ゲームデザイナーの深山です。

ついに発売されたBT04「魔術王の秘鍵」、遊んで頂けていますでしょうか?
「新環境楽しみだけど、一からデッキ構築するのが苦手……」という方向けに、新環境のオススメデッキをご紹介して行きたいと思います。

まずは作りやすいデッキから1つという事で「ドールアグロ」をご紹介!

アグロデッキとは、ビートダウンとも呼ばれ、序盤から積極的に相手を攻撃しライフを奪い6~7ターンでの早期決着を目指すタイプのデッキの事です。一般に、ミッドレンジタイプやコンボタイプのデッキ相手に有利に戦う事が出来ます。

ドールアグロ

カード 枚数 カード 枚数
白狐ククリ 3 鋼糸使い『ミサリサ』 3
シザードール・メイベル 2 演目「ナッツクラッカー」 3
シオマネキ 1 シールドドール 3
プルモーの毒銛撃ち 3 大天使ファムエル 2
フロストランス 3 ドール小隊の召喚 3
カースドドール『キャリー』 3 人形爆弾 3
ニードルランサー 3 人形師カナミ 3
キラードールショウ 2    

ドールマスター(白青)のアグロデッキは、今回人形師カナミ」と「人形爆弾」という、大きな収穫を得て非常に強化されたデッキタイプです。アグロタイプのデッキとしては、HPラインが高い為、アグロ同士の叩き合いでは最強クラスのデッキですよ!
また3枚採用された「フロストランス」で、相手のタイムライン活用を妨害できるので、タイムライン活用型のデッキに有利な立ち回りが可能です。

基本的な回し方(先攻時)

アグロですので、基本的には「先攻」を取りに行きます。キーカードは「人形師カナミ」と「演目「ナッツクラッカー」の2枚。2・3ターン目にこのカードが置けるかどうかで、勝率が大きく変わりますので、手札に無ければ引きにいきましょう。

  1. 1コストミニオンのどれかを置く。
  2. 演目「ナッツクラッカー」」をスタンバイに置く。or 1コストミニオン2体
  3. 人形師カナミ」 or 除去+ミニオン
  4. ニードルランサー」or 除去+ミニオン(ドールが2体以上アタック出来るなら、スタンバイの「演目「ナッツクラッカー」」をプレイする良いタイミングです)

上記が基本的に狙う動きとなります。
アグロとはいえ、最序盤は相手のライフを奪うというより、盤面にドールを並べるという事が重要です。ドールが2体以上アタック可能なタイミングで、「演目「ナッツクラッカー」」をスタンバイからプレイしてドールを全体パンプアップし、相手ライフと盤面有利を上手く取るのがこのデッキをプレイするコツとなります。

覚醒ターン以降、相手がロードを置いて来たら、「人形爆弾」で対処し、最終的には「鋼糸使い『ミサリサ』」「カースドドール『キャリー』」でのリーサルを狙っていきます。
5T目に、手札に「カースドドール『キャリー』」と「大天使ファムエル」があるなら、「カースドドール『キャリー』」に強襲付与はせずにコアを貯め、次ターンで「天使ファムエル」でコアを伸ばす動きはかなり強力なので、覚えておきましょう。

基本的な回し方(後攻時)

  1. 1コストミニオンのどれかを置く。
  2. フロストランス」で除去。or 1コストミニオン2体。
  3. 人形師カナミ」 or 除去+ミニオン
  4. カースドドール『キャリー』」+必要なら強襲付与 or 「ドール小隊の召喚」で盤面を取り返す。

演目「ナッツクラッカー」」は、対アグロ戦の後手だと置いてる暇がないので、基本的にはチェンジ、あるいは手札から直接全体パンプカードとして使用します。
また、カースドドール『キャリー』」は効果ダメージ無効を持ち、ブロッカーとして「ドールトークン」もフィールドに残せる為、かなり生存能力が高いカードです。効率よく対処できるカードは「時空乱流」「斬糸」「五行相剋」ぐらいで、これらのカードを使ってくる相手以外では、後攻4T目には積極的にプレイしましょう。自ターンまで生き残らせれば大きなアドバンテージを取る事が出来ます。反面、2コストの「五行相剋」で取られると大損な為、ウィザード相手では先に6コストまで伸ばした方が無難です。

対ルーンブレイダー

相手が剣術アグロ型なら、ドールトークンで押せるため、非常に有利なマッチアップです。「聖剣の加護」耐性のある「カースドドール『キャリー』」も刺さります。「聖杯の守護騎士『パーシヴァル』」に対しては、「人形爆弾」と「シールドドール」を使って対応しましょう。
相手がコントロール型で「テンペスト」が入っていると不利ですが、基本的にアグロはコントロール全般が苦手なので、そこは割り切りましょう。

対フェアリーテイマー

かなり有利なマッチアップです。「いたずらピクシー」等の1点ピンガーでは、こちらのHP2のラインを除去できない為、横に並べて押し潰せる事が多いです。また「フロストランス」が、対「妖精女王『エルルーン』」として非常に良く刺さるので活用しましょう。
後手4Tなら「カースドドール『キャリー』」を積極的に出していけます。先手5T時は、相手スタンバイにこちらのブロッカーを除去出来るカードがあるかどうか良く確認して、返しのターンに、相手の「荊棘の女王『シュカ』」1枚で返されない状況でのみ出しましょう。

対シャーマン

ミニオンサイズが小さいデッキが多い為、押していける事が多いです。良く採用される「九命の猫又ミヤビ」に対しても「鋼糸使い『ミサリサ』」が刺さります。「厄神『ケイト』」単体だと、「カースドドール『キャリー』」とブロッカーの「ドールトークン」を同時に取れないのもポイント。
ただし、相手が巫女コントロール型だと「森の怒り」が厳しいので、かなり不利となります。威圧持ちを採用したミッドレンジ型も、ドールトークンの足が止まる為、除去頼みとなり不利となります。

対デモンルーラー

相手がどれだけ「威圧」ミニオンを採用しているかで、戦いやすさが変わります。「リトルスカルデビル」「闇精シェイド」「蒸気装甲兵」と連打されて来られると、流石に対処が難しいですが、1体ぐらいなら「フロストランス」と「キラードールショウ」でなんとかなるでしょう。
こちらの「シールドドール」「白狐ククリ」が良く刺さります。効果ダメージ無効を持つ「カースドドール『キャリー』」も「時の大魔女『ハイデルガルド』」や「黒魔女『マルルン』」相手に刺さるので、後手4Tなら必要以上に「時空乱流」を恐れずに出していきましょう。採用数の多い「九命の猫又ミヤビ」「慈愛の天使ハモニア」「冥界の魔導竜『オリヴィエ』」相手に、「鋼糸使い『ミサリサ』」が極めて有効なので、こちらが出てくるようなら「鋼糸使い『ミサリサ』」を優先します。

対ジェネラル

フロストランス」で、相手のタイムラインからのミニオン呼び出しを阻害するプレイが重要になります。特に「武具精霊カンショウ・バクヤ」は優先してリバースしましょう。相手のデッキタイプに依存しますが、「フロストランス」のリバースと「鋼糸使い『ミサリサ』」の除外の分だけ、やや有利になる事が多いです。

対ウィザード

デモンルーラーと同じく、相手がどれだけ「威圧」ミニオンを採用しているかで、戦いやすさが変わります。相手がアグロ型なら「威圧」は採用されていない事がほとんどです。
再生ミニオンを使われると面倒ですが、「大天使ファムエル」か「鋼糸使い『ミサリサ』」か、単純にサイズで押しましょう。環境に「再生」が多いようなら、デッキに「見習いプリースト」の採用を検討しましょう。
覚醒後は相手の「五行相剋」が、こちらの「カースドドール『キャリー』」に非常に刺さる為、ロードは6コストまで待って「鋼糸使い『ミサリサ』」が基本となります。逆に、対アグロウィザードで警戒しなければならないのは「五行相剋」ぐらいなので、プレイングで充分に戦えるマッチアップです。

対ネクロマンサー

相手に「威圧」や「再生」が多いと除去頼みになる為、厳しくなりますが、サイズで押せる事も多いです。「ヴァンパイアクイーン『ミモザ』」で、ライフと盤面を同時に取られると敗勢濃厚なので、「ヴァンパイアクイーン『ミモザ』」1枚で一掃されない盤面を作る事が重要になります。「フロストランス」での妨害と、中央を「大天使ファムエル」で守るなどのプレイングである程度カバー出来ますが、「カースドドール『キャリー』」を出せるタイミングが後攻4Tとリーサル以外ほとんど無い為、不利は否めません。対「ヴァンパイアクイーン『ミモザ』」対策としては、「武具精霊マサムネ」の採用を検討しましょう。

対ドールマスター

相手がコントロール型なら、ドールマスターのコントロールはフィールド一掃が出来るカードに欠ける為、横に並べて数で勝負します。
同型なら引き勝負ですが、「カースドドール『キャリー』」に「鋼糸使い『ミサリサ』」や「斬糸」が刺さる為、先手5Tで「カースドドール『キャリー』」が置けない事に注意が必要です。

カスタマイズ

このデッキをカスタマイズするなら、「大天使ファムエル」「シザードール・メイベル」「キラードールショウ」が、デッキから抜く候補となります。

再生対策なら、「見習いプリースト」。
ヴァンパイアクイーン『ミモザ』」対策なら、「武具精霊マサムネ」。
ロードを増やすなら「氷雪少女『ユキネ』」。
威圧対策なら、攻撃力アップも狙える「ヘヴィスウィング」の採用が考えられます。

ダンスマカブル」を入れて、「ドール小隊の召喚」とのコンボを狙うのも面白いですね。


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