このたびの閉鎖についてご説明いたします。
発端は下記のツイートを目にしたことでした。
「(当サイトの)存在自体がミスリード(誤った方向に導く意)」という言葉に強いショックを受け、一年間費やしてきた労力と時間が無駄なものに思え、さらにこのようなツイートをするに至るほど不快な気持ちを抱かせるものを作っていた事実に落ち込み、閉鎖を決意しました。
ただ、わずか数日ですが眠れずにあれこれと考える中、このツイートにはとても重大な示唆が含まれていると感じました。具体的には、
私が書いたコンテンツを読んでもらうこと、つまり高校演劇の紹介というポジティブなテーマを隠れ蓑にして、実は自己顕示欲、自己承認欲求が満たされることを最優先にしていなかったか? そのために部員、さらに関係者を一種の"ネタ"として扱っていなかったか?
です。
件のツイートがこのことを示唆していたのであれば、「存在自体がミスリード」という言葉にも納得がいきました。
「公演スケジュールやリンク集などを充実させているように見せても、結局、おまえが自分のために好き勝手書いた(そのいくつかは不要に演劇部員、関係者を下げている、あるいは示すべきではない認識の)コンテンツを読ませる手段の一つで、自己承認欲求と自己顕示欲を満たしたいだけだろ?」
こう問いかけられたら、私はすべてを否定することは恥ずかしながらできません。
下げているものを見に行かせようとする。これも客観的に考えればおかしなことです。
ただ、高校演劇というコンテンツは本当に面白い、一人の観客としてはすべてを肯定することはできないけど、一人の人間としてはすべてを応援したくなる、もっと多種多様な人が見るようになればいいなと思う、だから、高校演劇の世界をより多くの人に知ってほしいという気持ちも本当なのです。
初めて見た地区大会最終日の衝撃、そして感動は今でも忘れられません。あの日は私にとって今も変わらず最高の一日であり、後日、関わった顧問の先生、部員と話ができたときは震えるほどうれしかった。
しかしながら、高校演劇を知ってもらうための入り口はできれば当サイトであってほしい気持ちが勝ちすぎ、高校演劇を見た感動を伝えるより先に「私が思うリアル、面白さ最優先、それで自己顕示欲、自己承認欲求を満たす」につながっていたのは否めません。
このことに気づいたとき、誠に勝手ながら、「自己顕示欲、自己承認欲求を満たす」部分が強すぎたコンテンツを見直し、「高校演劇というコンテンツは本当に面白い、それを知ってほしい」というシンプルな気持ちを伝えるものにして再スタートが切れたらと思ったのです。
以上が恥ずかしながらサイトを再開するに至った理由です。
一時的な閉鎖に伴った私の直情的な言動により、ツイートされた方に多大なご不快、ご迷惑、ご心痛をおかけしたことを心からお詫び申し上げます。ツイッターのアカウントを削除したため、直接、お伝えできずに誠に申し訳ございません。また、声はあげなくても同様に不快な思いをされていた方々に対してもお詫びいたします。
ツイートを通じ、示唆していただいたこと(私の勝手な思い込みかもしれませんが)を肝に銘じ、決して邪悪になることなくコンテンツを作っていくことをお約束いたします。
現状、既存コンテンツの見直しが間に合っていないため、一部、見られない質問と回答がございますが、修正後、順次公開していく予定です。また、現在公開されているものの中に、もしかするとミスリードを誘発する箇所が含まれているかもしれませんが、それらも合わせて修正してまいります。