ついに証明された、新型コロナは空気感染する
JBpress2020年03月14日07時00分
空気感染は起きないというのが政府の見解である以上、多くの国民は「空気感染はない」と判断してきたと思われる。
ただ同時に「空気感染もありうる」との思いを、多くの方は心の片隅に抱いてきたかと思う。そのためのマスク着用だったはずだ。
今回の論文によって今後、コロナウイルスへの対策が少し変わる可能性がある。
論文の概要(要旨)の重要部分を翻訳したい。
「生きたコロナウイルスはエアロゾル化後、3時間まで生存することを突きとめた。銅(製物質)の表面では4時間、段ボール上では24時間、プラスチックやステンレス・スチールの上では2、3日の間、同ウイルスは生存していた」
「(中略)我々の研究結果によって、コロナウイルスはエアロゾルと媒介物によって感染しうるということが判明した」
研究論文らしい言葉と表現なので分かりづらいが、主旨は「空気感染はありうる」ということである。
同時に、様々な物質の表面でコロナウイルスは生き続けることも明らかになった。
論文中にエアロゾルという言葉が出てくる。感染の話をする時などに広義として「空気感染」と解釈されるが、正確には気体に浮遊する液体や固体の粒子を指す。