国分南に暮らす主婦漫画家が赤星トモのペンネームで月刊誌「アフタヌーン」に連載執筆している作品「思春期シンドローム」が6月23日に講談社から単行本として発売される。2013年4月号から10月号に連載された作品を集録した第1巻が昨秋、発売されており、これにつづく第2巻となる。
作品は女子高校生の十人十色な思春期の風景を30歳を間近にした教師の目線から描くショートオムニバス。赤星さんの高校時代の友人や体験が物語のモデルとなっており、背景画にはビナウォークや市役所など海老名の街並みが書き込まれている。
幼少のころから漫画を描くのが趣味だった赤星さんが本格的に取り組み始めたのは3年前。「挑戦をしなかったら一生後悔する」と、仕事を辞め執筆しては出版社へ持ち込む生活を続け、3つ目の作品「思春期シンドローム」が編集者の目に止まり、連載が始まった。
赤星さんは「高校生の輝きを思い出せる作品になっています。一人でも多くの人に読んでもらえれば嬉しい」と話している。