みなさんこんにちは!
本州はまさに、梅雨真っ只中ですね。
うっかり傘なしで家を出て、
雨が降るたびにコンビニでビニール傘ばっかり買って、
家の傘立てがパンパンなんてこと、ありませんか?
朝、慌てている時に限って、
雨の予報を聞いていながらも
折りたたみ傘をバッグに入れ忘れたりするんですよね。
で、駅までの道のりでハッと気がついて、
思わず「アーッ」と大きなひとりごとを言ってみたり。
そんな様子の小さな人を見かけたら、
それは私かもしれません。
季節ネタでもうひとつ。
今の時季、
急な土砂降りの後にサッと晴れて気温が一気に上がると、
温まった空気がムワッと上ってきますよね。
これって、ちょっとワクワクするんです!
真夏の前触れみたいで。
あー、早く真夏にならないかなあ。
さて、前回のピリ辛おつまみに続き、
今回もムシムシの季節におすすめのおつまみを
ご紹介したいと思います。
何度か肉おつまみが続いたので、
今回は単体でもサブで添えても活躍する野菜つまみ!
野菜+ビネガーで5分でできる
「キャロットラペのクミン風味」です。
バキッと鮮やかなオレンジと、
にんじんの甘さを引き立てるビネガーの酸味、
カレーを連想させるクミンの香りと
爽やかなオレンジ果汁を加えるので
さっぱり&エスニック!
食欲を刺激する突き出し的なつまみにもぴったりだし、
これと買ってきたおいしいハムやソーセージだけでも、
十分ワインがすすみます。
もちろん、肉料理の付け合わせにもばっちり。
こちらは「キャロットラペのクミン風味」と
生ハムで作るサンドイッチ。
私はこれも好き。
ラペは一度にたくさん作っておいて冷蔵庫にストックし、
ハムは買い置きを使えば、食べたいときにすぐ作れる。
生ハムの塩気とにんじんの甘さに
ほんのりクミンの香りがよく合います。
ちなみにご存知の方も多いと思いますが
「キャロットラペ」のラペは、フランス語でおろす・するの意。
そもそも「キャロットラペ」はフランスの家庭惣菜ですが、
ラペをつくるときに、チーズおろしでにんじんを細かくすることが多いそう。
という、料理名うんちくでした。
では早速作っていきましょう。
材料はこちら。
材料は2人分です。
- にんじん 1本
- オリーブオイル 大さじ2
- 白ワインビネガー 大さじ3
- オレンジジュース 大さじ1
- クミンシード(またはパウダー) 大さじ1/2
- 塩 適宜
オレンジジュースやクミンなしだと、
ベーシックなラペができます。
酸味が苦手な人は、
小さじ2程度のハチミツで甘さを加えても。
クミンシードはなければパウダーでもOKですが、
シード(種)の方がよりアクセントになります。
ニンジンは細切りします。
皮をむいて斜め薄切りにし、細切りにしてもいいのですが、
こんなときはスライサーがあるととても便利。
あっというまにシャーッと削って細かくできます。
まさに“ラペ”です。
ものの1~2分で、にんじん1本でき上がり。
ちなみにスライサーですが、にんじんはもちろん、
千切りキャベツや玉ねぎスライスなどにも便利。
いろんな種類がありますが、
私が使っているスライサーは上の写真にも写っている
愛工業野菜調理器Qシリーズの千六本用(オレンジ色)。
キッチンツールの店(インポート系のおしゃれ店にはないかも)で
ときどき見かけますし、
先日は品川のクイーンズ伊勢丹でも見かけました。
刃が非常にシャープで引っかかりがほとんどなく、
私は10年近く使っていますがまだ現役。
1000円を切る価格なので、とてもグッジョブなアイテムだと思います。
ネット上で買うなら、
Amazonなどで扱っているようですね。
ご興味のある方は探してみてください。
さて、作り方に戻ります。
にんじんを切ったら塩少々をふって軽く混ぜ、
数分おいてしんなりさせます。
塩の作用で水分が出て味が入りやすくなるので、
次にビネガーを加え、混ぜます。
しばらくそのままおき、
その間にクミンシードを炒って刻みます。
フライパンにクミンを入れて弱火にかけ、
温まってきたら揺すって炒ります。
数分で香ばしい香りがしますので、
色が変わったらまな板の上にしいたキッチンペーパーにのせて
ペーパーを追って挟み、
上から包丁で刻みます。
ペーパーなしで直に刻むと、
クミンがあちこちに飛び散ってかなり面倒なことになるので、
ペーパーで挟んで刻むのがおすすめです。
本当はすり鉢でする方が早いし香りもたつのですが、
一度スパイスをすったすり鉢は表面に香りがしみ込んでしまうので、
専用のものを用意しないと危険。
クミンシードを刻んで香りがたったらにんじんに加え、
オレンジジュースとオリーブオイルも入れて
よく和えたらできあがり。
パンに挟むときは、
汁が出やすいので水気をよく切ってください。
パンの内側にもバターやマヨネーズを塗っておきます。
マスタードにマヨネーズを混ぜたようなディジョネーズはとくに便利で、
サンドイッチの味がほどよく締まります。
ラペの和えたては、
にんじんの歯応えやビネガーの酸が元気でフレッシュな印象ですが、
時間が経つほどに味が馴染んで酸味も丸くなっていくので、
私は少し置いた方が好き。
保存容器に入れて口をつけた箸などでいじらなければ、
冷蔵庫で3~4日はおいしくいただけます。
ちなみに、このラペのサンドイッチに合わせたのは、
ポルトガルの微発泡ワイン、ヴィーニョヴェルデのロゼ。
「カザルガルシア ロゼ」
これ、以前にも紹介しているんですが、
これからの季節に本当におすすめ。
赤寄りのかわいらしいイチゴ系ピンクで
ベリー系の甘酸っぱさをイメージさせる香りがしますが、
意外なことに甘さはほとんどなく、むしろ辛口。
すっきりした微発泡でピンク色は、
非日常の演出にもってこい、
アウトドアのピクニックやBBQで、
1本あるとかなり盛り上がるワインです。
しかもこれ、スクリューキャップだから外で便利!
お値段も980円とカジュアルです。
『播磨屋』
で扱っています。
さ、週末はラペサンドとヴィーニョヴェルデのロゼで
楽しいアウトドアごはんなど、いかがですか?
もし雨が降ったら、家呑みにスイッチ。
どちらにしても、よい週末を!