700系引退「東海道新幹線」、車内設備の3大変化

「喫煙車」がなくなり、トイレは洋式に統一

2007年に運行スタートしたのが現在の主力車両「N700系」。車体傾斜システムを搭載しカーブでも速く走れるのが特徴だ。

またマイナーチェンジ版「N700A」も登場。初期車両も“A”仕様に改造され、現在はすべてN700Aタイプのため本稿では以後N700A表記に統一する。

最新のN700Sが登場

そして2020年7月にデビューするN700Sは最新の技術開発成果を取り入れた”フルモデルチェンジ車”。バッテリーを搭載し停電時に安全な場所まで自走もできる。

1997年に登場した「500系」はJR西日本による開発・所有のため今回の6車種に含めていないが、東海道新幹線でも「のぞみ」として活躍した。超ロングノーズの近未来的な外観で一躍人気者となった。

東海道新幹線の車両
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  • 現在の主力N700A(左)と新型のN700S
    (筆者撮影)

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