島根県雲南市のJR 木次 ( きすき ) 駅で、新型コロナウイルスに感染したように装ってせきをし、駅職員に消毒作業をさせたなどとして、同県警は14日、同県出雲市の無職の男(44)を偽計業務妨害容疑で逮捕した。

 発表では、男は13日午後0時30分頃、JR木次駅構内で窓口が昼休みで閉まっていることなどに腹を立て、「自分がコロナウイルスに感染していて不審者だからか」「1メートル以上離れないとうつるから」などと言ってマスクを付けずにせきをし、駅職員に約40分間にわたって消毒作業をさせて業務を妨害した疑い。

 当時、駅に乗客はいなかった。

 通報を受けた県警が、保健所と相談しながら男の症状を確認したが、体調に問題はなく、感染は虚偽と判断した。男は容疑を認めているという。