Vol.213 流れといのち The Physics of Life
2019.4.21
原題 The Physics of Life: The Evolution of Everything
著者 Adrian Bejan
富を得たいという衝動は、欲望ではなく、物理学の法則だ。
もっとスムーズに動くために自由に変化し続ける衝動が必要。
だから個人も組織も富を追求する。
…by神田昌典
ありとあらゆる自然現象の共通原理を見出した、
「コンストラクタル理論」を解説した『Design In Nature』(洋書トライアスロンVol.66)の続編。
『Design In Nature』の中では、すべてはよりスムーズに流れていくようデザインされていると説明されていました。
今回の『The Physics of Life』では、そのコンストラクタル理論を生命にあてはめています。
物理学から定義した生命とは何か?
生命・進化の現象とは、すべての動きを円滑にするために
協力し合いながら、エネルギー生成と消滅を行うプロセスであるとの事。
経済も富もコンストラクタル理論からきているといいます。
経済においては、エネルギー、燃料が重要で、一人当たりGDPと一人当たりのエネルギー消費量は比例しています。
その他にも、
・エコトレンドに逆行? なぜ燃料消費が減ることはないと断言できるのか?
・アップルのPCは音がしないのはなぜか?
・一国の経済活動=〇〇×〇〇。これが大きければ大きいほど、より豊かで幸せになり、長生きする。
・ピラミッド型組織と階層型組織。どちらが理にかなっているか?
・ビジネスにおけるコストとは、物理的な流れの記録。つまり、コストとは〇〇だ。
・ビジネスは関門ではない。すなわち、通行料をもらうようなビジネスではなく、目指すべきスタイルがある。
・人間は自然を壊す元凶という見方もあるが、違うという根拠は?
・なぜ人間は利己的でいいのか?
あなたも、「よりスムーズに流れるための、デザインとしてのビジネス」という観点から自分のビジネスをみると、
何が当たるか、当たらないかがわかるようになりますよ。
「実学M.B.A.」のメンバーは、神田昌典による本書の紹介&日本での活用アイデアを、こちらからお聞きいただけます。
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