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ツイッターに書こうとしたら長文になりすぎてしまった
小説の需要が云々という話題を見たので今から辛辣なことを書きます。
まず、小説の需要はあります。どのジャンルに行っても存在する。
だから、「小説の需要はあるのか?」という質問を投げたら
「あるよ!」という答えになるに決まってる。
ゆえに「小説の需要がないから私の本が売れないんだ」という結論は変なんです。
売れないことが気になるのであれば問題の解体をすべきです。
商業じゃないのでとかではなく、
「自分の悩み解決のために」問題を解きほぐさないといけないと思うのです。
「好きだから出してる」「でも売れてなくて悲しい」は両立する感情です。
趣味だろ正気に戻るなではない。正気で解決すべき問題です。
そもそも、需要があるとはどういう状態のことを言うのでしょうか。
100部売れたら需要があるのか?
10部中9部売れたら需要があるのか?
自分以外好きな人いないじゃろ記念に出しとくかみたいな気持ちで出してみたら
「このジャンル本があったんだ!」で1部だけでも買ってもらえたことは
需要がないということになるのか?
需要がある状態が明確でないから、
自分の期待する値が無限大になっている可能性があります。
まず「需要がある状態」を定義し、ゴールを設定するのはどうでしょうか。
印刷費を回収出来たら「自分の本に需要があった」とかでもいいと思います。
感想を一人でももらえたら需要があるんだ、でもいい。
ゴールを決めたら次は「その状態になっていない今の解決」について。
繰り返しになりますが、これは商業がどうとかではなく
「自分の悩みの解決」のための行動です。
だから自分のためにやるのだと理解していただければ幸いです。
今回は「小説本が売れない」という問題です。
まず問題点の洗い出しをしましょう。
・このジャンルの人は小説を読むのが好きか?
・同人的な活気のあるジャンル(カプ)なのか?
・自分の作品はちゃんと知られているのか?
・作品の面白さを伝えられているのか?
・自分がイベントに出ることは知られているのか?
・そもそも、自分自身が知られているのか?
・作品の内容は流行りに乗れているか?
他にもいろいろありますが、一旦このくらいで。
では上から問題点をさらっていきましょう。
・このジャンルの人は小説を読むのが好きか?
市場調査ですね。そもそも小説本が売れる土壌になっているかの確認です。
イラストや漫画の方が小説より上だ、
好きだと思っている人が多いのは間違いありませんが、
割合や傾向というものはどのジャンルにも存在します。
pixivやPictBlandなどに投稿されているジャンルであれば、
イラストの投稿数と小説の投稿数を比較してみるのがいいのではないでしょうか。
イラスト9:小説1とかだったらまずそれだけでも
「そりゃ売れねえよなーーーーーーー!!!!!!!」
ってなれるのでは?
逆にイラスト4:小説6とかなら小説本が売れる土壌が育っている可能性があります。
・同人的な活気のあるジャンル(カプ)なのか?
pixivやPictBlandなどを見て、盛り上がり方の確認をしてみましょう。
大事なのは「今盛り上がっているのか?」ということです。
最近書いてる人が少ないとか、本を出してる人が少ない場合、
辛辣なようですがそもそも同人的需要が減りつつあるということではないでしょうか。
逆にめっちゃ今盛り上がっててめっちゃあるな!!っていう場合には
そのジャンル内での自分の見せ方が悪い可能性があります。
・自分の作品はちゃんと知られているのか?
・作品の面白さを伝えられているのか?
・自分がイベントに出ることは知られているのか?
・そもそも、自分自身が知られているのか?
この4つは宣伝に関するものですね。
恐らく、同人界隈でかなり苦手意識が強い行為だと思います。
二次創作がそもそもグレーであるため、そういう意識になるのは理解できますが、
知られていないのは存在していないのと同じです。
なので宣伝しましょう。ちゃんと伝えましょう。
人間、予想以上にちゃんと情報を見ていないです。
ちょっとうるさいかな?くらいのペースで言いましょう。
・作品の面白さを伝えられているのか?
漫画やイラストと違い、パッと見で面白さ・良さを伝えるのが難しいのが小説です。
私が見た限りで恐縮ですが、小説のサンプルはがっつり読めたり、
もしくは全文掲載されているものがあったりしますね。
私も過去に出した小説本は全文支部に載せていたもののリメイクでしたが、
在庫がすべてはけた本もありますので、全部載せちゃうのも手かもしれません。
他にもあらすじ書いたやつを印刷してスペースに貼ってみるとか…
パッと見で伝えられない以上、やり方をかなり考える必要があるかと思います。
・作品の内容は流行りに乗れているか?
ジャンル内流行についてです。ジャンル内で流行っているカプかどうか…
もそうですが、どれかといえば流行っているシチュエーションの話です。
ハピエン本は売れるのにメリバ本は売れない!みたいなことです。
私はメリバが好きだが世間はどうもハッピーのが好きらしいな…
ということが分かった場合、
「いや!それでもメリバのが好きだからメリバで!」とか、
「…本ははけてほしいし、ハッピーにしようかなぁ」とか考えることが出来ます。
「小説本が売れない」という悩みに対しては
流行りのモノを書く、というのもアリかなと。
メリバ本だけを出し続ければそれがその人の味になり、
「メリバの人」と認識され、固定のファンがつく可能性があります。
ただ書き続ける・出し続ける必要があるので、
好きだから好きなヤツを書き続ける!の方が売り方としては大変だと思います。
色々書きましたが、上記は別に答えではありません。
こうすれば同人誌が必ずはけるという保証はどこにもありません。
「小説というものに需要はあるけど私に需要がないだけだった」
という事実の確認にしかならないかもしれません。
ですが「同人誌とはそもそも趣味で出すもの」
「買ってもらえるかは期待しないもの」という言い方はなんかこう…こう…
もやもやする!!!!!!!!!!!!!!!
もやもやしたので書きました。というだけです。
感情に寄り添って「つらいよね~~!!」するだけなのはもやもやするのです。
辛いなら問題を解体して解決した方がいい。と思う。
これが誰かの悩みにちゃんと届くかは知りませんが、
この長文が解決の一助になれば幸いです。
--↓追記↓--
ツイートで補足した内容こっちにも転記します。
「売れない」も
「感想がもらえない」も
「布教がうまくいかない」もそうだけど、
悩む側も答える側も
「だよね~!」「狂気でがんばろうな!!」
で終わらせるのは…モヤモヤするね!私が!と言う文です。
売れるように頑張ろうね!ではないことだけは伝えたい。
問題を解体した方が良くないですかってことです。
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非常に刺さりました。その上で経験上、『ェロ需要ないと誰も手に取らない』『ジャンル旬違うだけでこんだけ反応違うならそも俺の作品需要なんて無かったやんけ!』という承認欲求欠乏症の絶望を噛み締めた事も思いつつ。二次創作は交流ツール化もしているので難しいのですが、荒野歩くのも悪くないです
2020-03-10 21:46:29