つっても、非公開のを別につけているわけではない。
Copyright 1999- Jun Makino
2011/03 2011/02 2011/01 2010/12 2010/11 2010/10 2010/09 2010/08 2010/07 2010/06 2010/05 2010/04 2010/03 2010/02 2010/01当面の予定
「地上20メートルの計測はおかしい。計測値の低いところだけで計っている」とか「地面近くの子供の背丈ぐらいのところでなぜ計測しないのか」など俗説がツイッター上で流されている。生半可な知識で専門性を否定する風評は許されない。つっても、理論的には低くなるところで測ってるように見えるし、実測データも そうなわけで。
ただ、ちなみに内部被曝については、これも専門家の皆さん、特にどの程度吸い込んで、それが影響するのかについての専門家の皆さん、ほぼ一致をしているとうかがっているが、平均2%程度ということで、その土は濃縮されるから、表面だけ集めると濃度が高くなる。その土をどこにどう処分するのかという問題がなければ、別の所での今度は影響という、濃度が高くなった土による影響を考えないといけないわけで、そうしたことについてしっかりと考えながらでないと進めることはなかなか難しい。
それぞれの測定値に大きな違いはみられませんでした。と。30-50%は大きくないとの発表でございます。そういう理解なら高い精度の 測定なんかいらないと思う。
4学会が協力して、研究施設の復旧支援や、若手研究者らへの経済的、精神的な支援を全国規模で実施するほか、原発事故による風評被害を軽減するため、ホームページなどで、正確な情報の発信にも取り組むとしている。原発事故による風評被害を軽減すること以外は特になにもしませんと。
政府の科学技術政策を取りまとめる内閣府の大竹暁参事官は、「もし国立天文台のスパコンが止まれば宇宙の観測結果を解析できない。東京工業大学のスパコンは全国の大学と結ばれており、止まれば影響は関東にとどまらない」と心配する。一体誰がこんなことをいわせる原稿書いたの?何度も照会がきたから 運転状況は文部科学省は把握しとるだろうに。
提言③ 国内および国際的な原発災害風評被害を無くすため海外学会とも協 力して正確な情報を発信しますについて まず、(1)、(2)は研究に関することですから、(3)だけが社会一般に対する貢献 なのですが、34学会として社会に貢献するべきことは原発災害風評被害を無く すことだけなのでしょうか?私には到底そうは思えません。
以下、もうちょっと細かいことですが、
一方で,海外マスメディアの報道に必ずしも科学的に正確でない情報が氾 濫し国際的な風評被害を招いています。と、科学的に正確でないのは海外マスメディアだけであると解釈できる文章を 学会の名前で出すのはかなり恥ずかしいことだと思います。また、
我々は国内はもちろん、各国の学会に可能な限り正確な情報を発信し,各 国の学会と協力して,福島原発放射性物質漏出事故の国際的な風評被害を おさめ,科学技術立国としての我が国の貢献を果たすために最大限尽力い たします。というようなことをこれまで情報発信の努力を学会としてやってきたように全 く見えない学会が連名で出すのは識見を疑うといわざるをえません。そもそも、 34学会としてどのように情報の正確さを担保するのかについてなんらかの合意 があるのでしょうか?
屋外作業と免震重要棟内での事務作業による外部被曝は3.95mSvであるのに対して、内部被曝は13.6mSvだった。内部被曝をどうやって測定したんだろう?外部被曝の3倍以上。
京橋 0.082 昭島 0.072 本郷 0.14, 0.094 港南 0.091 金町 0.389 赤堤 0.076 代々木 0.118 喜多見 0.060 八王子 0.068 府中 0.093 千代田区 0.111 町田 0.07 箱崎 0.075 日本橋 0.111 西新宿 0.111 東品川 0.079 千葉市 0.18 (4/15) 我孫子 0.262 柏 0.354, 0.396, 0.361 流山 0.443で、金町が柏並に高いのは確か。もとが 0.04 くらいだったとすると、人工放 射線は新宿、代々木辺りで 0.07、本郷で場所によっては 0.1、金町で 0.35 くらい。本郷と金町の間のどこかで急に下がるわけで、、、新宿はそういうのに比較すれば 低い。
3/29 0.101 3/30 0.096 3/31 0.091 4/1 0.086 4/2 0.084 4/3 0.080 4/4 0.077 4/5 0.076 4/6 0.078 4/7 0.078 4/8 0.082 4/9 0.086 4/10 0.082 4/11 0.081 4/12 0.078 4/13 0.079 4/14 0.081 4/15 0.080 4/16 0.081 4/17 0.077 4/18 0.076 4/19 0.076 4/20 0.073 4/21 0.073 4/22 0.073 4/23 0.073 4/24 0.0771日の平均がこんなにふらつく、と思うよりは、上がった日(4/6,9,14,16?,24) にはなんかきたと思うほうが自然ではないか。まあ、線量は新宿と同程度だ。
エネルギー省では、3月19日以降、新たな大きな放射性物質の放出はなく、放射線のレベルは減少し続けていると評価している。「大きな」放出はないというのはそうだろう。I-131 は減少してるから。
私はSPEEDIがこの原子力災害において果たした役割──果たさなかった役割を見つめることにした。手始めに、似たような結果を示すコードを開発し、自由に配布できるようにしようと企てた。SPEEDIは私が片手間に開発できる程度のソフトウェアであり、つまり、お粗末で信じるに足りないことを示したかった。
With regard to internal radiation doses, the Committee identifies a serious misuse of scientific method in the extension and application of the ICRP external model.ってすごいな。「内部被曝については、委員会はICRP外部被曝モデルの拡張と適 用における科学的方法の深刻な誤用を特定している。」って、要するに ICRP のやり方はデタラメであると。
1957年1月、(中略) 新たに原子力委員長になった宇田耕一大臣は5年後すなわち62年に300万キロワッ トの発電を行うという原発構想を発表した。(中略)絵に描いたモチを現実の ものと見あやまる歴代の原子力委員長のならわしがここにはじまったのである。原子力委員会が原子力安全委員会と原子力委員会の2つに分かれても特にその 辺変化はなかった、ということなんでしょうね。
環境放射能に関しては当センターの建物の屋上(地上18m)に設置されたモニタリングポストで計測を行なっております。とある。
2. 目標現在のところ「放射線量が着実に減少傾向となって」いない。それができるのは3ヶ月先である、と 書いてある。
- 基本的考え方を踏まえ、目標として以下の2 つのステップを設定する。
- ステップ1: 放射線量が着実に減少傾向となっている
- ステップ2: 放射性物質の放出が管理され、放射線量が大幅に抑えられている
(注)ステップ2 以降は「中期的課題」として整理
4月12日付で原子力安全委員会は3月11日から4月5日までの間、大気中への一部の核種の放出総量として、核種を決めたらベクレルで測るのは当然だと思うが?ヨウ素131が1.5×1017ベクレル
セシウム137が1.2×1016ベクレル
相当が出ている、という、測定値を基にする試算結果を発表しました(PDF)。
実はここで「ベクレル」単位で「放射能の量」を示すことには、原理的に無理があるのですが、このあたりのことを、きちんとお話ししておきたいと思うのです。
(途中ずーっと略)
さて、今まで見たように、実はベクレルという単位は安価な比例計数管などで数えることができる「核分裂の回数」であって、そのままでは放射能の量など、実は原理的に測ることができません。
そうであるのに、なぜ原子力安全委員会ともあろうものが、そのようなデータを出すかと言うと、実は大規模災害について、過去のデータと参照する上では、ベクレル単位の曖昧な測定でしか比較ができない、という現実を指摘しておかねばならないと思います。
真っ先に反省をさせていただきたいことは、みなさんにご不安、ご心配をおかけしている事に対するお詫びです。私が、事故後のコメントにおいて、過去のデータや科学的根拠ばかりを強調したあまり、多くの方々が感じている将来への不安や精神的なダメージやに対する配慮を欠くコメントをしてしまったこと、また、不愉快と思われる発言を行ったことについて、重ねて深くお詫び申し上げます。いや、単に事実や過去のデータや科学的根拠の認識ができてなかっただけだと思うが、、、
原子炉建屋全体を、鉄骨の枠に、特殊な合成強化シートを張った仮設の建屋でカバーし、放射性物質の拡散を防止する。要するに大前研一氏が当初から主張していたテント案である。シートの熱伝導 が十分よければ外側の空気への熱伝達と輻射冷却で水蒸気がでていくのを抑えられるのかな?
福島第一原発の事故の「レベル7」への引き上げについて、原子力安全委員会は、先月中旬の時点で引き上げの可能性を予想していたことを明らかにしました。代谷誠治委員:「このデータに近いものを(先月)23日に発表する時には持っていた。レベル7にいく可能性は、かなり高いかなという思いはあった」 原子力安全委員会は、先月23日に周辺住民の被ばく量の試算結果を公表しましたが、この試算を始めた先月16日ごろにはすでに放射性物質の放出量がレベル 7に相当するとの認識を持っていたことを明らかにしました。ただ、当時は計算の精度が粗かったことや事故のレベル評価は原子力安全・保安院の役割であるとの判断から、それ以上関与しなかったということです。
枝野官房長官は、原子力安全委員会が先月の段階で福島第一原発の事故が最悪の「レベル7」になる可能性を認識していたことについて、報告を受けていたことを明らかにしました。 枝野官房長官:「(レベル7の)可能性があるということについて認識していたと。そのことについては、報告を受けてはおりました」 ただ、枝野長官は、根拠となるデータが3カ所の測定値しかなく、「確信を持って正しいと言える状況ではないということだった」として、その時点では、確実な分析をするよう指示したとしています。また、報告を受けた段階ですぐに公表しなかった理由については、「あとになって『間違っていた』という可能性がある段階での推測を、政府の見解として公表することは困難だ」と釈明しました。
東京電力の福島第一原子力発電所で相次いで起きている事故について、経済産業省の原子力安全・保安院は、広い範囲で人の健康や環境に影響を及ぼす大量の放射性物質が放出されているとして、国際的な基準に基づく事故の評価を、最悪の「レベル7」に引き上げることを決めました。「レベル7」は、旧ソビエトで起きたチェルノブイリ原発事故と同じ評価になります。原子力安全・保安院は、12日、原子力安全委員会とともに記者会見し、評価の内容を公表することにしています。まだ少ないといってるのかと思うが、これはつまり現実認識のずれが調整される時定数が 1ヶ月のオーダーということなんだろうな。レベルが引き上げられる背景には、福島第一原発でこれまでに放出された放射性物質の量が、レベル7の基準に至ったためとみられますが、放射性のヨウ素131を、数十から数百京(けい)ベクレル放出したというチェルノブイリ原発事故に比べ、福島第一原発の放出量は少ないとされています。原子力安全・保安院は、12日、原子力安全委員会とともに記者会見し、評価の内容を公表することにしています。
1ヶ月以上: 東電 1ヶ月程度: 保安院 2週間程度: 普通の物理学者自分がどこかは知らん。
文部科学省は12日、福島県で採取した土壌と植物からストロンチウム89と90を検出したと発表した。福島第一原発から放出されたとみられるが、セシウム137に比べ、半減期が29年のストロンチウム90は約1千分の1以下の量だった。Sr-90 が少ないというのは素晴らしく良いニュースである。 但し、
発表によると、土壌のサンプルは浪江町で2点と飯舘村で1点、3月16、17日に採取され、分析された。ということで、この後の放出ではどうだったかはまだ不明。
チェルノブイリ事故では爆発と火災が長引き、放射性物質が広範囲に広がり世界的な汚染につながった。実際の放出量は520万テラベクレルとされている。福島第一原発の事故での放出量はその1割程度だが重大な外部放出と評価した。あれ、チェルノブイリで 520万テラベクレルって、1.5億キュリーだから稀ガ スを含んだ量じゃないか?ヨウ素では 3000万キュリーくらい(80万テラベクレ ル)くらいだったはずだけど、、、
この厳しい事実を謙虚に受け止め、いっそう高いレベルで 教育、研究並びに社会貢献に関する責務を果たすために、 事故の終息とその後の措置に向け、持てる力量を最大限 に発揮することを惜しみません。が、
これまでに放出された放射性物質の量を定量的に評価することは進行中で すが、現在も圧力容器内に相当量の放射性物質が残っています。と。進行中ですか。そうですか。でもって、何故図が安全基盤機構の例のレポートから?
PV (B)Pressure DW P SC P PV Temp (MP abs) nozzle low 4/10 6:00 0.848 0.195 0.165 228 120 4/9 6:00 0.803 0.190 0.155 240 119 4/8 6/00 0.788 0.180 0.150 261 119 4/7 6:00 0.758 0.155 0.155 216 116 4/6 6:00 0.632 0.150 0.150 222 115 4/5 6:00 0.720 0.150 0.150 234 115 4/4 6:00 0.592 0.155 0.155 243 113 4/3 6:00 0.542 0.155 0.160 256 117 4/2 6:00 0.520 0.160 0.160 261 118 4/1 6:00 0.495 0.170 0.170 255 119 3/31 6:00 0.511 0.210 0.210 251 128 3/30 6:00 0.488 0.235 0.235 281 134 3/29 6:00 0.502 0.285 0.285 323 139 3/28 6:00 0.443 0.270 0.270 274 139 3/27 6:00 0.407 0.270 0.270 213 142 3/26 6:00 0.360 0.270 0.270 209 144 3/25 6:00 0.351 0.310 0.305 204 158 3/24 6:00 0.387 0.385 0.370 243 229 3/23 6:00 0.270 0.26 0.24 >400 >400 3/22 7:30 0.167 0.160 0.155 - - 3/21 5:00 0.259 0.16 0.16 - - 3/20 7:00 0.263 0.28? 0.27? - - 3/19 6:30 0.256 - - - - 3/18 6:00 0.142 - - - - 3/17 6:00 0.144 - - - - 3/16 6:00 0.171 - - - - 3/15 6:00 - - - - - 3/14 6:00 - - - - - 3/13 6:00 - - - - - 3/12 6:00 - - - - -水の蒸気圧は
温度(C) 圧力(MP) 100 0.1 150 0.5 200 1.6という程度なので、液体の水が圧力容器の中にあるとすると温度と圧力の関係 が全くあってない。液体の水がないか、あるいは非常に高濃度な食塩水になっ ていて蒸気圧降下があるかだが、飽和食塩水だって大して圧力が下がるわけで はないので後者はありそうにない。
In May1986, following the Chernobyl accident, upland areas of Britain suffered heavy but highly variable deposits of radioactive caesium isotopes, which were raind out by localised thunderstorms. The effects of this radioactive fall-out were immediately dismissed by scientists and political leaders as negligible, but after six weeks, on 20th June 1986, a ban was suddenly placed on the movement and slaughter of sheep from some of these areas, including Cumbria.
1~3号機には緊急停止した時点で、放射性ヨウ素が各130万~230万テラベクレル(テラは1兆倍)、放射性セシウムが13万~22万テラベクレルあったと推定できた。ヨウ素で1億キュリーですね。そんなものであろう。
原子力安全委員会が汚染の拡散予測に使ったヨウ素の大気への推定放出量は、3月12日から24日までに3万~11万テラベクレルだった。INES レベル7はヨウ素131相当で数万テラベクレル以上なので、安全委員会的には 実はレベル7であると認識しているわけだ。
0.3uSv/h 6Ci/km^2 60km*80km=5000km^2 30000Ci 2.5uSv/h 50Ci/km^2 60km*20km=1200km^2 60000Ci 22uSv/h 400Ci/km^2 40km*5km=200km^2 80000Ciこれを全部足したののさらに2-3倍はあると思うと40万Ci。3/11 の時点では10 倍多かったと思うと 400万Ci。放出された中でこのエリアに落ちたのが 1/10 とするとトータルは 4000万Ci。まあ、そんなものだ。
hongo1 2 komaba kashiwa 3/17 9:00 0.08 0.05 - 0.14 3/18 9:00 0.07 0.06 0.06 0.12 3/20 9:00 0.07 0.05 0.07 0.11 3/21 9:00 0.18 0.15 0.08 0.74 3/22 9:00 0.30 0.15 0.09 0.65 3/23 9:00 0.32 0.18 0.10 0.72 3/24 9:00 0.35 0.15 0.09 0.69 3/25 9:00 0.33 0.15 0.10 0.67 3/26 9:00 0.28 0.13 0.09 - 3/27 9:00 0.27 0.11 0.09 - 3/28 9:00 0.25 0.11 0.08 0.58 3/29 9:00 0.23 0.11 0.08 0.57 3/30 9:00 0.22 0.10 0.09 0.55 3/31 9:00 0.20 0.11 0.08 0.49 4/1 9:00 0.20 0.09 0.08 0.49 4/2 9:00 - 0.10 0.08 - 4/3 9:00 - 0.10 0.07 - 4/4 9:00 0.18 0.09 0.08 0.49 4/5 9:00 0.16 0.10 0.07 0.48 4/6 9:00 0.15 0.09 0.07 0.44 平時の値 0.05~0.1 0.1~0.2
東京電力は8日、福島第一原発1~3号機について、3月11日の地震直後の炉内データを公表した。1号機の水位は地震の7時間後、燃料が露出する寸前まで下がっていたことがわかった。あれ、これ、NHK ラジオでリアルタイムで流してなかったっけ?渋滞の中でずーっと ニュース聞いていてものすごく不安になった記憶があるんだけど、、、
2日に採取した1~4号機の取水口付近の海水の放射性物質を調べた。2号機ではヨウ素131で基準値の750万倍の1立方センチあたり30万ベクレルを検出。1、3、4号機は基準値の35万~48万倍ほど。東電では、2号機取水口付近の漏れが、海洋汚染の主原因とみている。1m^3 にすると3E11 Bq なので、もしも高濃度汚染水が 10^13Bq/m^3 程度だっ たとすると採取した水は 30倍程度しか薄められていなかったことになる。 ま、多分もっと高濃度のがでてるんじゃないかなあ。
国は2006年に「原発耐震設計審査指針」を改定し、地震の想定規模を引き上げた。これを受け、国の委託で原発の安全研究に取り組む基盤機構が、09年度から様々な地震被害を想定した研究を始めた。09年度から、ってことはないのでは?PSA の検討とかの資料は 08年度分だし。
いずれも激烈に重要かつ困難をきわめる問題であり、その解決のために最高の英知を結集していると信じたい。科学者ならデータに基づいて物事を客観的に判断しないといけないと思う。 希望的観測では駄目。今頃になって「試行錯誤で行っている」なんていってる人々の 中に英知が結集されているわけはないことはわかる。
細野氏は「国民に不安を与えないためにも目標を設定すること(が大事だ)。原子炉を冷却する仕組みを完全に作って安定させるという目標がある。試行錯誤で行っていることを説明する時期が来た」と述べ、放射性物質の放出が止まる時期の見通しを語った。今までやってたことは×××(一応伏字と解釈して下さい)であったと公式に認めたと。
事故発生直後は炉心溶融(メルトダウン)の危機的な状況を経験したし、原子炉格納容器が破断するのではないかという危機的状況も経験した。しかし、そういう状況は脱した。まあ、メルトダウンして格納容器も壊れたら既に危機的状況ではない、と いうのはそれはそうである。壊れていないにしても壊れたと同等な ものはこの3週間でばらまいたわけだし。
アルミニウムを凝集剤として用い、活性炭(5-15 ppm)を添加した場合、凝集沈殿による131 Iの除去率は、約6-7割除去できる知見が報告されている。活性炭が、というより、アルミニウム系凝集剤でどうなるか、という話なのか。
IAEAは同村で、土壌の表面に付着している放射性ヨウ素131とセシウム137ほか、空気中の放射線量の割合を調査。放射性ヨウ素131が、土壌表面の1平方メートル当たり2000万ベクレルで、IAEAの避難基準の約2倍に相当するとしている。要するに、次元が違う量を測ってるわけ。IAEA の測定値は直接 放射性強度に換算できて、14uSv/h 程度のはず。どっちを測定したのか よくわからない表現だけど。(どっちもかな?) I-131 1e7Bq/m^2 で 避難なら 3/15 以降しばらく福島市はそのレベルだったし、 3/24 以降のデータの振る舞いからすると郡山市もそうだったかも。これに対し、日本は土壌を深さ約5センチまで掘り、採取した土壌1キロ・グラム当たりの放射性物質濃度を調べている。
【セシウム注意!】日本分析センターのデータでもう一つ注目すべきことは,(千葉の)空間線量への短寿命のヨウ素の寄与は減り続け,すでに長寿命のセシウムの寄与が主となっていること.飯舘村などでの積分線量を計算する上で,これは極めて重要.(雨が降るとヨウ素:セシウム比が逆転する!)というわけで、じっくりみた(「眺めた」ではない)結果を書いてみたわけです。日本分析センター発表について:Xe-133(半減期約5日)は,ヨウ素131などと同様,核分裂片.使用済みプールからは出ない.3/16を最後にXe-133は見えていない-大放出は無い. http://plixi.com/p/88696182
(3/15に茨城各地で見られた鋭いピークは,Xe-133が主成分だったのですね.これは希ガスだから地上に降着しない.理解が一気に進みました.)
【日本分析センター】「3/15の空間放射線量率の上昇は、Xe-133によるもの。3/21の降雨後は、地上に付着したCs-134及びI-131の寄与が大きいことがわかります。」http://bit.ly/epTTMT 全く同意.3/15以降,大放出は無い.
【極めて重要な測定 133Xeなど】千葉の日本分析センター http://bit.ly/eRmNPH が4/1に133Xeを含む貴重なデータを公表. http://bit.ly/epTTMT 多くのことが学べます.じっくり眺めてください.