブレンドン・ユーリーなどがコナンの楽曲を絶賛。BTSのキム・テヒョンことVにいたっては、Vが「コナン・グレイの音楽スタイルに挑戦してみたいね」と米Paper Magazineでコメントし、コナンも「一緒に音楽を作ろう!」とSNSで語りと、まさに両想い。
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さらに、ビリー・アイリッシュとはずっと昔から仲良し。コナンはVevo DSCVR Artists to WatchやNME 100といったビリーもランクインした新人アーティストの登竜門と呼ばれるリストに次々とランクインしており、音楽界に旋風を巻き起こしているZ世代のビリーを彷彿とさせるポテンシャルとカリスマ性を放つ。
コナン・グレイってどんな子? 代表曲と一緒に知ろう!
学校でアジア人はたったの3人!「日系」だからイジメられた…
日本人の母とアイルランド人の父のもとカルフォルニア州で生まれ、幼い頃は広島に暮らしていたこともあるコナン。父が軍に属していたため各地を転々としたあと、小学校6年生のときにテキサス州に移住。
しかしテキサス州は70%以上が白人の州。「テキサス州では日本人どころかアジア系が珍しいこと。中学校全体でもアジア系は自分を含めて3人くらいしかいなかった」と語るコナンは、イジメの標的になることもあったという。
ただ、こういった幼少期の経験がコナンを音楽の道へと後押し。つねに引っ越していたため“今の状況が変わる前に形として残したい”という思いや、アジアと北欧の血をひいていることで経験した葛藤を吐き出したいという気持ちが、音楽や動画制作といったクリエイティブなアクションへとつながった。
コナン・グレイの注目曲
「ザ・ストーリー(TheStory)」
「残念だけど 世の中ってこういうものなんだ/可笑しくなんかないし 楽しくも 優しくもない/残念だけど 世の中ってこういうものなんだ/でも僕や君なら うまくやれるかもしれない/だから様子を見てみよう/まだ物語は終わっていない」
ーー「ザ・ストーリー」では、「小さい頃は、人生はこれ以上よくならないと思っていた。人生はこうやってつらいものだって」と語るコナンが、自分や友達の幼少期の思い出を明かしながら、キッズ/ティーン時代のツラい経験はずっと続くわけではないことを訴える。
カバー動画でブレイク、大学在学中にレコード契約
14歳のときにYouTubeチャンネルを立ち上げ、ユーチューバーとしての活動をスタートしたコナン。高校生だった15歳のときに「大学にいかなくてよくなるほど有名になるまでの猶予はあと2年。とか言って冗談。大学にいかなかったらお母さんに惨殺されちゃう」とSNSでふざけていたけれど、それがまさかの現実に。
YouTubeにて、ラナ・デル・レイやザ・ネイバーフッドのカバー動画で話題を集めたあと、オリジナルソング「アイドル・タウン(Idle Town)」がヒット。当時カリフォルニア大学に進学していたコナンにはレコード会社から声がかかり、コナンは音楽活動に集中するために大学を休学。大学に進学しながら、アーティストとして成功するという、親自慢な結果を作り出した。
コナン・グレイの注目曲
「アイドル・タウン(Idle Town)」
「この町が変わることはない/誰が来て去っても、いつも一緒/不確かな日には道を飛ばして走る/ここじゃない遠いどこかを目指して/誰の名前も覚えたことがない/みんなここには残らないって誓う/州の間の看板にキスをして/今はただ座って待つだけ」
ーーコナンがレコード契約を手に入れるきっかけを作った同曲は、コナンが10代の青春期のほとんどを過ごしたテキサス州ジョージタウンについて歌った曲。ヴィクトリア朝時代の建物で知られる地元を「Idle Town(つまらない町)」と呼び、都会での生活を夢見る10代らしい思いを歌う。
ゲイでもストレートでもない!セクシャリティは決めたくない
セクシャリティやジェンダーといった「ラベル」を貼られたくないと以前から主張しており、実体験からくる恋愛ソングについて語るときも、「He/She」という言葉は使わず、相手の性別を特定しない表現である「They(ゼイ)」という言葉を使うコナン。
Z世代のあいだでは、セクシャリティやジェンダーは社会が作ったただのラベルであり、存在そのものが窮屈かつ差別を生むという考えから、ストレートやゲイといったセクシャリティを明確にしない人が増えている。
コナン・グレイの注目曲
「マニアック(Maniac)」
「友だちみんなに言いふらせばいいさ 僕は変わり者でムカつくって/僕はストーカーで いつもじっと見張っているサイコパスだって/こきおろせよ 僕のことが大嫌いで 面白半分にデートしただけだって/なのにどうして電話を寄こして 帰ってきてほしいなんて言うんだ?/どうかしてるよ」
ーーコナンの代表曲であるアップテンポなポップバンガー。まわりにはコナンの悪口を言いふらしているのに、裏では未練がましい行動を取る“サイコ”な元恋人に捧げた曲。コナンはこの曲の公式リリース文でも、元恋人を「They」と呼んでいる。
アメリカンレトロなヴィジュアルがかわいすぎる!
80年代のアメリカンハイスクール・スタイルなファッションに身を包み、ミュージックビデオには80年代カルチャーをたっぷり盛り込みと、懐かしくておしゃれな80年代のレトロスタイルが大好きなコナン。SNSでは自身を「retro mom(レトロなママ)」と呼ぶ。
ユーチューバー時代には、ヴィンテージショップ好きなコナンの買い物のコツが最も視聴者からリクエストされる動画だったというくらい、コナンの80年代ファッションは大人気。本人はYouTubeで、「古くて美しい洋服をリユースできる点もいいよね」と、環境に配慮したライフスタイルを好むZ世代らしさを垣間見せた。
コナン・グレイの注目曲
「クラッシュ・カルチャー(Crush Culture)」
「もう、スマホ見るのやめなよ/誰からも電話かかってこないから/音量チェックするのもやめなよ/一生一人でも僕は気にしない/君には恋しない/だって僕というベイビーは耐ラブされてるから」
ーー「クラッシュ・カルチャー」のミュージックビデオは、コナンらしいアメリカン・ハイスクールな魅力がたっぷりつまったキュートなビデオ。恋愛経験が少ないコナンが、恋にトキメクまわりにうんざりして書いた同曲。色恋沙汰にトキメキがちな風潮を「クラッシュ・カルチャー」と呼び、「吐き気がする」と、コナン節を交えて美しく歌い上げる。
ツイッターでの「キャラ立ち」がハンパない!
コナンに支持が集まる理由のひとつ、それは彼の愛されキャラすぎるパーソナリティ。とくにツイッターでは、辛口あり、自虐アリ、逆上あり、さらにマジメ系からエモ系まで、コナンのキャラが立った投稿が「relatable(リレータブル=共感できる)」として大人気!
「学校ではアジア人ってことで僕をバカにしてた君の腕には今、日本語で『海』というタトゥーが入っているんだね…なるほど」
「みんないつも僕にラベルをつけたがるけど、僕は僕として存在させてくれない?」
「教室でアジア圏の話題があがるたびに、必ず誰かが『チンチン(=アジア系への差別用語)』って言うんだけど、なに欲情しちゃってるわけ?だってそれ日本語でペニスって意味だよ」
「大きくなったらモデルになりたい。モデル・シチズン(模範的な市民)にね!!! 教育にもとづいた意見を持ち、社会問題に対する知識があって、グローバルな問題に関心のあるね」
「感情のないタフなビッチでいるのは疲れた。誰かのひざになだれかかって、髪を編んでもらいながら泣きたい」
コナン・グレイの注目曲
「チェックメイト(Checkmate)」
「君に勝ったと思わせてあげる/公園でデートして、おバカさんを演じて/君の手を握って/でももう片方の手には装てんされた銃を握ってるの/ベイビー、走った方がいいよ」
ーートロイ・シヴァンが好きな曲としてあげているこの曲は、チェスをするかのように自分の心で遊んだ相手に「チェックメイト」して形勢逆転を告げる。「僕のハートをいつももてあそんだバカやろうに捧げます」とコナン節が光る同曲のMVは、裏切った元恋人にサイコな復讐をするホラー作品に仕上がっている。
Z世代の気持ちを代弁する大注目のポッププリンス、コナン・グレイは、3月20日に『キッド・クロウ(Kid Krow)』でアルバムデビューを果たす。
コナン・グレイ | Conan Gray
デビューアルバム
『キッド・クロウ | Kid Krow』
輸入盤・デジタル 3月20日(金)発売
コナン・グレイ日本公式サイトはコチラ
Photos: ゲッティイメージズ、ニュースコム、スプラッシュ/アフロ、©Conan Gray
(フロントロウ編集部)
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