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マスク窃盗・転売 焼津消防署係長が懲戒免職

 志太消防本部(藤枝市)は十七日、消防分署に備蓄された救急隊用のマスクを盗みインターネットオークションで転売した焼津消防署大井川分署の男性係長(49)=窃盗容疑で書類送検=を懲戒免職にした。石神良訓消防長と松浦一仁消防次長、焼津消防署長、大井川分署長の四人は訓告とした。

 石神消防長は十七日付で引責辞任し、松浦消防次長が十八日付で消防長に昇格する。石神消防長は文書で「住民の皆さまの安全安心を守る組織として、あってはならないことでおわびする。今回のことを重く受け止め、退職願を提出した」とコメントした。

 同本部によると、男性係長は二月四日に署内の倉庫からマスク六箱を盗んでインターネットオークションサイト「メルカリ」に出品し、計二万五千五百円を売り上げた。その後の調査で、火災予防啓発ポスター七枚も同様に出品していたことが発覚した。

 同本部の聴取に窃盗を認め「マスクが品薄で、売ればどのくらいの値が付くか、興味本位だった」と話したという。

(大橋貴史)

 

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