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【社会】

養女と性交 無罪破棄 福岡高裁、地裁に差し戻し

 十四歳の養女に対する監護者性交罪に問われ、一審福岡地裁で無罪となった男性被告(38)の控訴審判決で、福岡高裁は十一日、養女の被害証言を信用できないと判断した一審判決を「審理が尽くされておらず、さまざまな疑問点がある」と破棄し、審理を地裁に差し戻した。

 公判では養女の証言の信用性が主な争点となり、昨年七月の一審判決は「多くは誘導尋問に応じておおまかな内容を述べるにとどまり、具体性や迫真性は認められない」とし、不自然で不合理だとも指摘していた。

 高裁の鬼沢友直裁判長は、性犯罪の被害者は犯行の後遺症の影響でうまく証言できないことがあるとし、今回の事件もその傾向があると認定。「被害者の特性を十分踏まえる必要があるが、そうした配慮に欠けていた」と一審の審理を批判し、専門家の意見を聞くなどした上で、証言の信用性を改めて検討するよう求めた。

 男性は二〇一八年一~二月、福岡県内の自宅で養女と性交したとして起訴された。福岡地検が一審判決を不服として控訴していた。

 

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