このブログの記事を書いている段階で私は三亚(三亜)にいる(1月26日現在)。
現在、中国は24日から始まった春節の大型連休中で、ここ三亚はジェットを持つような超大富豪たちだけではなく、普通の方々にも人気のデスティネーションだ。
が、今年は様子がまるっきり変わってしまった。
つい先週まで満席でチケットが取れないんだよーと会社から言われていたにも関わらず、今日乗ってみるとガラガラなのだ。
そして、このように三亚における滞在先や連絡先を記入するように求められた。
日本でも報道されているように、これは武汉(ウーハン、武漢)が発祥と言われている新型コロナウィルスの急激な広がりによるものだ。
この新型コロナウィルスの影響はすでに武汉だけにとどまらず、中国全土に影響を及ぼしている。
この謎の武汉ウィルスのことは友人づてで12月中旬ごろから話を聞いていた。そのころは本土側のニュースでは全く報道されるわけでもなく、「香港側の情報だと謎のウィルスが武汉で発生しているらしい」ということを聞いていただけだった。
そのウィルスの件も1月22日まではまだ大さわぎになっていなかったのであるが、23日から急激に患者数の発表の数が増えだして中国全土(世界中も含めて)に厳戒態勢が敷かれるようになった。
武汉が封鎖され公共交通機関が止められ始めたのもこのころだ。
この動画では急に公共交通機関が止められたことに戸惑っている人たちが写っている。
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深センでも春節の休暇でそもそもあまり人がいないというのもあるが、それに加えてこの新型コロナウィルスの影響でバスなどにもほとんど人が乗っていない。みんな自宅でひっそりと過ごしているようだ。
空港やエアラインでは不特定多数の人が行きかうためこのようにどこのスタッフもマスクを着用している。
マスクが入手しづらくなってきてるので喜ばれるんだろうね(笑)。
マスクをチップ代わりにトランプゲームをするなんていう動画も!(大笑)
自宅のマンションに入るときにも検温、高速道路を降りたら飲酒運転をチェックするみたいに検温、空港では敷地内に入る時に検温、セキュリティチェックで検温、飛行機から降りてからも検温、ホテルに入るときにも検温とありとあらゆるところで検温が行われている。
武汉では感染患者を既存の病院では収容できなくなっており、あらたに二つの1000床規模の臨時病院を2月初旬までに建設するのだという。かなり切羽詰まっている感じだ。
武汉で治療にあたっていた中国の専門ドクターが感染して死亡したという報道もあった。
香港は約半年続くデモに加えて今回の新型コロナウィルスの蔓延で経済に大きな打撃を受けている。経済的な影響は香港だけに限らず中国、そして世界中に影響を与えるはずだ。
2003年のSARS蔓延の時には私は今ほど中国に関わってはいなかったが、日本のエアラインで働いていたので旅客への影響は大きなものだったことを覚えている。当時に比べ、現在はインターネットやスマホが普及しており、情報があっという間に世界中に広がるという違いがある。あるひとりのビデオが世界に大きな影響を与える可能性があるのだ。この高度な情報社会が今回の新型コロナウィルスの封じ込め成功に役立ってもらうのを祈るばかりだ。
私のジェットオーナーも急遽、別の場所に行く予定だったものを変更して自宅に帰るようにした。
この先、私の仕事を含めて中国の状況が日々変化していくのは間違いない......................
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