【文系でも】理系エンジニアとして未経験でも就職・転職するコツ
工学部出身などの理系出身者とくらべると、経済学部出身など文系でモノづくりに携わることはどうしても難しいように思ってしまいます。
しかし、自分にとってやりたい仕事を初めから諦めてしまわず、まずはわかりやすい志望動機をまとめて企業へのアピールをすることを始めましょう。
自分の熱意と情熱が伝われば、モノづくりに関する仕事に就くことも難しくはありません。
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文系がモノづくりの仕事に就職・転職は難しいか?
モノづくりに携わっている人と言えば、やはり理系出身のイメージが強いですよね。
では文系がモノづくりの仕事に就くことは、理系と比べるとやはり不利なのでしょうか。
理系は技術で、文系は事務や営業で、といったように働く分野が決められていたのは昔のことです。
就職のために大切なのは、モノづくりへの強い関心と情熱を持っていることです。
自分にはモノづくりに関する適正があるということを、面接の際に企業にきちんとアピールできれば、やがて就職への道は開けます。
文系未経験エンジニアがIT企業で働くには?
新卒で文系未経験でもモノづくりに関わりたいと考えている人におすすめな職業はIT企業やIT業界で活躍できる「エンジニア・プログラマー」などのIT技術者です。
「エンジニア・プログラマー」と聞くとどうしても理系のイメージを持ってしまいがちですが、この技術職に必要な能力は「英語」と「学ぶ姿勢」。
開発を進める際、海外のドキュメントや技術書を読む機会が多いこの仕事には、英語のスキルが必要不可欠です。
加えて、自分で学習し、技術を身に付ける意欲があれば、文系未経験でも十分モノづくりに関わる仕事に就くことが期待できます。
志望動機を考える際に抑えておきたいポイント
文系の人が就職活動で志望動機を考える際は、以下のような項目を書き出してまとめると、会社や企業に伝わりやすく明確になります。
- なぜエンジニアになりたいと思ったのか
ゲームが好きだからなど、自分だけの理由を探して個性を出しましょう。
- 面接を受ける企業を選んだ理由
企業の技術力が高い、企業の商品が好きだからなど、多くの企業の中からなぜそこを選んだのか、自分にとっての魅力を説明できるようにしましょう。
- 自分がその企業に貢献できる能力
独学でプログラミングを勉強しアプリを作った経験があるなど、その企業に入社したら具体的にどう貢献できるか明確にしておきましょう。
これらをまとめた上で、志望動機を作ると相手に気持ちが伝わりやすくなります。
技術も当然だが協調性も求められている
新しいものを生み出すということは、自分一人の力だけではどうしても限界があります。
何か問題が起きた時に、周りに相談ができるか、困っている仲間を助けようとする気持ちがあるかという人間性やコミュニケーション能力も重要視されています。
そのため企業にとっては、モノづくりに技術面はもちろん大切ですが、他の社員と協力して仕事を進められるかどうかも、面接の際に見極めようとしているのです。
学生時代のサークル活動やボランティア経験などをアピールし、自分はこういう人間だという説明をいつでもできるようにしておいた方が、面接官により好印象を与えます。
そのため、積極的にイベントに参加してアピールできる経験を積んでおきましょう。
文系未経験エンジニアが転職する戦略とは
ここまで、文系未経験エンジニアの就職について見てきました。
ここから、文系未経験エンジニアの転職活動について、戦略も踏まえて見ていきましょう。
現在、インターネットが普及し、ますますIT業界の需要は高まるとされています。
そこで、問題視されているのが深刻なエンジニア不足です。
急速に進むIT化に、エンジニア・プログラマーの育成が追い付いていません。
日本でもその状況は著しく現れており、プログラミングの義務教育化がなされたほどです。
つまり、企業はエンジニア・プログラマーを必要としている状況にあります。
IT業界経験者はもちろん、未経験でも意欲と行動力があれば、十分にエンジニアとして働くことができます。
そこで大切になることが「2つ戦略」です。順を追って確認しましょう。
「作ったもの」を提出し、プレゼンしよう
募集に沿ってエンジニアとして転職する際、企業側に自分で作ったアプリケーションやシステムなどの成果物を提出を求められる可能性があります。
この時点で、拒絶反応を起こしてしまう人もいるかもしれませんが、誤解しないでください。何も高度で難解なアプリやシステムを提出しなければ、いけないわけではありません。
ごく簡単なアプリでも有用なものはあります。大切なことは、「なぜ、それを作り」、「どのように工夫したか」を伝えることです。
自分で考え、設計できることが企業へのアピールになります。
問題解決能力をアピールする
企業は、問題解決能力の高い人材を求めています。
すなわち、問題に直面した時に自分ひとり、もしくは仲間とその問題を解決できる人を採用するのです。
多くの企業は深刻なエンジニア不足に陥っています。
即戦力が見つかればそれに越したことはありませんが、それがむずかしいことであると理解しています。
つまり、将来的な戦力になれることをアピールできれば、文系未経験エンジニアでも勝ち目のある転職を期待できるのです。
文系学生の場合は独学よりは断然インターン
文系未経験でも、エンジニアなどのモノづくりに関わる仕事に就けることがわかりました。
それでも、大学生のうちに少しでもプログラミングの知識を身に付けておけは、就職に有利になるのは間違いありません。
では、どのような方法でプログラミング学習をするのが良いのでしょうか。
おすすめはベンチャー企業などが行うエンジニアのインターンシップに参加することです。
インターンシップがおすすめな理由は3つあります。
学べて、お金も稼げる
インターンシップでは、勉強しながらもお金を稼ぐことができます。
機械学習などプログラミングを学ぶ方法はいくつかありますが、そのほとんどはお金を払って学ぶことになります。
インターンシップでは、実践経験の高いエンジニアから活きたプログラミングを学ぶことができるのです。
アウトプットできる
どんなに学んでもそれは、実際に使いこなせなければプログラミングを修得できたことにはなりません。
インターンシップでは、プロジェクトの手伝いや業務に参加するため、学んで得た知識や技術をアウトプットすることができます。
自分の学んだことがどのように生かされているかを目の当たりにできるため、身を持ってプログラミングを感じることができるのです。
必要なスキルを体験できる
IT業界の技術革新のスピードは、ほかの業界の比になりません。
独学で勉強していても、そのプログラミングが今は使われていない技術になってしまっている可能性は大いにあるのです。
せっかく、勉強しても無駄になってしまっては元も子もありません。
インターンシップでプログラミングを学べば、今まさに使われているプログラミング技術をキャリアを積んだ現場のプログラマーやエンジニアから学び、情報に敏感になれる環境に身を置くことができます。
世の中に、必要とされているスキルを学ぶにはインターンシップが最適といえます。
わかりやすい志望動機と熱意が求められる
理系出身でなくともモノづくりに携わることはできます。
どうしてモノづくりに携わりたいのか、項目ごとにまとめると相手に伝わりやすいです。
自分が働くことで企業にどのようなメリットがあるのか、アピールポイントを棚卸ししておきましょう。
モノづくりへの熱意、仲間と協力する姿勢が面接での強みとなります。
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