不妊の基礎 - 外来診察の前に

不妊外来を受ける前に・・・

不妊症とは?

日本産科婦人科学会では「生殖年齢の男女が妊娠を希望し、ある一定期間避妊することなく性交渉をおこなっているにも関わらず妊娠の成立をみない場合を「不妊」といい、妊娠を希望し医学的治療を必要とする場合を「不妊症」と定義しています。
ある一定期間・・・?不妊検査をいつ始めたらいいか?
という御相談があります。さまざまな考え方が世界各国で示されていますが、現在日本の場合「不妊期間1年以上であれば検査を始めるには十分(日本生殖医学会)」としています。
ただし、不妊症の頻度は女性の年齢に密接に関係しているといわれています。ご自分達で気になる時は期間にかかわらず一度医師に相談してみましょう。

年齢別既婚女性の不妊率

今のベストを!

当院は複数の医師がいます。医師一人ずつの不妊治療に関する考え方が少しずつ違うことがあります。
毎日の外来診療のたびに医師が変わる事に不安を感じる方もいらっしゃいますが、逆に同じ病院で複数の医師の意見を聞けるという、いい面もあります。全体を通しての方針は皆で相談してきめていますので安心してください。一人ずつ皆違う、『オンリーワン』を大切に、皆さんも治療にのまれることなく進んでいってください。医師は皆さんにとって今のベストをご提案していきたいと思います。

さぁ!いざ不妊外来へ!

これで大体の心構えができました!次は「確認!」です。

  • 1.基礎体温表を記入して準備してください。
  • 2.常時服用しているお薬があれば、そのお薬名や服薬状況をメモしてきてください。(ご夫婦共)
  • 3.他院を受診したことがある方は、検査データ、治療の状況などをメモしてお持ちください。
  • 4.内科、心療内科、外科など疾患のある方は、かかりつけのお医者様と妊娠の是非についてご相談いただき、診療情報提供書をお持ちください。

不妊カウンセリング

不妊カウンセリング豆知識

※掲載中の記事、写真、イラストなどの著作権は筑波学園病院または、その情報提供者に帰属します。無断転載、再配信等は一切お断りします。

不妊治療について

メニュー