設立の趣旨
人間の健康、それは国際社会の共通の関心事であり、全身全霊をもって臨むべきテーマです。
日本と中国に目を向けますと、日本には高度な医療技術と専門的な医療サービスシステムがあり、その平均寿命と医療基準は世界で最も高く、アジアに並ぶ国はありません。他方、中国の人口は14億人に上ります。経済発展と国の成熟化に伴い、中国国民は自分の健康にますます注意を払うようになり、その健康医療の需要は巨大です。中国政府も国民の健康を国の持続可能な発展力の重要な指標と見なしています。
日中両国は一衣帯水の関係にあり、同じアジア系民族として似た体質を持っていると考えられます。
高品質のハイエンド医療に対する中国の巨大な需要はますます顕著になっており、それに対して、多くの面で日本の医療資源の利点と独自性も容易に理解できます。その意味合いで日本と中国の間の医療交流と協力は相互補完関係にあります。
現在、日本政府は、「医療の国際展開」と称し、日本医療の知見と経験を諸外国に移転する様々な事業を行っています。
我々は、日中に跨る健康・医療事業を手がけて参りましたが、その中で培った経験を活かし、日本政府の推進する事業と歩調を合わせながら、社会貢献事業として、さらに、それを補完あるいは推進するべく、この社団法人を設立いたしました。
中国における豊富なネットワークを活用し、日中間の健康・医療に関する交流をプロモートし、もって、その他のアジア諸国にその成果を伝えていく役割を担っていく所存です。
法人概要
| 法人名 | 一般社団法人日本医療国際化機構 |
|---|---|
| 住所 | 東京都千代田区有楽町1-9-1日比谷サンケイビル10階 |
| 理事会 | 理事長 蒋 暁松(Jiang Xiaosong) 理事 阿曽沼 元博(Asonuma Motohiro) 理事 林 文毅(Hayashi Fumitake,Lin Weiyi) 事務長 早川 泰雄(Hayakawa Yasuo) |
戦略〜博鰲(ボアオ)とともに
博鰲(ボアオ、英:Boao)は海南島東部、南シナ海に面し、万泉河の河口に位置する町です。
かつては、海南島に住む人も、その存在を知らない小さな漁村でしたが、ボアオ・アジア・フォーラム年次総会の恒久的な開催場所に指定されたことで大きな発展を遂げました。
ボアオは、中国国内にありながら、ボアオ・アジア・フォーラムのおかげでアジアの代名詞であり、シンボルとなりました。
そのボアオにおいて、2013年2月、「海南博鰲楽城国際医療旅游先行区」が設立されました。これは、中国の13の関連省庁および委員会によって承認され、国務院によって認可された中国国内唯一の「医療特区」であり、特別かつ優遇された医療政策を有しています。
2019年、ボアオ・アジア・フォーラムは、グローバルな医療と健康に関する取り組みに焦点を当てた新しいプラットフォーム「グローバル・ヘルス・フォーラム」を設立しました。それは健康分野において、産官学各界から代表的な方々が参加するハイエンドの対話と実践的な協力関係が組み合わされることにより、広範な代表性と権威性を備えた包括的なプラットフォームとなることでしょう。
ボアオを起源とする上記「先行区」と「グローバル・ヘルス・フォーラム」に基づいて人間の健康と幸福に貢献することは、もはや私たちの美しい理想であるだけでなく、実装可能なプラットフォームと達成可能性を有しています。
中国の医療健康市場のニーズと日本の高度な医療リソースの融合は、第三国への協力という形で東南アジアに延伸し、まさに博鰲の精神の所在を示す例になることでしょう。
◎ボアオ・アジア・フォーラムとは(http://www.boaoforum.org/zh/index.html)
アジア版ダボス会議とも称され、中国政府の全面的支援を受けて構想された。非営利、非政府の組織である。
2001年2月27日の設立大会には、日本からは、故中曽根元内閣総理大臣が出席、日本を含み、アジアの25カ国とオーストラリアの計26カ国が参加している。
毎年、中国の国家指導者が出席することで世界的にも注目される会議であり、直近では、2018年習近平国家主席、2019年李克強首相が出席した。
ボアオ・アジア・フォーラム主催の最初の国際会議は2002年4月12〜13日に開催され、日本からは小泉純一郎内閣総理大臣が出席して演説を行った。
国際会議の会場は、2001年の発足会議以来、中国・海南省の海浜リゾート地・ボアオに固定されている。会議は毎年行われ、各国首脳や大企業経営者、学者、NGO代表など政府・民間のハイレベルの人材が集い、アジアや世界の経済動向、金融政策、経済統合、経済投資、国際協力、社会問題、環境問題などに関する討議が行われる。また多くの経済人や政治家、社会運動家らが直接話し合い、国家間協力や企業提携などのトップ会談が持たれる。
2010〜2018年の間、福田康夫元内閣総理大臣が理事長を務めた。現在は潘基文前国連事務総長が理事長を務めている。
ポジション
国のバックアップ
日本と中国をはじめとして、各国政府政策に従い、両国間がコラボレーションできるポイントならびにイノベーティブなポイントを見つける努力をし、政府の基本的な承認と支援を得るという前提の下で段階的に進めます。
市場主義
医業経営は非営利性、公益性が原則ですが、医業を取り巻くビジネスは、市場主義に則って行われています。グローバルなコングロマリットに代表される企業は、優良な医療機関、専門家、およびその業界を取りまとめ、さらに、資本市場と結合することを行なっています。
グローバルな舞台
日本と中国のそれぞれの優れた点を相互補完的に利用することを中核として、日本と中国に軸足を置き、アジアに向き合い、欧米を参考にする国際的な医療と健康の大舞台を構築します。
以上の三つの原則を用いて、権威性があり、立体的、かつ、操作性の高いシステムを作り上げていきます
理事長挨拶
準備中
沿革
1992年 蒋暁松理事長がボアオを発見
1996年 ボアオ開発を開始
2001年 ボアオ・アジア・フォーラム創建
2013年 中国国務院が「海南博鰲楽城国際医療旅游先行区」を承認
2015年 日本医療国際化機構の前身となる一般社団法人を設立、ボアオを軸とした日中医療 協力事業を開始
2018年 第一回「日中がん予防・治療シンポジウム」
2019年 第二回「日中がん予防・治療シンポジウム」ならびに「中日健康・医療シンポジウム」
2020年 社団法人名を「日本医療国際化機構」に改称し、日本を軸として、日中医療大健康プロジェク トを開始