挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
ブックマーク登録する場合はログインしてください。
ちょっと女神様! このNPC、ラスボスなんですけど! 作者:ぽち
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
10/10

九話 うしろに立つ少女

「ここは……? つぅ……」


 意識の覚醒を促したのは、薪がバチバチと爆ぜる音だった。


 つんとした土の匂い。

 どうやら地べたに直接寝かされているようで、僕はすぐさま起き上がろうとして、腕の痛みに呻く。


 ……後ろ手に縛られている。


 それも、かなりきつめ。

 身動き出来なくてわからないけど、多分、痣になっているんじゃないだろうか。


 引きちぎれないか身じろぎしてみたけど、生憎と力が入らなかった。


「もう気が付いたのか。まだ十分も経ってねえぞ?」


 寝転がったまま、声の方角へと視線を向ける。

 すると、そこにいたのは、馬車の横で椅子に腰かけているルドルフさんだった。


「……ルドルフさん? どういうことです?」

「わりぃな、嬢ちゃん。さっきも言ったが、俺には金がねえんだよ。だから、一服盛らせてもらった」


 何が、だからなのか。

 釈明を求めれば、悪びれもせずに彼はそう告げる。


「商品がなくなっちまったんだ。なら、新しく調達するしかないだろ?」


 手には一振りの剣が。


 僕の腰にあったはずのものだ。

 どうやら、眠っている隙に奪われたらしい。


「あのオーガの鎧を易々と切り裂く剣。……魔剣か? まあ、どっちにしろ、どれだけ高値を出しても欲しがる奴は必ずいる。少なくとも、いつもみたいになまくらを売りつけるよりはな」


 ……その推測はところどころ間違っているんだけど、僕は口に出してまで訂正はしなかった。


 確かにそれは魔剣だ。

 切れ味は通常の剣の比じゃないだろう。

 具体的にいえば、ダメージの出目に常に+1の修正が加わるぐらいには。


 でも、オーガを倒したのは、あくまでイナンナの能力であって、その剣は関係ない。


 ――『魔力剣』。


 読んで字の如く、自分の武器に魔力を纏わせる、魔導剣士(ルーンナイト)の専用スキルだ。

 消費した魔力に応じて、ダメージとクリティカル率にボーナスが入る。


 特筆すべきはダメージ判定について。

 『魔力剣』を使用している間、こちらが与えるダメージは全て、物理防御と魔法防御、どちらか低い方を用いて計算されるのだ。


 大盾をあっさりと貫いたのもそのおかげ。

 金属系の防具の、魔法への抵抗力が殆どないという弱点を突いたからだった。


 これだけ書くとやけに強そうなスキルだけど……。

 魔導剣士(ルーンナイト)が弱職扱いされているだけあって、実際にはあまり使い勝手はよくない。


 あまりに燃費が悪すぎるのだ。

 製作スタッフが防御の貫通を重く見たのかもしれないけど、たった一度の発動で上級魔法一発分の魔力を要求されてしまう。

 魔法職と物理職の中間である魔導剣士(ルーンナイト)だと精々数回打てればいい方で、結果、ロマン火力の域を出ないのが現状だった。


 そもそも、『ブレード・ファンタジー』はパーティでの戦闘を前提にしているゲームだ。

 一人で全部の敵を倒す必要はなく、魔法に弱い相手には魔法使いを、肉弾戦が苦手なら物理職を宛がった方が余程効率がいい。


 閑話休題。

 とにかく、ルドルフ(・・・・)が剣だけを奪ったとしても、彼の願っているような大金は手に入らないに違いない。


 ――そう、剣だけを。


「安心しろよ、嬢ちゃんをここに捨てて行ったりなんかしねえさ。きちんと、売り払う先も俺が手配してやる。間違いなく引く手数多だろうからな」


 僕を見下ろしながら、ルドルフが言う。


「おっと。暴れても無駄だぜ? 特注の痺れ薬だ。オークだろうがオーガだろうが、一瓶飲んじまえば数日は身動きとれねえ代物さ。……その分、味がひでえらしいんだが、よく全部飲み干したもんだな。いや、マジで」

「…………」


 視線に憐憫を感じて、僕はコホンと咳払いをして話を逸らす。


「……もし、オーガの集団と出くわさなければ、それは護衛の冒険者に?」

「……察しがいいな」


 その受け答えは予想通り。

 でなきゃ、一介の武器商人が眠り薬なんて常備しているはずがない。


「言っとくが、初めてだからな? 旅立つ前日に、裏町で『人手が欲しい』って依頼されてよ。まさか、それでこんな上物が釣れるとは思わなかったがな」


 どうだか。

 こなれた手つきから、似たような軽犯罪には何度か手を出していそうだけど、僕はその点については触れないでおいた。


「でも、この状況で魔物に襲われたらどうするつもりなんですか? 今度こそ死んでもおかしくない。……僕は、このまま死ぬのなんて嫌ですよ?」

「心配には及ばねえさ。言っただろ、普段は護衛を雇っていないって。オーガ共が出てきたのが異常事態。本来ならこの街道は平穏そのものなのさ。ここで一夜を過ごして、朝一で馬を飛ばせば二日。何も起こらねえさ」


 正直、死亡フラグみたいに聞こえるけど、一応は勝算ありきの行動らしい。

 なら、問題(・・)はないか。


「にしても、なんでそんなに余裕がある? この状況は理解しているんだろ?」

「ええ。でも、暴れても無駄だって言われたし」

「……呆れるほど潔いやつだな」


 勿論、嘘。

 僕がここまで落ち着き払っているのは、逃げ出す算段がすでについているからだ。


 先ほどの勘違いが発端なんだけど、ルドルフは僕をただの剣士だと思っているらしい。

 だから、口を封じずに平然とやり取りをしていられる。


 魔導剣士(ルーンナイト)の魔法は弱く、威力も大したことはない。

 だけれど、それは同レベルの魔術師やモンスターと比較して。

 一般人相手ならば制圧するには十二分な威力を有している。


 とはいえ、二日で王都に到着する。

 彼の言を信じれば、行動に移すのはそれからでも遅くはないだろう。


 ――なんて一人考えていると、投げかけられたのは思いもよらない質問だった。


「ところで嬢ちゃん、聞いておきたいんだが、あんた処女か?」

「……は?」


 耳を疑う僕。

 すると、ルドルフは、うつ伏せになって潰れている僕の胸のあたりをじろじろと睨み付け、あたかも親切心からと言わんばかりに続けた。


「売値に直結するんだよ。特にその見た目だとな。待遇も変わるぜ? 素直に言っといた方がいいと思うがな」

「知りませんよ、そんなことは」


 答えは吐き捨てるように。

 もっとも、知らないのは真実だ。

 僕はイナンナという少女の設定は作っておいても、そこまでは考えていない。


 だから、それで食い下がってくれると嬉しかったんだけど。


「おいおい、自分の身体だろうが。……仕方ねえ、確かめさせてもらうか」


 健全な男子高校生である以上、言わんとする内容は理解できた。

 途端、背筋にゾクリとしたものが走る。


 僕が男だからこそなのか。

 それとも、肉体的な感覚に引っ張られているのか。


 どちらにせよ、鳥肌が立って仕方がなかった。


 反射的に、低位の呪文である【火炎球(ファイアボール)】を唱えかけて――


 躊躇する。


 相手の身を案じてじゃない。

 自分に危機が迫っているからか、僕は人間相手でも攻撃魔法を放つことに関して、驚くほど躊躇いを感じなかった。


 全ては打算から。


 口ぶりからして、身体に暴力は加えないはずだ。

 ただ、どうしようもなく気持ち悪いだけ。


 この場を耐え凌げば、二日で友人たちに会えるかもしれない。

 道に迷う心配もないだろう。

 目的を達成する場合、最も効率がいいのはここで我慢することで。


 それを、思えば。


 生理的嫌悪を抑えるため、唇を噛みしめ、ぎゅっと目を瞑る。


 ――でも、どれだけ待っても僕の身体にルドルフの手が触れることはなかった。


「げふっ……」


 代わりに、僕の顔に飛沫が飛んだ。

 まだ熱を持った、赤とも黒ともつかない色のそれ。


 ほんの一時間前、僕が飽きるほど見た液体だ。

 それが、ルドルフの左胸――そして口から漏れ出ていた。


 彼は信じられないものを見る目つきだった。

 でも、それは僕も同じ。


 力が抜け、崩れ落ちる。

 声にならないか細い息の音。

 それが止むまでさほど時間はかからず、ルドルフは二度と動かなくなった。


 月のない夜。

 静寂の中、足音一つ立てずに現れたのは、漆黒のメイド服の少女だった。

 そのシルエットには、ぴんと犬の耳が生えていて。

 右手には、鮮血の滴るナイフが握られている。


「巫女様、ようやく追いつきましたよ? 探すの、大変だったんですから」


 シアはそれだけ言うと、僕に向けてにこりと微笑んだ。

  • ブックマークに追加
ブックマーク登録する場合はログインしてください。
ポイントを入れて作者を応援しましょう!
評価をするにはログインしてください。

感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

幻想世界のアリステイル

現実世界で燃え尽き症候群気味な俺は、引きこもり大学生活でネトゲにはまった。 ある日、ふとネカマをしてみたくなって適当なネトゲを探してキャラクターメイキングをして//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全163部分)
  • 159 user
  • 最終掲載日:2020/02/14 00:43
悪役令嬢、庶民に堕ちる

殺された俺の次の人生は世間から嫌われた資産家のお嬢様!? しかも死んでから数年後の未来とかどうなっているんだ。それに女性の生活なんて知らない。俺は男だったんだぞ//

  • ヒューマンドラマ〔文芸〕
  • 連載(全161部分)
  • 156 user
  • 最終掲載日:2020/03/04 13:00
ゲームキャラで異世界転生して、大草原ではじめるスローライフ

VRMMO全盛期にレトロ系MMORPGをプレイしていた主人公は、いつの間にか異世界に放り出された。しかも大平原のど真ん中、目の前には迷宮があるだけ。そこで保護し//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全272部分)
  • 182 user
  • 最終掲載日:2019/02/14 12:00
Only Sense Online

 センスと呼ばれる技能を成長させ、派生させ、ただ唯一のプレイをしろ。  夏休みに半強制的に始める初めてのVRMMOを体験する峻は、自分だけの冒険を始める。 【シ//

  • VRゲーム〔SF〕
  • 連載(全359部分)
  • 164 user
  • 最終掲載日:2019/04/19 18:00
ネタキャラ転生とかあんまりだ!

バイトをし、食費を削り、青春を犠牲にして課金を繰り返す。そんなゲームだけを武器に孤独と退屈に抗う、それが相川徹の人生だった。そんな徹はバイト帰りに暴走するバスか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全163部分)
  • 156 user
  • 最終掲載日:2020/02/22 00:00
おんらいん こみゅにけーしょん

不良に虐待されていた子猫を助けようとした彼は、逃げる途中で階段から突き落とされて瀕死の重傷を負ってしまう。 激痛の中、死を覚悟して意識を手放した彼が目を覚ました//

  • VRゲーム〔SF〕
  • 連載(全45部分)
  • 196 user
  • 最終掲載日:2016/08/05 14:22
攻略なんぞされてたまるか!

恋愛ゲームの世界になぜか転生したらしい。 恋愛ゲームって言うくらいだから、可愛い女の子攻略してキャッキャウフフすれば良いと思ってたら女に産まれました。 どう考え//

  • ノンジャンル〔ノンジャンル〕
  • 連載(全37部分)
  • 153 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
野生のラスボスが現れた!

時はミズガルズ暦2800年。かつて覇を唱え、世界を征服する寸前まで至った覇王がいた。 名をルファス・マファール。黒翼の覇王と恐れられる女傑である。 彼女はあまり//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全201部分)
  • 248 user
  • 最終掲載日:2019/04/15 20:00
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全555部分)
  • 203 user
  • 最終掲載日:2018/11/25 01:03
賢者の弟子を名乗る賢者

仮想空間に構築された世界の一つ。鑑(かがみ)は、その世界で九賢者という術士の最高位に座していた。 ある日、徹夜の疲れから仮想空間の中で眠ってしまう。そして目を覚//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全356部分)
  • 230 user
  • 最終掲載日:2020/03/09 12:00
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部分)
  • 197 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
TS転生してまさかのサブヒロインに。

────引きニートが死んだ時、物語は始まる。ハーレムを作りたい童貞は、異世界でどう生き抜くのか。 特に重いテーマとかは無いです。ドタバタギャグがメインの、軽い//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 完結済(全60部分)
  • 168 user
  • 最終掲載日:2019/01/08 21:00
美少女になったけど、ネトゲ廃人やってます。

 愛の告白に大失敗した高校生、訊太郎。  彼の災難は続き、ニュースで話題の性転化病を発症してしまう。性別が逆転し、銀髪美少女に変貌した彼は、ショックのあまりVR//

  • VRゲーム〔SF〕
  • 連載(全298部分)
  • 200 user
  • 最終掲載日:2020/02/29 17:34
吸血姫は薔薇色の夢をみる

事故で死亡したはずのボクは『エターナル・ホライゾン・オンライン』の自キャラ吸血姫として目覚めた。ゲーム内の資産や領地、部下のモンスターごとゲームと似て非なる異世//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全161部分)
  • 172 user
  • 最終掲載日:2019/10/06 14:05
公爵令嬢の嗜み

公爵令嬢に転生したものの、記憶を取り戻した時には既にエンディングを迎えてしまっていた…。私は婚約を破棄され、設定通りであれば教会に幽閉コース。私の明るい未来はど//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全265部分)
  • 162 user
  • 最終掲載日:2017/09/03 21:29
転生吸血鬼さんはお昼寝がしたい

丁寧系無気力少年が異世界で転生したのは、吸血鬼の美少女だった。 剣も魔法もある異世界に、チート能力盛りだくさんで転生した主人公が求めるもの、それは――! 「三//

  • コメディー〔文芸〕
  • 完結済(全283部分)
  • 211 user
  • 最終掲載日:2019/05/08 19:00
TSエルフ娘はなるべくやりすぎない。

ごくごく平凡な男子高校生の南彼方(ミナミカナタ)は、帰宅途中に突然眩しい光に襲われ、意識を失ってしまう。 目が覚めると、見慣れぬ景色。そして、自身の体がエルフの//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 完結済(全108部分)
  • 154 user
  • 最終掲載日:2017/09/23 19:05
英雄の娘として生まれ変わった英雄は再び英雄を目指す

英雄と呼ばれた六人のうちの一人レイドは、単独で魔神と戦う羽目に陥り、相打ちとなって果てた。 怪しい神の導きの後、再び彼が目覚めた時、彼は赤ん坊として生まれ変わっ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全623部分)
  • 158 user
  • 最終掲載日:2020/03/10 19:00
剣聖の弟子

記憶を保ったまま転生した異世界で、性別が男から女へと変わっていた。 更に転生先の両親が魔物に襲われて亡くなる不幸の中、初老の男性に助けられ、育てられる。 その男//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全150部分)
  • 159 user
  • 最終掲載日:2017/01/03 00:49
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全459部分)
  • 208 user
  • 最終掲載日:2020/03/13 00:00
無欲の聖女は金にときめく

【「無欲の聖女」の題でヒーロー文庫さまより1~4巻発売】お金が何より大好きな守銭奴少年・レオは、ひょんなことから、訳ありの美少女・レーナと体が入れ替わってしまう//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全150部分)
  • 182 user
  • 最終掲載日:2017/12/23 20:00
夜伽の国の月光姫

とある小国にアルエという美しい王女がいました。けれど、この国には隠されたもう一人の美姫、第二王女のセレネという少女も居たのです。セレネは、その異質さにより忌み子//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全102部分)
  • 222 user
  • 最終掲載日:2020/01/29 23:40
邪神アベレージ

立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花、そして目を合わせれば恐怖の大王。 絶世の美少女の素質を持ちながらも、その目付きと気配から周囲に恐怖される少女が異世界に強制//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全82部分)
  • 154 user
  • 最終掲載日:2016/10/22 19:00
リビティウム皇国のブタクサ姫

リビティウム皇国のオーランシュ辺境伯にはシルティアーナ姫という、それはそれは……醜く性格の悪いお姫様がいました。 『リビティウム皇国のブタクサ姫』と嘲笑される彼//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全246部分)
  • 190 user
  • 最終掲載日:2020/03/13 12:00
謙虚、堅実をモットーに生きております!

小学校お受験を控えたある日の事。私はここが前世に愛読していた少女マンガ『君は僕のdolce』の世界で、私はその中の登場人物になっている事に気が付いた。 私に割り//

  • 現実世界〔恋愛〕
  • 連載(全299部分)
  • 169 user
  • 最終掲載日:2017/10/20 18:39
World's End Online

かつて女キャラを使っていただけでネカマと糾弾され迫害を受けた少年は全世界の直結厨どもに復讐すべく、世界初のVRMMORPG『World's End Online//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全83部分)
  • 148 user
  • 最終掲載日:2016/08/06 00:28
ご主人さまとエルフさん

トラックに跳ねられ、テンプレ通りに神様からチートをもらって異世界へ転移することになった如月秋夜という青年が居た。 これは異世界で自分の夢であった異種族ハーレムを//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全73部分)
  • 157 user
  • 最終掲載日:2020/03/07 22:00
ギルドのチートな受付嬢

神様に同姓同名の誰かと間違われ、若くして天寿を全うさせられてしまった主人公。お詫びにとチートし放題の転生を持ちかけられ、嬉々として承諾する主人公だったが、その条//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全53部分)
  • 161 user
  • 最終掲載日:2015/12/22 00:00
サキュバスに転生したのでミルクをしぼります

男をめくるめく快楽へと導く夢の恋人、それがサキュバス。 不慮の事故により、17歳の若さで命を落とした少年、蓬莱利一(ほうらいりいち)は、転生支援課の勘違いでサキ//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全191部分)
  • 176 user
  • 最終掲載日:2019/07/05 21:34
TS少女の異世界人生録

帝都にある冒険者学校に通う『魔導書使い』、リリィ・オールランドにはとある秘密があった。 それは前世が時久誠という日本人の男子大学生で、その記憶を生まれた時から保//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全33部分)
  • 153 user
  • 最終掲載日:2016/09/12 00:34
異世界から戻った俺は銀髪巫女になっていた

普通の男子高校生如月幾人は、異世界に召喚されて魔王を倒す旅に出る。 一年程の旅の末、ついに魔王を打ち倒した幾人だったが、魔王の最期の攻撃で相打ちとなり致命傷を負//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全126部分)
  • 166 user
  • 最終掲載日:2019/04/16 11:36