「森友問題」で自殺した職員の妻を取材した記者が「スッキリ」生出演…手記には書かれていない事実を告白「2人の若い部下には、やらせずにこの汚れ仕事を自分1人でやった」

日本テレビ
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 19日放送の日本テレビ系情報番組「スッキリ」(月~金曜・前8時)で、学校法人「森友学園」への国有地売却に関する決裁文書改ざん問題で、財務省近畿財務局の赤木俊夫さん(当時54歳)が自殺したのは改ざん作業を強いられたのが原因として、赤木さんの妻が国と佐川宣寿・元国税庁長官(62)に慰謝料など計約1億1200万円の損害賠償を求め、大阪地裁に提訴したことを報じた。

 妻側は「改ざんは佐川氏の指示だった」などと記された赤木さんの手記を公表した。訴状によると、2017年2月、近畿財務局が学園に大阪府豊中市の国有地を大幅値引きして売却していた問題が発覚。男性は、紛糾した国会の対応に追われ、同年2~3月には上司の指示で何度も決裁文書を改ざんさせられたという。

 スタジオには、赤木さんの妻を取材した大阪日日新聞の相澤冬樹記者が生出演。改ざんについて「手記には書かれていませんが、後に赤木さんの上司が赤木さんの奥さんに対して話したところによると」と明かした。

 その上で「当時、赤木さんとその下に2人の若い部下がいるんですけど、3人が涙を流して抵抗した、と。だけど、結局は組織だから上の人間がやれって言えばやらざるをえないってことで、その時に赤木さんは下の2人にやらせずにこの汚れ仕事を自分1人でやったということなんです。彼は亡くなる前に下の2人にはやらせなかった、それは良かったという風に言っていたそうです」と明かしていた。

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