cakes読者のみなさま、こんにちは。
桜がどんどん咲き始めている3月。ポルトガル食堂は特別編として、子ども喜ぶシリーズをお送りします。もちろん、大人が喜びつつ子どもも喜ぶ味ですので、ちゃんとおつまみ対応しています。
2回目は、マスタードが隠し味の「さっぱりマスタード肉じゃが」です。あっ、いまあなた、なにそれって顔しましたね。でもですね、これを知ったら、きっともう普通の肉じゃがには戻れなくなりますぞ。
最近取材で20席前後のビストロを訪ねることが多かったのですが、その中の1軒、広尾の「Yoshida house」でオーナーシェフの吉田佑真さんに教わったのが、この肉じゃがです。
ちなみに「Yoshida house」は深夜までオープンしている人気のビストロで、こんな時期でも予約がいっぱい。私のいち押しは「タコの燻製とウフマヨネーズ」。書いてるだけで、食べたくなる。ワインドロボー過ぎるひと皿なんです。
吉田シェフは独立前に代々木の「レストラン キノシタ」でスーシェフをされていたのですが、その頃よくまかないで作っていたのが、このマスタードをたっぷり絡めた肉じゃが。マスタードの酸味が甘辛い味を引き締めてくれるので、甘辛さがありつつくどくない。そして肉だけじゃなく厚揚げを加えることで、軽さも生まれます。
使うのは、冷蔵庫で余りがちな、これです。
今回は、吉田シェフのレシピをさらに簡単にアレンジしてお届けしたいと思います。 では、パパッと作っていきましょう。
Menu do dia 本日のメニュー
材料(2人分)
豚バラ薄切り肉 100g
厚揚げ 1個
玉ねぎ 1/2個
にんじん 1/3本
じゃがいも 1個
水 1カップ
砂糖 大さじ1
しょう油 大さじ1+1/2
酒 大さじ1
粒マスタード 大さじ1~2
塩 適量
つくり方
じゃがいも、にんじんは乱切りに。玉ねぎはくし切りし、重なっているのをばらして火の通りを早くする。豚バラ肉は5センチ幅に切る。
フライパンに豚バラ肉を広げ、塩、こしょうをふって中火で焼く。豚バラ肉から脂が出てカリッと焼けたら日本酒を加え、にんじん、じゃがいも、玉ねぎを入れて、野菜の表面に脂が回って透き通るまで炒める。
水、砂糖、しょう油を入れ、厚揚げを加え、ふたをする。
10分ほど煮たら、いよいよマスタードの登場!
マスタードを加えて、全体を軽く混ぜます。
器に盛って、完成!
さて、何飲みましょう。ビールもあうし、さっぱり爽やかな白もいい。やっぱり飲めるおかずって最高ですよ。お疲れ様です、自分!
それでは、さっぱりマスタードが隠し味の肉じゃがで、良い週末を!