クボタ、印農機に10%出資 共同で研究開発

自動車・機械
関西
大阪
2020/3/20 16:00

クボタは20日、160億円を投じてインドの農機会社エスコーツに10%出資すると発表した。両社はトラクターを製造する合弁会社を2019年2月に設立しており、20年7月に量産を始める予定だ。台数ベースで世界最大のインド市場の開拓に向けて資本関係を持つことで生産だけでなく、農機の共同開発など協業を加速させる。

クボタはエスコーツとインド市場を開拓する

エスコーツはインド3位の農機メーカーで低価格トラクターに強みを持つ。クボタは6月をメドにエスコーツに出資するほか、インドにあるクボタグループの販売会社の株式40%をエスコーツに売却する。

クボタとエスコーツは研究開発拠点を共同で設立することを検討する。クボタの高い耐久性や低燃費といった先端技術と、エスコーツが持つ低コスト生産技術を組み合わせる。インドは農業の機械化に伴いトラクターの市場拡大が期待されている。

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