シンプルに事実だけ載せます。
車はホンダのスパーダ。お客様がウチの前に持って行った某有名鈑金チェーン店で最初に出された見積がこちら。
総額37万円。まあ、損傷から見れば妥当といえなくもない金額です。これ以下は無理と言われたそうです。
この車を、お客さんの要望に合わせて使える中古品を探し、チェーン店が交換と判断した箇所を鈑金でなんとか叩き直して、最終的に出したウチの請求書がこちら。
24万円。
・・・もう一台、いきましょうか。
後ろをぶつけた某外車。
お客様が最初に持ち込んだ、販売元である某有名外車ディーラーで出された見積り金額がこちら。
約23万円。
リアバンパー他あらゆる付属品を問答無用で交換見積りした結果です。外車は部品がベラボーに高い。
この車をウチで、直せるものは修理し、使える部品は再使用して最終的にお客様に提出した請求書がこちら。
85,000円。
ちなみに両車とも、手抜きをしたわけじゃありませんよ?最低限の美観と品質は死守しつつ、徹底的に無駄を省いた努力の結果です。
今度は元請を経由してウチに入庫した車で見てみましょう。
一昨年、某ディーラー様から入庫した車。弊社で鈑金修理。
弊社からディーラーへ提出した見積金額がこちら。↓
約40万円。
うちに直接持ち込まれたなら、この金額で直せたということです。
この車を、
ディーラーが納車後に、お客様へ請求した金額がこちら。↓
約58万円!(注)同じ車です
お客様の立場から見て、これだけの差があります。
理由は察してください。これまでのブログを読んでいれば想像がつくと思います。
この時点で既にディーラーには18万ほどの利益が出てますが、話はここで終わりません。
部品は元請側の供給になるので、部品利益は元請のもの。下請が受け取る工賃は、7掛けなので3割引。
部品代100%と工賃30%のレス↓
ディーラー定価58万円で、ウチに入る利益は18万です。
・・・もし、これがウチに直需で入庫していたなら定価でも40万、部品利益を10%として14000円にプラス、工賃は間引かれることなく22万を全て受け取れるので23万4千円の利益。この差は大きい。
もちろんお客さんにとってもディーラー定価より18万もお得。Win-Winだと思いません?
どちらに出したとしても、修理されて戻ってくるあなたの車は基本的には同じです(うちで直してるんだから)。全額保険でやるならどちらでも良いでしょう。
でももし自腹だったなら、あなたはどちらに持ち込みますか?
餅は餅屋に直接依頼しましょう。あなたのその選択次第でどれだけ消えゆく街の職人さんを救うことになるか、この差はとても大きいのです。
今一度、ハッキリ申し上げておきますよ?
「大手」ってのはボるんです。例外なく。
ボッタクってるからこそ「大手」になってるんです。
(※この記事は、2日後にはアメンバー限定記事にします)