改組 新 第6回 日展東海展
2020年1月29日~2月16日
愛知県美術館ギャラリー
暮らし<食問> 輸入牛をおいしく焼くコツは?
Q.スーパーで輸入牛を買いました。家でおいしいステーキに焼くコツを教えてください。 A.東京ガス食情報センターの栄養士、茂木(もてぎ)一江さんに聞きました。「輸入牛は一手間かけると、よりおいしくなります」 準備したのは、厚さ約1センチの米国産牛(1枚約300グラム)。約1時間前に冷蔵庫から出し、常温に戻しておくと、中心まで火が通りやすくなります。赤い汁(ドリップ)は油はねを抑えるため拭き取り、肉をたたいて厚みを均一にします。 まず下処理です。肉は食べやすくするため筋を切り、酒(大さじ1)をまぶしてもみ込んでおくとジューシーに。肉を軟らかくするため、薄切りにしたタマネギ(1/2個)とニンニク(1、2かけ)を表面につけます。先に塩で味付けすると、浸透圧で肉の水分と一緒にうま味成分も流れ出て、肉が硬くなるので注意しましょう。 焼く前にニンニク、タマネギは肉から外します。ニンニクは少量の油を入れたフライパンで、きつね色になるまで弱火で揚げてチップに。この油は捨てないで。 肉の表面には、室温に戻した牛脂1個をつぶして塗り、うま味をアップ。「できれば和牛の牛脂。多くは無料で入手できます」 ニンニクを揚げた油に肉を入れ、強めの中火から強火でこんがりと色がつくまで約2分。なるべく肉は動かしません。厚さ1センチ超の肉は少し火力を下げ、時間をかけて火を通します。「赤い汁が出てきたら、ひっくり返す目安」。返して塩、こしょうを振り、好みの焼き加減になったら取り出します。取り出した肉はアルミホイルで二重に包み、10分以上おきます。「肉汁を内部に閉じ込められます」 タマネギは肉を焼いたフライパンで炒め、塩、こしょうで味付け。ホイルから取り出した肉は切り分けます。出てきた肉汁はフライパンに戻し、バター(大さじ1)と一緒に煮立て、しょうゆ(大さじ1/2)を加えてソースを作ります。盛り付けて完成です。 (砂本紅年) ※今さら聞けない調理の基本、季節のレシピ、トレンドなど食にまつわる疑問を生活部までお送りください。 PR情報
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