スイショウのブログ

スイショウのブログ

スイショウが、受験、教育のことを語ります。(高校生のときに書いたもののほとんどは、自分の勉強報告です。)
[参考(自分の学年と年度の対応)] 2015.4~大2/2014.4~大1/2013.4~高3/2012.4~高2/2011.4~高1


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 どうも、皆さんこんにちは。久々の(2年ぶりぐらいの)ブログ更新です。

 

 諸事情があってYouTubeにあった僕の動画が非公開となり、そしてYahoo!ジオシティーズの運営終了によりLiveClassのホームページも自動的に削除され……このブログにアクセスするのも難しくなっているとは思うのですが、一応ブログ自体はまだ存在しています。Amebaは非常に使いやすく、ブログ更新には適しているので、今後も僕は使っていきます。現在は社員講師としてやっておりますが(現在2年目)、来年度からはフリーになるので、YouTubeも復活させ、また、Twitterやブログもどんどん更新して、僕の考え方をもっといろんなところに発信していけたらと考えています。

 

 さて、話は本題に入ります。「コミックマーケット」、略して「コミケ」。コミケとは同人誌の即売会のことで、自分が創作した本、雑誌、漫画などが販売できるイベントです。僕は前から参考書や問題集を出版したいと思っていたのですが、いきなり出版社を通しての出版は難しいですし、そもそもそれが出来るだけのコネが僕にはありません。そこで、とりあえず誰でも自由に(抽選に通りさえすれば)販売できるこの「コミケ」という機会を利用して、出版が出来ればなあと、そう思うようになりました。

 

 もちろん僕が書きたいのは現代文の本です。LiveClass時代の頃から、僕の専門は変わらず「現代文」です。そして、僕が今の塾で働くようになってからは、国語の問題の解法における「汎用性」と「再現性」にものすごくこだわるようになりました。この2つのキーワードを意識的に多用するようになったのは昨年度からです。Twitter上にとある物理講師が、指導における重要なものの一つとしてこれらのキーワードを掲げており、英語の某予備校講師の先生がこれを引用し、固定ツイートに載せていたんですよね。僕はそれを「いいね」して、定期的に見直していました。そのぐらい心に留めていたということですね。そして、昨年度から塾の社員になったわけですが(バイトあがりです)、そこでは週に1回、もしくは2回研修があります。その中でも、入試問題の解説を扱う回になると、かなりの確率で「汎用性」というキーワードが出てきます。

 

同じ文章は2度と出ないのだから、目の前の文章だけでなく、すべての文章に使える解法を示すことが重要

 

 と、このように言われます。そんなふうに先輩の講師の方からも教わってきました。そして僕は、練り上げた解法を「現代文情報まとめWiki」というWikiに載せるようになりました。Wikiをやっている理由としては、①僕の解法を他の人にすぐに見せられるようにするため、②解法に関する情報を集約できる場がほしかったため、③他の人に見てもらって適宜修正を加えていきたいと思ったため、です。

 

 そんな感じで僕は現代文解法の探求をずっとしてきている人間です。そんな僕が、今回、コミケに出展することになりました。その記録を一部始終残していこうと思います。……と思ってコミケのカタログ等をカバンから取り出そうとしたのですが、ない!そうだ、会場の机に中に忘れてきてしまった……。というわけで、細かい時系列までは振り返れませんが、「この時期にこんなことがあって」という話、そして当日の話をまとめていけたらと思います。

 

①申込

 

 まず、申し込みをします。今回僕が参加したのは冬コミですが、冬コミの申し込みは8月ぐらいに行います。購入したカタログを読み、それにしたがって手続きをするのみです。基本的には「Circle.ms」というサイトを使います。情報を入力するだけなら簡単ですが、「サークルカット」と言って、パンフレットに載せるための絵をつくってアップしなければならず、これがわりと面倒かもしれません。こういうところで手を抜いて落とされるのもいやなので、友達の絵師にここはお願いすることにしました。そんなこんなで申込完了したのが8月中旬ぐらいだったと思います(塾の夏期講習の前半が終わり、1週間の休みが入り、ちょうど僕が旅行していたときです。)

 

②抽選結果発表

 

 これが今回は10月初旬頃でした。当選率が低いというのは噂に聞いていたので、あまり期待していなかったのですが、結果、当選しました。ちなみに、自分の隣のブースに来るサークルが「タイム指数研究所」。浪人大学付属参考書博物館館長の方がやっているサークルです。

 

③コミケ準備 〈前日まで〉

 

 当選したことが分かったらそこからは当日に向けて必死で準備していく、というのが普通なのですが、僕はなかなか進みませんでした。週6日勤務の今の仕事が忙しいからというのもありますし(週休日にBeingという塾にも勤務しているので、事実上休みはほぼなし)、毎日コツコツして何かを進めるというタイプではないので……。12月13日にやっと取り掛かり始めました。が、結局その後も1、2日ぐらい手をつけただけ。当日の1週間前ぐらいになって、「表紙」をつくらなくては、ということで、ここ最近使いだした「ココナラ」アプリを使い、表紙を書いてくれるイラストレーターさんを募集。このアプリ、本当にすばらしくて、依頼すると30分以内に余裕で3、4件提案が来ます。そしてベテランの方に表紙をお願いしました。ここは妥協せず2万円かけましたが、おかげさまで立派な表紙ができました!そして、あっという間に前夜が訪れます。

 

④コミケ準備 〈前夜~当日の朝〉

 

 前日、12月29日(日)、僕は塾の勤務を終えると(残業が長引いて、23時過ぎに終わった)、帰宅して荷物をもってすぐに出発。初台にあるBeingのオフィスに向かいます。新宿で牛乳プリンさん(LiveClass時代の教え子で、いつもいろいろサポートしていただいています)と合流。そして初台のオフィスに到着したのが12月30日(月)午前1時。原稿は半分ぐらいしかできていないし、当然印刷もできていない。しかも!行きの電車で気付いたのですが、コミケの参加証や参加登録カードの入った封筒一式を忘れてしまったのです。(次回のコミケのカタログの入った封筒を間違えて入れてしまい…。)それを牛乳プリンさんに伝えると、「まいったなあ…」「原稿、早く書かないと」と言われます。

 

 そんな感じで、わりとぎすぎすした雰囲気の中で僕は原稿を急いで作ります。牛乳プリンさんに新しく買ってもらったLenovoのPC(キーボードがタッチ式になっているのが特徴)でひたすらキーボードを打っていきます。そして、なんとか小説文と評論文の方法論を書き終えました。これが朝5時半。このあと、僕は一度忘れ物をとりに帰宅し、なおかつ原稿を印刷。牛乳プリンさんは会場の近くまで向かいます。印刷を終えたのが8時前。原稿の入った紙袋、そしてその他さまざまな文房具(中綴じホチキス、セロテープ、ガムテープ、のり、印鑑などを持って会場に向かいます。(ホチキス止めは時間がないので会場にて実施。どんだけ余裕がないんだよ、っていう感じですよね。笑)

 

⑤会場に着いてから、落ち着くまで

 

 8時54分に国際展示場駅に到着。そこで牛乳プリンさんと合流します。軽く小雨。早歩きで会場に向かいます。参加証を出し、リストバンドと交換し、中に入場します。西ホールの中を通り、外に出て、そこから南ホールへ。サークル受付の場所に着いたのが9時15分頃。参加登録カードと見本誌(新冊を1冊)を提出します。厳しくチェックが入ると思いきや、本をぱらぱらめくられ「本日もよろしくお願いします」と言われておしまい。そして自分ブース(南ノ-25b)を見つけてそこに座ります。

 

 ブースの特徴としては…基本的に「狭い」ですね。一応椅子は2人分用意されていましたが、2人が横に並んで座れるほどのスペースはありません。そのため縦に並べて座ることに。9時半ぐらいから一旦入場規制が入ります。(サークル受付がこの時間を超えると「遅刻」扱いなので、かなり危なかったです。次回からはしっかり準備して、8時半頃にはインしたいところ。というか、説明書には「サークルの代表者は8時半までには受付を済ませること」みたいに書いてあった気がします。)

 

 そして各ブースにチェックが入ります。なんと、僕がさっき出した見本誌なのですが、「見本誌票」(シール)が貼られていない、と指摘されました。うっかりしていました。スタッフの方が新しい見本誌票を渡してくれたので、そこに必要事項を記入し、本に貼ってもらいました。

 

 さて、これで準備はほぼ完了です。ただ、本のホチキス止めが全然終わっていないので、これはお客さんを待ちながらせこせこと作業していく形になりました。

 

⑥売れ行き

 

 先に結果を言っておきます。27部用意して、全部売れました!(本当は50部印刷したかったのですが、時間がなく…。)はじめに隣のブースのroudaiさんが購入(10時頃)。その後、10時台は誰も訪れませんでしたが、11時台に5人、12時台に8人、13時台に7人、14時台に5人(ある方が2冊購入)、これで完売です。性別の内訳は、20人男性、7人女性でした。大学生の層が一番多くて、中には塾講師の方もいました!自分のコミュ力のなさもあって、そんなにお客さんと厚く会話はしていませんが、「国語って曖昧な部分が多いので、そこをどう理論的にやっていくのかが知りたい」と話して買ってくださった方がいました。いやあ、ありがたいですね。

 

 お客さんの様子を見て気付いたことが1つあります。それは、立ち読みする人はほぼみんな「最初のページをまずは読む」ということです。たしかに、最初のページにはその本を書いた動機や、その本の概要があるわけですから、気になりますよね。僕も、次また本を出すときは最初のページにかなり力を入れてみようと思います!

 

 料金に関してですが、今回は中途半端な仕上がりになってしまったということもあり、1冊100円にしておきました。みんな100円玉で払ってくるのかなと思いきや、1000円札で支払った人が4人、500円玉で払った人が3人、という感じで、お釣りを準備しておくことの重要性を認識しました。一応、牛乳プリンがお釣りを出すための財布を用意してくれたのですが、100円玉がすぐに減ってしまいました。そのため、途中、隣のroudaiさんが2000円と100円玉20枚の両替を提案してくださり、両替する形になりました。ありがとうございます。

 

⑦他のブースを見てみて気付いたこと

 

 途中、2回ぐらい、他のブースを見て回るために席を外しました。(うち1回はトイレも兼ねて。)僕らのサークルは「評論・情報」というジャンルの中に属していました。具体的には、旅行記、食レポ、体験談などといったものが多かったです。手にとって買おうとまで思うものはありませんでしたが、どのサークルもブースをしっかり盛り付けて、注目を浴びやすいように工夫していたのが印象的でした。「お品書き」を書く、値段を分かりやすいように小さな紙に書く(ブースによってはデジタル表示だったり)、棚に立ち読みのための本を掛ける、などさまざまな工夫があり、参考にしようと思いました。そして、本自体のデザインや装丁にも皆さんこだわっていました。表紙がツルツルした紙になっている人が圧倒的に多い印象でした。透明のブックカバーをつけている人もいました。やはりそうしないと持ち帰りにくいですよね…。僕の今回の本は本当に全部同じ種類のコピー用紙なので、くしゃくしゃになりかねません。次からは何かしら手を打ちます。また、B5サイズは意外と大きいので、小さくしようと思います。中野先生の『現代文読解に基礎講義」ぐらいのサイズがちょうどいいかな。

 

⑧予備校界隈の方々との交流

 

 2回目の離席から戻ってきたとき、なんと隣のroudaiさんのブースのところに、世界史の鈴木悠介先生がいました。僕が高2のときに早稲アカで世界史を教えていた先生です。最近はYouTubeもやられていて、柳生先生や比良先生など他の先生方とコラボしていたりします。そんな鈴木先生と3、4分ぐらいですがお話しできました。自分の現状と今後の話を主にし、来年度フリーになったらYouTubeでぜひコラボしよう、みたいな話までしました。そしてそのことを鈴木先生がツイートしてくださいました。いやあ、うれしいです。また、「本当は出版社で出版をしたい」という話をしたら、「じゃあ来年度学研に紹介して…」みたいなことを言ってくださいました笑。

 

 そして鈴木先生が所用でお帰りになり、その後は、そばにいたtabitetuさん(僕のフォロワーだったみたいです)といろいろお話しして、各予備校・塾の内部事情をお伺いしたり、roudaiさんから昔の代ゼミの授業の雰囲気などを聞いたりしました。とても新鮮なお話でした。

 

 そして16時になり、ブースを片付けて解散、という形になりました。牛乳プリンさんが車を置いている新浦安まで行って、そこでご飯を食べてから車で自分の家に戻る形になりました。今、牛乳プリンさんは僕の布団で寝ています。。。笑

 

 

 長文になってしまいましたが、コミケのまとめは以上です。やはり一度やってみると、ルールやら雰囲気やらが分かりますね。次は夏コミ。今回の本を改訂して第2版をまた出そうと思いますが、今度は事前準備をコツコツしっかりやること、そして細かいミスをしないこと、このあたりを意識していきたいと思います。(そういう失敗やミスがないように、事細かに出来事を記録してきた次第です。)


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 久しぶりのブログになります。前回の記事が、2015年9月21日…。1年以上放置していたんですね。まあ、2016年3月からTwitterで「スイショウの備忘録」という裏アカウントのようなものを作って、日々思っていることはそこで伝えるようになりましたからね。それに、ちょうどその3月頃から、塾講師のアルバイトも始めて忙しくなり、ゆっくりブログを書いている時間がとれなくなりました。

 

 そんなわけで、ブログの存在すらも忘れていたわけですが、今日、突然記事を書きだしたことには理由があります。ここ最近、「今後、こういうことをやりたいなあ」と思ってメモ帳に書き残していたことが何件かあります。具体的には、以下の通りです。(書き残した順に載せています。)

全国一周計画:来年度から、月に1~2回程度で全国を回って授業or講演をしようという、理想に溢れたもの。笑

「英会話」の授業計画:来年度から、ネイティブの方(LiveClassの一生徒で社会人の方)と自分を中心として、週に1回程度で英会話の授業をやろうという計画。

生徒管理の構想:LiveClassの生徒に対する管理を強めるために、具体的にどんなことをしていくか。

センター直前特講の計画:来年(2017年)のセンター試験(1月14・15日)の直前に実施する予定のイベントについての計画。

 

 ここ数週間で、これだけ今後の様々なことについての計画や構想を考えていました。基本的に、こうした構想の類のものは、メモ帳に書いてデスクトップに保存しています。そして、特に「来年度実施の授業の構想」等といったものは、自分が整理するために書いたものなので、自分だけが見ることが出来れば十分です。

 

 が、今回考えた上記の①~④に関しては、どれも自分以外の人たちに共有したいと思っているものです。②や③は、LiveClassの運営等に興味を持たれている方に読んでもらいたいですし、①や④に関しては、そうした方に加えてLiveClassの生徒たちにも共有したいわけです。
 

 どうすれば共有できるだろう、とあれこれ考えました。いつもなら、こうした構想の類のもので共有したいものがあれば、LiveClassトップページのメニューにもある「余談」というページに載せるのですが、あのページもそろそろ載っている文章の量がかなり多くなってきましたし、おまけにレイアウト面が手抜きなので非常に文章が読みにくいのです。

 

 Wordなどに写し、色などをつけて見やすくし、PDF化して……ということも考えましたが、サーバ上に新しいファイルを追加するのも億劫ですし、仮に追加したとしてもそれをどういう手段で(どこにリンクを貼って)公開しようかと考えるのも面倒です。

 

 そういうことを考えているうちに、「あ!ブログがあった!」と、やっと気付いたのです。さらに、「どうして今まで"余談"なんていうページを作ったんだろう?」という考えにまで行きついてしまいました。ただでさえブログに載せる記事数が少ないのですから、余談であれ何であれ、すべてブログに書いてしまえばいいのに……。なぜ自分は、わざわざ「余談」というページを作ってブログと差別化しようとしたのだろう?そう自分に問いかけてみましたが、ぱっとする答えは出てきませんでした。というわけで、ブログをもっと活用していきたいなと思いました。

 

 以上が今日記事を書こうとしたきっかけです。やはりいつも通り、本題に入るまでが長くなってしまいますねえ…。こうやって、本格的に、気合を入れて長文を書こうとすること自体は悪くないものの(「悪いでしょ」という人、ごめんなさい)、そのせいで数行程度の文章を書くためにブログを利用することはなくなってしまうので、結局更新頻度が下がります。うーん。

 

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 ここからが本題です。

 

 ここ最近、長らく国語の読解の授業をYouTube上でやっていなかったので、久々に自分の読解問題の解説が聞きたくなって(そのくらい自分の解説が好きだということがばれてしまいますね笑。まあ、でないと無料授業なんて続けていませんよ)、今年の1月に行ったセンター現古直前特講の動画を見てみました。

 

 そして、「そういえば、もう1カ月後にはセンター試験じゃん。直前特講の計画しないと!」と思い、具体的なことを頭で考え出したのが、今日の朝6時頃です。

 

 では、その具体的な中身について……いや、ちょっと待った。直前特講についてちんぷんかんぷんの人もいますよね。危ない危ない。ついつい、「直前特講がどんなものかなんて、LiveClassの生徒なら分かるよねー。」というつもりで今から書いていこうとしていましたが、そもそも、この記事を読んでいて「直前特講」に関するイメージが全く湧いていない人もいて当然でしょう。ですので、一応、直前特講がどんなものかが分かる2つの動画のリンクを貼っておきます。

 

「直前特講」実施の3日前に公開した、告知の動画

「センター現古直前特講」の授業風景などの動画

 

 こんなイベント、今年が初です。実施3日前に告知し、実際に人が集まり、しかも撮影も成功し…。というわけで、個人的に大満足でした。当日、徹夜して臨んだのも良い思い出です。お陰様で、相当自信を持って授業に臨むことが出来ました。(②の動画を見直したという話を先ほど述べましたが、かれこれ見直すのも10回目ぐらいだと思います。授業者の自分が10回も見直すぐらい、良い授業になったと自分では自負しています。)……余韻に浸るのはここまでにしておきます。笑

 

 さて、こんな直前特講を今年初めてやったわけですが、参加者は2人という少なさでした。まあ、集まっただけ嬉しいですが。来年は、もう少し増やしたいですね。理想は7~8人でしょうか。そのほうがいろんなタイプの生徒が集まって面白いですし(私の受験生観が広がります)、それだけ集まれば、LiveClassがこれだけの生徒に支えられているんだと外に発信・アピールすることも可能です。どうすれば人が集まるでしょうか?そして、今年やったものと変化をつけなければ意味がありませんから、どのようにしてパワーアップさせればいいでしょうか?――主にこの2点が私の頭の中にありました。こうしたことを念頭に置いた上で、メモ帳にガンガン案を書いていきました。その内容を、以下、載せることにします。(適宜、色を付けました。)
 

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センター直前特講(2017年1月実施予定)の構想

 

●直前にやる以上は、①対象は、直前で焦っている現役生・浪人生。もっと言えば、基礎力が危うく、「今からコツコツやっても間に合わない」という人たち。②体系的な知識習得というよりも、得点を最大化するためのテクニックを詰め込むような授業を実施。③たった1日の中で得点UPが図れる科目をやりたいので、基本的には国語を実施。何しろ私の準備が楽だ。まあ、百歩譲って英語や地理。

 

●と、思ったが、上記のスタンスだと、結局2016年1月にやったものと同じ内容になりそう。それだと面白くない。ならば、むしろ「基礎力がある人(あるいは「スイショウの授業を受けきった人)」を対象に、やや難しいセンター系の問題を解かせて、その解説をするというのもアリかも。それでいこうか?笑


●参加対象に該当していない人でも、「スイショウさんに会いたい!」「スイショウさんの生の授業をとにかく受けたい!」というのであれば参加してよい。(まあ、それによって授業内容に全くついていけない等といった事態になってもこっちは責任を負わないが…。)


●開催予定日…2017/1/8(日)  OR  2017/1/9(月・祝)  

 ※場合によっては両日開催かも?(あまりに参加希望者が多かったり、実施希望科目が多かったりした場合など)

 ※私の大学・バイトの予定を考えると、この2日しか実施出来ません。

 

●ビデオカメラの電池のことを考えると、授業自体は1日で3時間が限度。

 ※もちろん、演習中は録画を一時停止。

 

●開催場所は、基本的に都内(今年は、参加者2名の居住地を平均し、渋谷での実施となった)。自分が都内住みであり、好都合のため。ただし、参加希望者の居住地次第で、地方開催の可能性もあり。地方に無料授業をしにいくことは、ある意味私にとっての夢でもある。

 

●授業自体は、ビデオカメラで撮影し、翌日にはYouTubeに投稿する予定。

 →となれば、わざわざ外に出て参加しに行く意味はないのでは、ということになる。そこで、参加者からの満足を得ることを考え、授業後に、①記念撮影、②勉強法相談会を実施。

 ※②は、ファーストフード店やレストラン等を利用して行う。料金はすべてスイショウが負担。

 ※「座談会」のようなものも一瞬頭に浮かんだが、参加するのは試験まで1週間を切った人たちであり、たわいもない話をしている余裕はないはずだ。

 

●授業終了後に参加者に感想を書かせる。→後日、ブログなどに掲載!

 

●参加人数について…今回は5人以上はほしい。まあ、2人いれば実施するが。逆に、定員は15人としたい。

 

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 以上です。また直前特講に関して思いついたことがあればここに追記していくかもしれません。(追記に手間がかかるのが、ブログの難点ですね。メモ帳であれば一瞬ですが。)

 

 何か意見があれば、この記事にどんどんコメントしていただけると嬉しいです。(もちろん、授業の前後にCaveTubeのほうで言ってもらっても結構です。)皆さんからの意見を集めて、とにかく楽しく有意義なイベントにしていきたいと思っています。

 


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 ちょうど昨日、ある受験生から模試の自己採点結果の報告(+相談)が来ました。それを載せたいと思います。



 まず、その方の1か月前の模試の結果から。(8月9日に送られたものです。)
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国語 80/200(現代文57 古典23)
数学1A 29/100
英語 筆記 85/200
英語 リスニング 12/50
地理B 41/100
生物基礎 31/50
地学基礎 28/50
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 上に記した科目が基本的に「センター試験」で必要なものだそうです。そして、二次試験では国語と英語が必須だそうです。(他の科目もあるのかは知りませんが。)

 そして、昨日(9月20日)に届いたメールが以下の通りです。
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昨日今日でマーク模試があって、自己採点した結果なんですですけど
国語 83点 (現代文43.古文12 漢文26)
数学1A 52点
英語 79点 リスニング 20点
地理B 57点
現代社会 40点(第二回答科目なのであんまり力入れないつもりです)
理科 64点(生物基礎 21点
地学基礎 43点)
でした。
国語と英語が全く上がらずに、数学が2.30点からやっと50点まで初めて行きました。
地理Bは動画見て(まだ地誌は勉強してないですが、)演習、復習したら20点近く上がってました。
センターでは全体で7割が合格者平均なのでそれぐらいを狙っていきたいです。
今回の結果を踏まえて今後としてはどのような対策が良いとおもわれますか?
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これに対する僕の回答は、以下の通りです。


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数学、地理は結果が出ていてよかったですね!安心しました。この2つの科目は、勉強の仕方も正しいでしょうし、定着させた分が確実に得点に反映されるようですから、その調子で、この2科目は「攻め」の科目として捉え、あと10~20点上げていきたいところですね。
 さて、問題となるのが国語と英語と理科でしょう。センターで7割を狙おうと思った場合、この3科目の点数を確実に上げないと、合格は厳しいでしょう。(今の点数だと、数学と地理で9割以上とっても合格できないことは、容易に計算出来ると思います。)
 そこで、この3科目でいかに効率良く点数を伸ばすか、という話になってきますが、個人的には、確実に点数が伸びるのは「理科」だと思うので、まずは理科を悔いなく全範囲しっかり理解・暗記してほしいですね。コツコツやるというよりも、時間のあるときに一気にやってしまって、(もしまだ全範囲やってないのであれば)早めに全範囲を一周し、それを何度も繰り返していくとよいでしょう。自分が使っている教材・参考書(あるいは授業のノート等)があるはずですから、それをとにかくやりこみましょう。コツは、1つのものを完璧にすることです。「参考書をやって、単元ごとに問題も解いて…」というふうに2冊以上を同時でやるよりも、「まずはこの参考書を1冊完璧に!!」というふうに、1冊を完璧にするという姿勢のほうがよろしいかと思います。何か1つのものが完璧にすることが出来れば、そこから先、あまり時間をかけなくてもすぐに結果は出せます。ぜひ、「攻め」の科目にしてください。
 そして、国語と英語については、「守り」の科目として捉えたほうがいいでしょうね。一般的な受験生の傾向だと、英語のほうが伸びやすいと思います。英語は、「単語」「熟語」「文法」がすべての基本ですから、まずはこれをあますところなくやって、強靭な基礎力を身に付けてください。それが達成出来れば、読解の演習なんてしなくても、センターであれば一発で120点を超えると思います。11月くらいの模試でそこまで達することが出来るといいですね。センターの過去問を解くなどといったことはしないでいいですから、ひたすら、自分の手持ちの教材で基礎力を固めることが重要です。例えば、「no more than ~」と言われたらすぐ「~だけ」、「informの語法・意味は?」と言われたらすぐ「inform A of B(AにBを知らせる)」、という具合にパッと意味が答えられることを重視してください。「えーっと、なんだっけ…」とやっているようではダメですし、その状態で読解問題等をバンバン解きまくるのは危険です。とにかく、見た瞬間にポイントがすぐに答えられるようにひたすら基本事項の反復を行ってください。(反復のやり方は以前説明した通りです。)
 国語については、漢文はある程度は基礎固めが出来ているような印象を受けますが、古文はまだ基礎が足りない気がします。時間が足りなくなるのは分かりますが、問1で2問当てて、問2を正解し、そして問3~問5の傍線問題で最低1問は当てられるくらいの力は欲しいです。アバウトに読むのではなく、自分が覚えた単語・文法の知識をきちんと当てはめ、正確に内容をとっていけるように訓練してください。漢文については、句法が完璧(例えば「使」という字を見たら「AヲシテBセしム=AにBさせる」と即答できるような状態を作る)になったと言えたら、センターの過去問にチャレンジしてもいいと思います。僕の昨年度の「センター古典」の授業(1回おきに漢文をやっています)がオススメかもしれません。現代文については、量より質でいったほうがいいでしょう。自身が今使っている教材・参考書(あるいは授業)があればそれをやりこみ、1問1問を完璧に理解したら、白紙の問題文を用意して「解説」してみると良いと思います(自分でブツブツ喋りながら)。詰まることなく完璧に解説しきることが出来たら、100%理解出来ている、と思ってもらって結構です。
 さしあたり以上です。勉強の方向性(=これから何をやるべきか)がつかめたら(おそらく僕にアドバイスされなくても既にハッキリしていたとは思いますが)、優先順位とバランスを意識して、やるべきことをやるべき順番でしっかりこなしていってください。1日1日をとにかく大切にして、必ず「点数が上がる」ようなことを1つでも多くやってください。例えば「今日は不定詞・分詞・動名詞を完璧にした。これでtoやingやedを含む文は何でも読めるようになった!」とか、「今日は生物の○○~△△までの範囲を完璧にした。来週までに全範囲終わらせて、早めに2周目に入るぞ。そうすれば11月の模試で早速結果が出そうだ」とか、そういった具合です。次の模試で絶対に結果が出るということを確信しながら学習を進めていくことが大事です。大変かとは思いますが、まだセンター試験まで4カ月(日数だと117日です)もあるのですから、勉強のやり方を間違えずに、やるべき量をしっかりこなすことが出来れば必ず目標の点数まで到達出来るはずです。日々成長する自分を楽しみながら、ガンガン勉強を進めていってください。(「残り100日までにここまでを完璧にする」「残り80日までにここまで完璧にする」というふうにして計画を立てていくと、緊張感も出てきていいと思います。とにかく、試験当日から逆算して学習していくことを心がけてください。
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 科目別のアドバイスはさておき、皆さんに一番伝えたい(役に立つ)のは、最後の赤字の箇所です。やることが山積みで目の前のことを片付けるのに一生懸命になるのは分かりますが、ある程度先の見通しを立てておくという視点もそろそろ大事になってきます。合格点を越えるためには

①それぞれの科目において「最低」何をやらねばならないか(=「ここまでやっておけば悔いはない」というラインはどこか)
②現時点の実力等から考えた際、科目間のバランスはどうするべきか
③「いつまで」に何を終わらせるか

この3つの視点が最低限必要になるでしょう。③については、先ほどの赤字の箇所とほぼ同内容です。

 ちなみに、上記のアドバイスをした後の彼の返事は、
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すごくタメになる話をありがとうございました!!!
しっかり各科目目標点を決めてそこに到達できるように頑張ります!!!
またやる気出ました!がんばります!
―――――――――――――――――

という感じでした。なんだか非常にスッキリしているような印象を受けますね。こういうふうに、勉強の方向性がある程度決まれば、あとはがむしゃらに突っ走るだけです。この「勉強の方向性」を決めるのに時間をかけすぎる人は失敗しやすいです。勉強の方針のことで悩んだら、すぐに頼れる人に相談し、そこで得た内容を参考にしながら、「こういうふうにやっていけば合格ラインを越えられるぞ」という確信をしっかり持った上で勉強に臨んでください。悩んでいる人は、早めに「スッキリ」しましょう。