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iPadやiPhoneをRaspberry Piのモニター代わりに使うのは簡単

pi-monitor-vnc-titleインストールと設定
この記事は約4分で読めます。

Raspberry Pi に何かをさせても、ディスプレイを繋げておくことができる場合だけではありませんよね。かといって、LEDやら音声やら小さなモニターを接続するのも大袈裟だなと思ったら、単にVNCという仮想モニターで充分なんです。(VNC=Virtual Network Computing)

iPhoneやiPad、Androidのアプリも用意されているので、何も特別なことはありません。

ちなみにRaspbianに入っているVNCはRealVNCサーバーです。

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導入は簡単

VNCを実現するのはかなり簡単です。
Raspberry Pi (Raspbian側)でVNCを有効にし、PCや各種スマホ用のアプリ「VNCビューワー」を用意すれば完了です。(家庭内LAN)

Raspberry Pi 側

Raspbianでは最初の状態でVNCは有効になっていません。これを有効にしてあげます。

Raspberry Pi の設定からインターフェイスタブにあるVNCを有効にしOKボタンを押せば、即座にRealVNCサーバーが起動します。

上部のタスクバー右にVNCのアイコンが出ます。そのアイコンをクリックすれば、画面が出てIPアドレスも知ることができます。

再起動なしで、スグにそのまま他のPCなどから接続が可能です。

操作側(PC、スマホ)

スマホやPCにアプリをインストールすればほぼ完了です。簡単ですね。

iPhoneで操作

画面が小さいうえ、タップ操作ですから、使いやすいかどうかは別問題になります。

ただ、iPadなどでは充分な広さです。

いずれにしても文字入力はツライかな??

RealVNCのダウンロード先

接続はRaspbianのIDとパスワード

macOSからの接続

接続方法は各アプリのインターフェイスによって異なりますが、基本は接続したいRaspberry Pi のIPアドレスを入れてあげればOKです。

その際にIDとパスワードを聞かれますが、それはRaspberry Pi でログインするユーザー「pi」とそのパスワードです。

つまり、Raspbianを起動した時に設定するIDとパスワードです。

簡易的なファイル転送も使える

意外と面倒なファイルのやり取り。Raspberry Pi を使っているなら同じように感じた人も多いでしょう。

VNCには機能としてファイル転送も可能です。

これはmacOSの画面ですが上部にマウスカーソルを持っていくと、ビロビロとVNCのメニューが現れます。

ここにファイル転送用のボタンがあり、クリックすると転送するファイルを選ぶダイアログ画面が表示されます。

ファイル転送のダイアログ画面

左側のSend files… ボタンから転送したいファイルを選ぶだけです。左側にあるDownloadsというのは操作している側macOSのフォルダで、任意に変えられます。そこにコピーされるわけです。

反対に操作されているRaspberry Pi からファイルを持ってくるには、少し異なりまして、操作している画面内からRaspbianのタスクバーにあるVNCアイコン右クリックしてメニューから操作します。

すると同じようにファイル転送のダイアログ画面が出ます。あとは先程と同じで転送したいファイルを選んでください。

※ちなみにこの記事にあるキャプチャ画面もVNC越しで撮影したものになります。

とっても簡単なので、初めてRaspberry Pi を扱って、ディスプレイを繋がないで試してみてください。

慣れてくれば、用途によってはSSH接続+コマンドのみで操れるでしょう。

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基本機能は使おう

ラズパイダに訪れてくれているということは、それなりにRaspberry Pi を使っている人が多いと思います。それでも簡単に行える仕組みの方が楽ですし、何よりもコストもかからない。個人ユースではもちろん、小規模零細企業であれば、目的を達成する方が重要です。

特に何かを表示させておきたい場合など、確認する手段として有効だと思います。(操作はキツイかな?)

最初から機能があるなら使わない手はありません。それに充分ですよ。VNCで。

初心者ならば、基本の機能であるVNCビューワも使ってみましょう。というお話でした。

:)