入国制限で外国人実習生不足に 受け入れ企業も悲鳴
新型コロナウイルスの感染拡大による入国制限で、外国人技能実習生が来日できず、受け入れ企業に影響が出ている。
埼玉県内の内装建築会社では、7人の中国人技能実習生がいて、3月以降に、さらに2人を受け入れる予定だった。
しかし、政府が新型コロナウイルスの感染防止対策で、中国からの入国などを制限したため、来日できなくなった。
現場責任者兼技能実習指導員は、「(仕事の)予定は立っているので、頭数の人数は入れていたので、非常に悩んでいる。(今後については)考え中というか、想像がつかない...」と話した。
会社は、「技能実習生だが、業務に取り組める人数が減り、小規模な仕事しか請け負うことができない」と話している。
技能実習生を送り出している組合代表理事は、「(企業は)先が読めない。技能実習生がいつ入ってくるかわからないということで、仕事の受注ができない」と話している。
2018年に来日した外国人技能実習生は17万人以上で、そのうち中国からがおよそ25%だった。
中国の技能実習生からは、「春節で一時帰国していたので再入国が遅れそう」といった声が上がっている。