NETDUETTO ラボ

YAMAHA

ABOUT NETDUETTOについて

NETDUETTO(R)とは?

NETDUETTOとは、インターネットなどのネットワーク越しに、できるだけ「音の遅れ」を短くなるように送りあうことで、離れた場所にいる人たちが、リアルタイムに音楽セッションやデュエットを行うことができる技術です。

この技術を使った、Windows/macOS上で動作するフリーのアプリケーションソフトを現在公開しています。
最大で5拠点まで、音質は最高で48kHz 16bit 非圧縮での接続が可能です。
(仕様は今後変更になる可能性があります)

*快適にお使いいただくには、光回線などのブロードバンド環境と、ASIO対応オーディオインターフェースのご使用を推奨します。詳しくはFAQをご覧ください。

*なお、NETDUETTO β はノーサポートのアプリケーションソフトです。ヤマハ株式会社や楽器店等で、本ソフトウェアに関するご質問やお問い合わせにはお答えしかねます。

「音の遅れ」とは?

通常の音楽の合奏をしているとき相手に音が届くまでに「遅れ」があります。
たとえば、大気中での音の速度は約340m/s(一秒間に340m進む速さ)ですので、5mはなれた相手に届くには、15ミリ秒(ミリ秒=1/1000秒)の遅れがあります。現実的には、この程度の遅れであれば、人間は問題なく合奏をすることができます。
この音の遅れが大きくなるほど、合奏は難しくなりますが、ある程度までの遅れであれば、人間は相手の音を「予測して」あわせることができます。

近年、インターネットの進化によりネットワーク上の遅れは非常に小さくなってきています。
NETDUETTO技術と光回線のような高速な回線と組み合わせることで「音の遅れ」をできるだけ小さくし、ネットワーク上でのリアルタイムな合奏を実現することができます。

NETDUETTO(R)の技術的特長


NETDUETTOには以下のような特長があります。

1.ネットワークへの簡便な接続
家庭用のインターネット回線で、ルーターに特別な設定を行わなくても、通信を簡単に行うことができる仕組みを持っています。[*1]
2.バッファ制御による通信安定性の確保
ネットワーク上の通信の揺らぎを吸収し、できるかぎり音楽的に破綻しないような工夫がされています。
3.さまざまな環境への適応性とプラットフォームの非依存性など高い汎用性
「NETDUETTO」のコアとなるソフトウエア部品は、特定のOSなどに依存しておらず、さまざまなプラットフォームへの高い移植性を持ちます。

[*1] 一部環境ではルーターの設定が必要な場合があります。