マスク

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新型コロナウイルスが流行りだしてから、至るところでマスクを着けるのが当然になり、場合によりマスクを着けないと非難の目で見られるようになった。

それで、みんなマスクを求めて、ドラッグストアに駆けつけるのだが、需要が供給を遥かに上回って、どこに行ってもマスクはなかなか買えない。

なので、会社が休みの日は、ドラッグストアの開始時間の一時間くらい前に、家内とドラッグストアに行ってみるのが習慣になった。そこにマスクの販売があります、と貼り紙があったら、とりあえず並ぶ。大抵数量限定で、お一人様一点限りだからである。

そうして、なんとかマスクが買えると、なんか勝ち誇ったというか、英雄気分になる。冷静に考えると実に馬鹿馬鹿しいのだが、それでもマスク漁りは止めない。

実は、自宅にはマスクの備蓄はかなりあるので、そんなに焦る必要はないのだが、新型コロナウイルスの終熄地点がまだ見えないので、つい焦って買溜めてしまう。そうしているうちに、ティッシュやトイレットペーパーまで品不足になってしまった。

で、私は二枚のウレタンゴム製のマスクを洗いながら交互に使用しているので、とりあえず、マスクの備蓄を取り崩さないで済んでいる。すなわち、会社から帰ると、とりあえずその日に着用したマスクは洗って干しておく。そうして、前もって洗って乾いているマスクは、通勤鞄に入れておく。

ところが、ある朝、通勤鞄をもって家を出て、駅に着いてマスクを着用しようとしたらなんと、マスクが鞄に入っていない。まえの日に鞄に入れるのを忘れたようである。、通勤先の駅の構内には、大手ドラッグストアが入っていて早朝からオープンしているのだが、この時勢、もちろんマスクは買えない。

そういう心理情態だとつい、ホームや電車の中で、マスクを着用していない人を探してしまう。ところが、マスクを着けていない人は意外にいる。もしかして、電車の中の三分の一がそうだったりする。そもそも、専門家も、マスクより手洗いの方が重要だと言っている。ある種の人は、マスクを着けると呼吸が苦しくなるので、要注意とも言われたりする。

それにしても、先月あたりはマスクを着けていない人はかなり少なかったが、今月に入って、マスクなしの人が増えたような気がする。それは、マスクがなかなか手に入らないので仕方なく着けていない、という面もあるが、感染者の増加率が鈍ってきて、人々が少しずつ安心し始めている、という側面もあると思う。

とはいえ、その日はたまたまマスクを忘れたが、やはり少なくとも電車の中では、マスクを着けるようにしよう。精神的安定のためである。

ただ、電車を降りたあとマスクを着けるのが問題だと思ったのは、特に寒い日は、マスクがあると、吐く息で、眼鏡が曇り、やってくる車が見えにくくて、危なかったことがある。それで、マスクの着用要件を緩和して、電車内に限定しようと思ったりする。

まあともかく、日本の新型コロナウイルスの感染は、峠を越えたと思う。安部首相の方針が適切だった、ということなのだろうか。コロナウイルスの季節性に書いたように、新型コロナウイルスは分からないことが多すぎて、なんともいえないのだった。

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このページは、あやたろうが2020年3月18日 05:16に書いたブログ記事です。

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