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富山新聞

今月末の活動終了まで練習を続けるメンバー=寺地1丁目のスタジオ

ジャンピン活動終了 ご当地アイドル「いつかステージで感謝を」

2020/03/17 02:11

 石川県内を中心に活動するご当地アイドルグループ「JUMPIN’(ジャンピン)」が3月末で活動を終了する。発足の契機となった北陸新幹線金沢開業が5年を迎えたことや、メンバーの進学・就職による。21日に開催予定だったライブが新型コロナウイルス感染症で中止となった。メンバーは「応援してくれた人に直接感謝を届けたい」と、未定のライブ開催を願い、練習を続けている。

 

 JUMPIN’は北陸新幹線金沢開業を盛り上げる「石川の元気応援団」として、2013年3月に結成した。当初メンバーは県内の小中学生10人で、メンバーを入れ替えながら、現在は小学6年生をはじめ先日高校を卒業した計9人が所属する。

 

 これまでに県内各地で開かれるイベントや地域のプロモーションビデオに出演してきた。14~16年の北國こども新聞では、旬の話題について話し合う「わいわい広場」、いろんな職業を体験する「お仕事探検隊」の企画でも登場した。

 

 1月に公式サイトで活動終了を発表し、今月21日の200人限定招待ライブが最後のステージになるはずだったが、新型コロナウイルスの影響で中止が決まった。高校を卒業した3人は春からそれぞれの道を進み、石川県内を離れる。荒木汐奈さん(18)は「応援してくれたファンのために、いつかステージで感謝を届けたい」と話し、活動終了ぎりぎりまで歌や踊りの練習を続ける予定だ。

 

 結成当初からのメンバーである宮岸ももかさん(18)は「7年はあっという間だった。最初は緊張したけど、かけがえのない経験をさせてもらった」と振り返り、小川結菜さん(13)は「終わりは悲しいけど、これからは自分のやるべきことを頑張っていきたい」と話した。