性的な玩具販売が急増、感染阻止の封鎖が原因か

ポルノサイト「ポルノハブ」はイタリア人が無料でプレミアムコンテンツを閲覧できるよう対応。写真はミラノに登場した期間限定店舗=2017年12月/Emanuele Cremaschi/Getty Images

ポルノサイト「ポルノハブ」はイタリア人が無料でプレミアムコンテンツを閲覧できるよう対応。写真はミラノに登場した期間限定店舗=2017年12月/Emanuele Cremaschi/Getty Images

(CNN) 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大でトイレットペーパーなどの生活必需品の買い占め騒ぎも起きている中で、性的な玩具を手がけるドイツ企業「ウーマナイザー」は14日までに、自社製品の販売が急増していると報告した。

同社によると、今年の最初の2カ月間での国際市場での販売は予想を50%上回る水準に到達。特にイタリア、香港、米国、カナダや日本での需要が旺盛だったとした。

広報担当者はCNNに寄せた声明で、多くの人々や企業は今回の感染による悪影響を受けており、同社も同じく試練の時期と受けとめていたと指摘。「それだけに業績の数字は驚き」とし、「長期間、単独でもしくはパートナーと一緒に在宅を強いられることを想定し、人々は出来る限り最良な時間の過ごし方を模索しているのだろう」とも推測した。

感染被害が甚大なイタリアは全土がほぼ封鎖状態となる対策を講じているが、世界で最大級の人気を持つポルノサイトを運営するカナダ系企業は事業展開の好機ともみて、隔離されているイタリア人に無料の会員権を提供してもいる。このサービスは今年4月3日まで。

同社はツイッター上で、イタリア人は在宅を強いられる数週間の間の「良き友」などとして優れたコンテンツに接続可能と紹介。ツイッター上での反応は良好だという。

イタリア内の感染者数は1万5000人を超え、死亡者は1000人以上に達した。

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