『やすらぎの刻~道 #238 テレビ朝日開局60周年記念』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド)
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- 公平
- 生松
- 里子
- 開閉音
- 日本
- ゴウ
- タコ
- チャンス
- 気持
- 根来
- 詩子
- 大事
- 大変
- 鉄兵
- 電話
- アナウンサー
- お前
- お宅
- キロ
『やすらぎの刻~道 #238 テレビ朝日開局60周年記念』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?
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やすらぎの刻~道 #238 テレビ朝日開局60周年記念[解][字]
巨匠・倉本聰氏が1年間をかけて描くのは、山梨を舞台に昭和~平成を生き抜いた無名の夫婦の生涯。そして『やすらぎの郷』のその後。2つの世界が織り成す壮大な物語!
◇番組内容
山梨の限界集落を訪れた直後、菊村栄(石坂浩二)の携帯電話に、“マロ”こと真野六郎(ミッキー・カーチス)が危篤状態に陥ったという連絡が入る。栄は急いで『やすらぎの郷』に戻るが…!?
一方、『道』の物語では、しの(風吹ジュン)の様子がおかしい。しのは、公平(橋爪功)が長男・剛(田中哲司)に「実の父親は三平だ」と漏らしたことを怒っていた。ところが、公平自身、剛に話した覚えはなく…!?
◇出演者
風吹ジュン、橋爪功、田中哲司、駿河太郎、菅谷哲也、渡辺早織
◇作
倉本聰
◇音楽
島健
◇演出
唐木希浩
◇主題歌
中島みゆき『慕情』『進化樹』『離郷の歌』『終り初物』『観音橋』(株式会社ヤマハミュージックコミュニケーションズ)
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎(テレビ朝日)
【プロデューサー】中込卓也(テレビ朝日)、服部宣之(テレビ朝日)、山形亮介(角川大映スタジオ)
◇おしらせ
☆番組HP
https://www.tv-asahi.co.jp/yasuraginotoki/
☆Twitter
https://twitter.com/yasuragino_toki
☆Instagram
https://www.instagram.com/yasuraginotoki/
(根来公平)
〈東京から来た竜が 突然
今度の災害は
ビジネスチャンスだと
言い出した〉
〈復興ブームが来ると
いうんじゃ〉
〈里子の一家を心配して
眠れん思いをしとる時に
こいつは 一体 何を考えとる〉
〈わしの腹ん中は
煮えくり返った〉
♬~
ああ わかった。
じゃあ よろしく頼むわ。 ああ。
フフッ…!
兄ちゃん とにかく金貸してくれ。
とりあえず1000万。
(竜)すぐに利子つけて返すから。
目先の早い奴はさ
仙台とか いわきに
どんどん どんどん
人を送り込んでるんだよ。
こういうのは
早いもん勝ちだから。
復興資金の その ほら…
予算がつく前に。
そんな事まで お金儲けの材料に
せんといかんの!?
母さん これはさ
千載一遇のチャンスなんだよ。
俺さ バブルが崩壊してから
何やっても
うまくいかなかったけど…。
そんなにお金が大事なの!?
フフッ… お金は大事だよ。
なんだって全てはお金だろ?
母さん。 母さんに送った
テレビも洗濯機も冷蔵庫も全部
金がないと買えないんだよ!
あんなもんは なんにも
使うとらん! そんなもの!
ハッハッハッハッ…!
使えって言ってるだろ?
使ってみろよ 便利だから。
うちは
父さんだって電気に弱いし!
圭んとこの誰かに
聞きゃあいいじゃないか!
第一 説明書があるだろう。
説明書なんか
読んだって わからんよ!!
フフッ… 古い!
母さん 古すぎるよ。
竜!!
新しけりゃあ いいっちゅうんか。
(竜)んっ?
里子や しのぶの事
みんなが心配しとるのに
金儲けのほうが お前は大事か。
いや そういうわけじゃないけどさ
だけど…。
翔は 今 福島へ行っとるんだぞ。
あいつは馬鹿だよ。
こんな時に行ったって…。
翔は お前の息子だろうが。
そうだよ。
でもさ あいつにはさ
事態っていうのが
全然読めてないんだよな。
兄ちゃん
冷静になって考えてみなよ。
こういうチャンスは
二度とないんだよ。
このチャンスを絶対…。
帰れっ!!
お前 もう この家に顔出すな!
(剛)そんな馬鹿もんは
もう家族じゃない!
ゴウ!
ご… ごめん…。
帰れ!! その面 見たくもない!
竜… ねえ ゴウ 竜はね…。
ゴウ よう言うた!
お前の言うとおりじゃ。
(戸の開閉音)
ただいま。
(詩子)どうしたの?
なんでもない!
♬~
あっ…。
♬~
(戸の開閉音)
♬~
どうした?
ごめん 父ちゃん。
わし 言いすぎた。
いや。 お前の言うた事は正しい。
母ちゃん ごめん。
(戸の開閉音)
♬~
(アナウンサー)
「東亜電力は 本日午前6時頃
発電所内で大きな音が発生し
4号機の…」
翔から連絡ありませんねえ…。
(ため息)
竜は いつから
ああなったのかなあ…。
(ため息)
あんた 大丈夫ですか?
何が?
体。
大丈夫じゃ。
(ため息)
ゆうべの事 覚えてない?
なんじゃ? ゆうべの事って。
ああ… いい いい。
(アナウンサー)「20キロから
30キロの範囲の住民に対する
屋内退避については
放射性物質…」
〈その老人が訪ねて来たのは
その日の夕暮れ時じゃった〉
どちら様?
夕暮れ時に突然すみません。
根来さんのお宅は
こちらでしょうか?
はい。
ああ…! あんたじゃ!
あんたの顔に見覚えがある。
あの…
公平さんはご健在でしょうか?
はい 奥におりますけども。
あの… どちら様?
韓国から来ました
イ・ジョンホと申します。
韓国から来た?
日本の名前は生松和平です。
奥さん
もう お忘れかとは思うけど
大昔
大変お世話になったもんです。
ああ いやあ…
よかった お会いできて。
申し訳ありません 暮れ時に。
早く来にゃあ 早く来にゃあと
忘れた日は なかったんじゃが
こんなに年月が経ってしもうて。
いやいや あの…
うちが お世話したっていうのは
それは どういう…?
命を助けて頂きました。
私どもがですか?
(生松)はい。
はあ。 あの… それは
いつ頃の話でしょうか?
戦争前です。 昭和16年です。
昭和16年…。
お恥ずかしい話ですが
私 タコ部屋に入れられとって
そこを逃げ出して追われてる時
お宅に助けて頂きました。
はあ…。
(電話)
あっ あの…
どうぞ 中にお入りになって。
じゃ ちょっとだけ…。
はいはい。
あんた! 電話に出てくださいよ!
(電話)
はいはい… はいはい。
もしもし? ああ 晴子!
うんうんうん…。
あっ そうなのよ!
里子んところがね うんうん。
あっ 今ね あの…
翔が福島に向かっとる。
うんうん。 ああ そう。
あっ 今ね
ちょっとお客様が見えとるのよ。
だから あとで
こっちから かけ直すね。 うん。
すまんね。 うん。
すみま…。
あーっ!
(手をたたく音)
ハッハッハッハッ…!
あんた!
いやあ 思い出しましたよ!
いや そんな事がありましたね。
寝ぼけた幽霊みたいな話で
ございます。
今頃になって こんな…。
フフッ…!
あんた 覚えちょらん?
(生松)三平さん…?
いや… 公平さん!?
フフッ… 公平です。
ウフフ…。
あんた ほら
開戦のちょっと前に逃げてきた
あの… タコの方!
覚えとらん?
あっ すいません。
あの… ちょっと
ボケが入っちょりまして。
いや… 公平さんだ!
(生松)そうだ! 公平さんだ!
ハハッ…!
これは
あん時の ほんのお礼です。
あっ そんな あんた… えっ?
いやいや 気持ちだけ。
ほんの気持ちだけ!
こんな事で済ましちゃいかん
ちゅう事は
失礼なんは 重々わかっとります。
けど そうせんと
私の気持ちが許さんから。
そうですか?
本当に奥さん…
あ~! しのさんじゃ!
ハハハ… しのです。
(生松)しのさん
これだけは もう… はい。
ああ… そうですか?
それでは あの…
ありがたく ちょうだい致します。
フフフフフッ…。
あの どうぞ…
どうぞ 中にお上がりになって。
じゃあ 失礼致します。
はい はい。
こちらに
どうぞ お掛けください。
フフフフフッ…。
根来さーん!
はーい!
ちょっといいかね?
すみません どうぞ どうぞ。
はいはい! ちょっと待ってね。
すいません。 失礼致します。
あっ ああ…。
(戸の開閉音)
ここらも 随分変わりましたなあ。
ハハッ…。
ちょっと
この場がわかりませんでした。
昔は一面の桑畑じゃったもの。
あの時 3日も何も食わんで…
仲間が捕まって 隠れとる時
しのさんに会うて
ここへ寄せてもろうて。
鉄兵さんのお世話になって…。
人の情けのありがたさを
知りました。
(生松の声)本当に その時まで
日本人なんて…
わしゃあ 信じておらんでしたよ。
それが…
見ず知らずの人に優しくされて。
あれから鉄兵さんに連れられて…
山の人方に紹介されて。
戦争が済むまで
山の奥におりました。
人の優しさが身に染みました。
そういや
鉄兵さんは生きておられますか?
死んだ。
(ため息)
そうでしょうなあ。
三平さんは?
死んだ。
ご兄弟が
まだ他におられましたな。
兄貴は死んだ。
下の妹が まだ生きとる。
そうですか…。
みんな
亡くなられてしまいますなあ。
お時間を取らせて
すいませんでした。
あの方は?
思い出した! タコじゃ!
行かれたんですか?
あ… あ… あん時のタコじゃ!
あんた… だから さっきから
そう言ってるでしょう!
もう せっかく見えたのに
失礼したねえ。
よいしょ。 ああ…。
あっ…!
あんた こりゃ 兄さんじゃ!
鉄兵兄さんじゃ!
おお~…!
昔のまんま…
ほら なんか…
生気にあふれちょる!
おお~!
おお おお! おお…!
ああ… あの人が こんなものを…。
いやあ 鉄兵兄さんの事を
まだ覚えちょったのかねえ。
しの。
はい。
わしら 長生きしとると…
いい事もあるのう。
うん… はい。
(圭)じいちゃん!
どうしたの?
さっき来た人 もう帰ったのか?
ああ たった今 帰ったよ。
(根来 結)おばあちゃん
あの人 大変な人よ!
大変な人って?
うん。
昨日 テレビのニュースで
出てたの。
国際的な彫刻家で
今度 日本で
なんとかいう賞とって
授賞式のために日本に来たの。
昔 日本にいた事あるんだって。
これ 今の人が置いていったのか?
そうよ。
いくらぐらいするもんだろ?
1000万ぐらいは
するんじゃない?
1000万!?
うん。
はあ~…!
♬~
〈翔が やっと帰ってきた〉
♬~
えっ!? 翔!
あんた! 帰ってきた…!
翔…!
(詩子)翔ちゃん…!
お水持ってくるよ!
(詩子の泣き声)
〈助かっててくれ! と
わしは祈った〉
(根来克夫)おばさん!
里子おばさんじゃない!?
(堺 里子)
しのぶがね… しのぶが…!