選ばれたのは女性ヴァンパイア

 2013年7月18日~21日(現地時間)、アメリカ・サンディエゴにて開催されているエンターテインメントのイベント“Comic‐Con International”(通称“コミコン”)。開催2日日となる2013年7月19日に行われたバンダイナムコゲームスのパネルディスカッション“Namco Bandai Games Presents the Future of Fighting Games”では、『鉄拳』プロジェクトディレクターを務める、バンダイナムコゲームスの原田勝弘氏が登壇した。

バンダイナムコゲームスの原田勝弘氏。
▲『鉄拳』は、来年で20周年を迎える。会場では、20州年記念ロゴが初公開された。

 このパネルでは、『鉄拳』公式フェイスブックで行われていた、『鉄拳レボリューション』の新キャラクターを決める投票企画の結果が発表に。この企画は、過去にボツになった者や、これまで裏設定上は存在していたがファンに公表されていなかった者など、ユニークだがなんらかの理由で実現していなかったキャラクターの中から、ゲーム内に登場してほしいキャラクターに、一般ファンに投票してもらうというもの。

星野正昭氏。

 上位3位に入ったキャラクターについては、コンセプトスケッチが描かれ、このうちひとりがゲームに実装される。誰が選ばれるのだろうか? ……と期待していると、突如、ソウルキャリバーのメインプログラマーを担当している星野正昭氏が登場。こちらでお伝えしているように、『ソウルキャリバーII HD ONLINE』を発表した。

 原田氏は、「皆さん、これからも『ソウルキャリバー』、作ってほしいですよね? ここで星野をプロデューサーに任命しようと思うんですが、どうでしょう?」と会場のファンに問いかけ。ファンたちが大きな拍手で応えると、星野氏に「これ(『ソウルキャリバーII HD ONLINE』)だけじゃないよね? 新作作るよね?」と発破をかけた。

 この後、カプコンの小野義徳氏が乱入するという、もはやコミコンおなじみのサプライズがあったが、気を取り直して『鉄拳レボリューション』の投票企画の結果発表が行われた。

 1位はFemale Vampire、2位はSexy Female Tekken Force、3位はShin Kamiya。この3人の中で、どのキャラクターを実際にゲームに登場させるか、会場内のファンの拍手の大きさで決めることになった。結果は、Female Vampireが圧倒的勝利! 彼女のデザインはこれから詳細が詰められていくので、要望があればツイッターやフェイスブックを通じて送ってほしい、と原田氏は語った。

▲なお、原田氏はこんなコンセプトスケッチも用意していた。このスケッチを見た副社長に、ひどく怒られたらしい。
▲Shin Kamiyaはコンセプトスケッチを描く必要がなかったため、代わりに4位のZombie Brightのスケッチが用意された。原田氏は気に入っていたようだが、残念ながら彼女は選考対象外。