11日
18時46分
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山口組系組事務所に“使用差し止め”の仮処分 東京地裁
東京・足立区にある山口組系暴力団の事務所に敵対する組員が運転するダンプカーが突っ込んだ事件をめぐり、東京地裁は、足立区が申し立てた「事務所の使用差し止め」の仮処分を認める決定をしました。
今年1月、足立区一ツ家の山口組系暴力団の事務所に砂利を積んだダンプカーが突っ込み、運転していた松葉会系の組員の男が逮捕されました。この事件を受け足立区は「抗争に発展すると事務所近くの小学校に通う児童や保護者ら、区民に危険が生じかねない」として、東京地裁に対し、暴力団による事務所の使用を差し止めるよう仮処分を申し立てていました。
足立区によりますと、東京地裁は11日、区側の主張を認め、事務所に暴力団組員らが立ち入ることを禁じる決定をしました。
自治体が申し立てた暴力団事務所の使用差し止めの仮処分で、裁判所が決定を出したのは全国で2例目だということです