朝ドラ「スカーレット」第139話、喜美子と八郎の白血球の型は、武志のそれに一致せず。武志はビリヤード場「ヤングのグ」のアルバイトに復帰。その時に店内に流れていたのは吉川晃司のデビューシングル「モニカ」。発売は昭和59年(1984)2月。
そして、武志のためにドナー適合検査を受けた方々のお名前がこちら。
大野百合子様
川原直子様
大野信作様
熊谷照子様
熊谷敏春様
布袋 満様
掛井武蔵丸様
掛井貴子様
槙場 緑様
所沢侑子様
福山佳織様
黒岩次郎様
近藤 彬様
里元景子様
桜山孝志様
浦川靖子様
藤永悦子様
一宮久美様
畠山千代子様
谷末敏郎様
辻井雅由様
田畑 匡様
天川策治様
橋崎三太郎様
犬養繁二郎様
田上嘉昌様
スカーレット(139話3月16日)セリフ
昭和59年(1984)2月
●川原家・母屋
(回想)
喜美子:死なさへん。絶対 死なさへんからな。
(回想閉じ)
喜美子の白血球の型が武志のものと一致するかどうか 結果が今日分かります。
●滋賀県立病院・待合室
白血球の型が一致すれば 骨髄移植への道が開かれます。
山ノ根:川原さん。
喜美子:はい。
(ノック)
山ノ根:先生。川原さんです。
●滋賀県立病院・第1診察室
喜美子:おはようございます。
大崎:おはようございます。どうぞお掛け下さい。
喜美子:はい。
大崎:残念ですが…検査の結果 武志君と喜美子さんのLHA つまり白血球の型は一致していませんでした。
●滋賀県立病院・待合室
大崎:あ… あ いえ… こんな所で体操してる人 初めて見ました。
喜美子:アハハッ すんません。あっ 何か?
大崎:あ…もしよかったら 患者の会というのがあるんです。
喜美子:患者の会?
大崎:ええ。白血病の患者さんとご家族の会です。川原さんのように お子さんと白血球の型が一致されなかった方がやっておられます。いつでもご紹介しますのでおっしゃって下さい。
喜美子:はい。
大崎:大丈夫ですか?
喜美子:大丈夫です。もう 一致せんかったもんはしゃあない。まだ父親の方は残ってますしね。
●ゲーム場「ヤングのグ」
店長:入院してたんやなぁ。もう どうもないん?
武志:ご心配おかけしました。また働かせてもらえたらと…。
店長:こっちは大歓迎や。
武志:またよろしゅうお願いします。
店長:頼むで。
武志:はい。
●「かわはら工房」
喜美子:アルバイト続けるん?
武志:うん。
喜美子:ふ~ん そうか。あんな 話がある。
武志:えっ 今?
喜美子:まあ 今やのうてもええんやけど。
武志:まあ ええけど。何?
喜美子:今日 病院行ってきた。
武志:あっ 分かった。
喜美子:分かった?
武志:あかんかったんやろ。
喜美子:フッ あかんかった~。
武志:まあ 親でも一致する可能性はないに等しいて言うてたしな。
喜美子:うん。役に立たんかった。堪忍な。
武志:謝ることやないで。もうええ?
喜美子:もうええ。以上。
武志:はい。
喜美子:はい。お母ちゃん あっちで明日の陶芸教室の準備してるで。
武志:ああ 静かにしてや?
喜美子:そっちこそ静かにしてや。
武志:ハハハッ。あ… なあ お母ちゃん。
喜美子:うん?
武志:検査…受けてくれて ありがとう。
♪
子どもたち:ありがとうございました。
喜美子:はい。ほな 豆まきするでえ。
子どもたち:は~い!
喜美子:怖い鬼 来るでえ。用意してやあ。
(はしゃぐ声)
喜美子:鬼やって。
八郎:はっ?
喜美子:鬼やって もう。
八郎:え…。
桜と桃:キャ~!
喜美子:鬼 来たでえ やるでえ!
八郎:あ~あ…。
喜美子:はい 鬼は外~!
桜と桃:鬼は外~!
八郎:うわ~!
桜と桃:キャ~!
八郎:あ 痛… ちょっと…ちょっと待って…。
喜美子:鬼は~外!
八郎:ちょっと…ちょっと待って…。
喜美子:鬼は外!
八郎:痛い痛い痛い! 本気で投げたらあかん…。
喜美子:鬼は外!
八郎:耳入った 耳入った…。
♪
喜美子:参ったな ハチさんもあかんかったか。
八郎:結果聞かされて…診察室出たあと どうやって帰ったかよう覚えてへん。気ぃ付いたら 駅前で…武志とおんなじような年頃の子ぉら おってな…。
喜美子:罰金とることにしよか。
八郎:はい?
喜美子:後ろ向きなこと言うたらな。情けないこと しんどいこと ひどいこと言うたらな 今度から罰金や。
八郎:フッ…。
喜美子:これ。これこれ。これにしよか。
八郎:ハハ…。
●川原家・母屋
照子:うちと信作と… あとな 敏春さんも検査受けるで。
喜美子:ありがとう。検査料金 出させてな。もちろん お礼もさせてもらいます。よろしくお願いします。
八郎:よろしくお願いします。
照子:そんなんするんやったら帰るで?
喜美子:いや 敏春さんにも声かけてもろて ほんまにありがたいねん。2人とほんまに…。
信作:おいおい…。
喜美子:ありがとう。
信作:何してん それ。やめろ そんなん。白血球の型が合うてからにせえ そういうのは。
照子:そや なかなか合わへんのやろ? 娘らにも言うてええよな? 上の子らにも声かけるわ。
信作:役場の連中にも聞いてみよう思てる。
照子:ほかにも力になってくれる人いるで きっと。
喜美子:ありがとう。
●ゲーム場「ヤングのグ」
大輔:病気!?
武志:はあ~ 薬のんでるやん。アパートもな 引き払ったんや。
学:誰が。
武志:いや 俺が。
大輔:ちょっと待てえや。真奈さんとつきあうことになったいう話か思て… ほやから…なっ? 俺ら よかった~言うつもりで…。
学:せや おめでとう言うたろういうて ほら。
武志:え…何 持ってきてんねん そんなん。
大輔:そやのに 何やねん 病気て。
武志:あ… 入院してたやん。
学:退院したやん。
大輔:ただの貧血とちゃうんか。
武志:まあ…ただの貧血とは またちょっと違うな。
大輔:じゃあ 何やねん 病気て。
武志:うん…。白血病や。
大輔:ハハ… いや…冗談言うなや。
学:元気やん。
武志:あと 3年から5年はな。
大輔:3年から5年て 何や…。
武志:治療が続くんや。
大輔:3年から5年 治療続いたら どうなるんや。
武志:どうなるんやろうな。
大輔:分からんのか。
武志:あっ え… ごめんな。オチのない話 してしもたわ。
大輔:治る! そん時はこれや!
学:おめでとう!
武志:もう 分かった 分かったから。ありがとう。なっ もう座りや ほら。ありがとう。
大輔:おめでとう!
武志:おめでとうって…やめろって。もう そんな…パンパンうるさいな。
大輔:武志もやるか?
武志:やらんて。やらんよ。
●川原家・母屋
(戸が開く音)
学:こんにちは。
喜美子:ああ こんにちは。ああ どうしたん。
(戸が閉まる音)
喜美子:上がりぃ。
学:あ…はい。
学と大輔:お邪魔します。
喜美子:うん。
♪
喜美子:検査を受けたい?
大輔:はい。骨髄移植いうのを聞きました。
喜美子:武志から聞いたん?
真奈:病名教えてもろたあと 調べました。ほんで…病院で骨髄移植がどういうものなのか ちゃんと聞きました。
大輔:ドナーになれるかどうか 検査します。
真奈:うちも検査します。
学:俺も。
大輔:今日来たんは ほかの人に言ってええか 聞こうと思て。
学:友達関係は 俺らがまとめます。
大輔:任せて下さい。
学:任せて下さい。
喜美子:ありがとうございます。
●川原家・縁側
喜美子:武志。
武志:うん?
喜美子:見て。
(芳名帳)
大野百合子様
川原直子様
大野信作様
熊谷照子様
熊谷敏春様
布袋 満様
掛井武蔵丸様
掛井貴子様
槙場 緑様
所沢侑子様
福山佳織様
黒岩次郎様
近藤 彬様
多くの人が力を貸してくれました。
武志:ありがたいなぁ。
喜美子:連絡はお母ちゃんがするんでええ?
武志:うん。任せるわ。
喜美子:うん。
●川原家・母屋
(電話の着信音)
喜美子:や…。もしもし川原です。ああ 直子。うん。そうか…うん。いやいやありがとう。ごめんな。布袋さんにもよろしく伝えてな。
●「かわはら工房」
喜美子:(電話で)はい。そうですか。ご協力頂きましてありがとうございます。はい。わざわざご連絡頂きましてありがとうございます。
♪
喜美子:(電話で)何で照子が謝るねん。やめえ。敏春さんにもよろしく伝えてな。うん。ありがとうな。
●川原家・縁側
(芳名帳を見ながら)
武志:あかんなあ。
喜美子:あかんわあ。
武志:全滅やな。
喜美子:全滅や。
(芳名帳)
里元景子様
桜山孝志様
浦川靖子様
藤永悦子様
一宮久美様
畠山千代子様
谷末敏郎様
辻井雅由様
田畑 匡様
天川策治様
橋崎三太郎様
犬養繁二郎様
田上嘉昌様
2人:ありがとうございました。
●川原家・母屋
(電話の着信音)
喜美子:はい 川原です。
ちや子:もしもし? 分かるぅ?
喜美子:ちや子さん?
ちや子:今な おいしいコーヒー飲んでるとこや。気分転換にちょっと出てけぇへん?
喜美子:行きます。
(つづく)
●字幕を追って書いておりますが、100%完全ではありませんので、どうかご容赦下さい。●セリフに関してはその著作権等、一切の権利はNHKさんにあります。
スカーレットのネタバレあらすじを最終回まで!出演者キャスト一覧有り
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