『やすらぎの刻~道 #239 テレビ朝日開局60周年記念』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド)
- 里子
- 津波
- 富岡
- 主人
- お店
- ピアノ
- 克夫
- 詩子
- 地震
- 避難所
- ソレ
- ホレ
- 以上
- 楽譜
- 郡山
- 災害
- 時間
- 神様
- 日本列島
- 連絡
『やすらぎの刻~道 #239 テレビ朝日開局60周年記念』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?
無料で民放各局の動画視聴ができるTVer(ティーバー)!まずはココから!
民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」
他にも、無料お試し期間のあるVODサービスが増えてますので、以下バナーから各社のラインナップを調べてみるといいかもしれませんね。
(本ページの情報は投稿日時時点のものです。最新の配信状況は Paravi サイトにてご確認ください。)
(詳細はFODプレミアム公式ホームページにてご確認ください。)
やすらぎの刻~道 #239 テレビ朝日開局60周年記念[解][字]
巨匠・倉本聰氏が1年間をかけて描くのは、山梨を舞台に昭和~平成を生き抜いた無名の夫婦の生涯。そして『やすらぎの郷』のその後。2つの世界が織り成す壮大な物語!
◇番組内容
平成23年-。根来公平(橋爪功)は86歳、しの(風吹ジュン)は87歳になり、2人とも時折物忘れはあるものの、穏やかに暮らしていた。ところが3月11日、東日本大震災が発生。しのぶ(清野菜名)に連絡がつかず、被災地に向かうと言い家を飛び出した翔(菅谷哲也)が帰宅するが…。そんな中、公平の夢の中に若き公平(風間俊介)が現れ…!?一方、次男の竜(駿河太郎)が詐欺の容疑で警察に追われているという連絡が入る!
◇出演者
風吹ジュン、橋爪功、清野菜名、菅谷哲也、渡辺早織、秋元才加、戸塚祥太(A.B.C-Z)
◇作
倉本聰
◇音楽
島健
◇演出
藤田明二
◇主題歌
中島みゆき『慕情』『進化樹』『離郷の歌』『終り初物』『観音橋』(株式会社ヤマハミュージックコミュニケーションズ)
◇スタッフ
【チーフプロデューサー】五十嵐文郎(テレビ朝日)
【プロデューサー】中込卓也(テレビ朝日)、服部宣之(テレビ朝日)、山形亮介(角川大映スタジオ)
◇おしらせ
☆番組HP
https://www.tv-asahi.co.jp/yasuraginotoki/
☆Twitter
https://twitter.com/yasuragino_toki
☆Instagram
https://www.instagram.com/yasuraginotoki/
(根来公平)〈昔 助けた
タコ部屋の労働者 生松和平が
今頃になって
お礼を持って現れた〉
〈それは 当時の鉄兵兄さんを
モデルにした
『山梨の男』という木彫りだった〉
〈その晩 連絡の途絶えていた翔が
やっと福島から帰ってきた〉
♬~
(戸の開く音)
(根来マリコ)いってきまーす!
アハハ… いっといで。
おはよう。
(根来詩子)おはよう。
(翔)うん。 ああ…。
眠られた? よいしょ。
うん。
詩子 お茶くれ。
(詩子)あっ はい。
どうじゃった?
うん…。
めちゃくちゃだった。
ああ…。
里子たちに会えたの?
ううん。
とても
そんな状況じゃなかったよ。
裏から裏へ抜けて
3日がかりで
やっと郡山へ入ったんだ。
警察や消防や自衛隊の人で
郡山は もう ごった返してた。
他県ナンバーの車だったから
見つかると
すぐに追い返されるんだ。
着の身着のままで逃げてくる人が
あふれてて…
人を捜すなんて
とても無理だったよ。
避難所も
もう 整理がついてなくてさ
みんな もう… 目が血走って
殺気立ってるんだ。
ガソリンが
もう ギリギリだったから
車捨てて
とにかく避難所を探して
富岡のほうの人を
見つけようとしたんだ。
これが全然見つからなくてさ…。
三春 大玉 駆けずり回って
やっと
富岡から来た人を見つけた。
(翔)そしたら 富岡や大熊や双葉
それから 浪江や葉 広野は
海岸線が津波でやられて
その上 原発が爆発したから
全部 規制線が張られちゃってて
立ち入り禁止に
なっちまってるから
全く様子がつかめないって
いうんだ。
その人に教えられて
もう一人 富岡の人をつかまえた。
そしたら 富岡の駅一帯は
津波で全部持ってかれちゃって
線路も曲がって
鉄道は止まってるし
壊滅状態になってるっていうんだ。
ただね 地震が起きてから
津波が来るまでに
ちょっと時間があったから
みんな 逃げただろうって
その人は言うんだけどさ…。
それ以上の事は
何もわからなかった。
とにかく
誰が 今 どこにいるのか
みんなバラバラに逃げたから
それ以上 捜しようがないんだ。
あんた
その間 どこに寝とったの?
車ん中と… 野宿もした。
ご飯は?
2日間 忘れてた。
3日目だったか
全然食ってない事に気づいて
避難所で
おにぎりを分けてもらったんだ。
ああ…。
お食べ ほら。
詩子さん あの… ご飯。
ご飯よそってあげて。
〈助かっとるだろうと
わしは思った〉
〈助かっててくれ! と
わしは祈った〉
〈人は
そう簡単に死ぬもんでない!〉
(翔)いただきます。
あんた… ごめんなさい。
気持ちが動揺しちゃってて…。
蚕に餌やるのを忘れて
蚕 全部殺しちゃったの。
いいよ… そんな事。
うん いいわよ
そんな事は どうでも。
ごめんなさい…。
♬~
〈それからは もう
テレビを見んようにした〉
〈とても恐ろしくて
見る気がしなかった〉
♬~
〈ただひたすらに神様に祈った〉
〈なんの神様でも仏様でも
よかった〉
〈すがれるものには
なんでも すがった〉
〈ご先祖様にも お願いした〉
〈そうやって
日にちが どんどん過ぎた〉
〈里子からは
まだ なんの連絡もなかった〉
(急ブレーキ音)
(車がバックする音)
おばさん!
(克夫)里子おばさんじゃない!?
克夫です。 圭の息子の。
(克夫)おばあちゃーん!
おばあちゃーん!!
早く 早く! ほら!
里子おばさんが…。
さ… さ…!
(里子)母ちゃん!
里子…!
ああ…! いやあ…!
(しのと里子の泣き声)
あんた! あんたーっ!!
里子が… 里子が生きとった…!
(すすり泣き)
里子~…!
(里子)お父ちゃん…。
(里子のすすり泣き)
里子…! ああ…!
♬~
おばさん!!
しのぶがね… しのぶが…!
(すすり泣き)
翌日がピアノの発表会だったのよ。
お昼まで お店で働いて
3時半すぎの汽車で いわきに
練習に行く事になってたの。
お店は 富岡駅のすぐ前の
趙陽って名前の中華料理屋。
そこのご夫婦に
かわいがられて
しのぶ もう10年以上
そこで働いてたの。
地震が起きたのが2時46分。
それから ちょっとして
津波が襲ってきて…。
でも その間
ちょっと時間があったらしいの。
防災無線が
津波が来るって叫んで
お店のご主人たちと
車で逃げたらしいの。
だけど すぐ しのぶ
お店に
ピアノの楽譜忘れたからって
走って取りに戻っちゃった
らしいの。
(里子)そしたら
急に海が盛り上がって…。
ご主人たち ハラハラして
ちょっと待ってたらしいんだけど
すごい勢いで津波が近づいてきて
しのぶ 自分の車もあったから
それに乗って逃げるだろうって
ご主人たち
危ないから逃げたんだって。
逃げる時に振り向いたら
駅の上に海が…。
(津波の音)
しばらくしたら ご主人と奥さんが
真っ青な顔して飛び込んできて
しのぶは帰ってるかって…。
帰ってなかったの。
どうして 楽譜なんか
取りに行ったんだか…!
すぐに 私 車で飛び出して
富岡のほうに走ったのよ。
だけど 国道から先は水浸し。
車や いろんなものが…
プカプカ浮かんでたわ。
しばらく 車止めて
ぼうぜんと見てたの。
生きてるものは
なんにもなかったわ。
その晩は寝ないで
しのぶを待ったの。
でも あの子…
待っても帰ってこないの…!
堺に電話しても繋がらないし…。
どうして 楽譜なんか
取りに行ったもんか…!
♬~(ピアノ)
♬~
♬~
♬~「石原都知事が云いよった」
ホイ。
♬~「あの災害は天罰じゃ」
ア ソレ。
♬~「わしも本当にそう思う」
ホイナ。
♬~「地震・津波に放射能」
ア ソレ。
♬~「後から後から災害が」
ア キタ。
♬~「日本列島 襲いよる」
ヨイショ。
♬~「だけど
あれから10年たたんのに」
ホッ。
♬~「皆もうケロッと忘れとる」
ア ホレ。
♬~「忘れて浮き浮き浮かれとる」
ハイナ。
♬~「日本列島 どこへ行く」
ホレ。
♬~「わしらを置いて どこへ行く」
アリャ。
♬~「チョボクレ チョンガレ
チャラマカホイ!と来た!」
ハイヤ~。
♬~
拳銃じゃ…!