尾崎希海、木下広大、大野正智
香川県議会が成立をめざすネット・ゲーム依存症対策条例を対象に実施されたパブリックコメント(意見公募)で、県内の市議が、賛否を選ぶ欄を入れた自作の紙を知人らに配り、集めた約50枚をまとめて県議会に提出していた。パブコメは賛否を問うものではないが、市議は「条例の理念に共感した」と話している。
パブコメは1月下旬から約2週間、県議らの検討委員会(委員長=大山一郎議長)が決めた条例の素案への意見を募った。
市議によると、「賛成・反対の有無」「ご意見及びその理由」などと書いた紙を作り、知人や後援会のメンバーらに配布。約50枚が集まり、まとめて県議会事務局に送った。
市議は紙を配った理由を、「大山先生が取り組んでいるので、協力できたらと思った」などと説明。記入は強いていないという。
この行為について、個人として意見を出した別の市議は「議員がやるべきではない」と話した。
1月の条例素案は、子どものゲーム利用を1日60分などに制限したもので、公表時には事務局に賛成3件、反対79件のメールが寄せられた。だが、事務局が12日に発表したパブコメの結果は賛成2269件、反対401件だった。
大山委員長は12日の記者会見…
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