cakes読者のみなさま、こんにちは。
「ポルトガル食堂」年末スペシャルの第3回目は、「柿とレモンのクミンマリネ」です。
普段はそのままで食べることの多い柿ですが、サラダのような、箸休めのような、単体でもワインのあてになるような感じにしました。
秋から冬にかけて旬を迎える柿は、熟す度合いで甘さが全然違ってきますが、今回は、まだ歯触りのある固めの柿を使うのがおすすめです。皮ごとのレモンの薄切りと塩で軽くマリネするだけ。ものの数分でできますが、いつもの甘い柿と思って口に運ぶと結構違った印象だから面白い。和えてすぐなら柿のさくさくした食感が、時間をおくと、柿自体の水分が出てとろりとしてきます。寝かせ時間はお好みで。
柿の甘みとレモンの酸っぱさが同時に楽しめるので、豚スペアリブの煮込みはもちろん、ビネガーをきかせた「ポークソテー&ポテト」などのシンプルな肉料理とも、相性良しです。クミンシードがどうしても手に入らないという方は、粗びき黒こしょうをふっても。
Menu do dia (本日のメニュー)
「柿とレモンのクミンマリネ」
柿(固め) 1個
レモン(皮ごと使うので、できれば無農薬) 1/2個
クミンシード 小さじ1
塩 少々
つくり方
柿は皮をむき種を取り、5㎜幅に薄切りする。レモンは1/6個分を薄切りにし、残りは絞る。クミンシードは香ばしく炒り、刻む(クミンシードの炒り方と刻み方は「キャロットラペのクミン風味」参照)。すべてをボウルに入れ、塩を加える。
そして、全体が混ざるように軽く和えます。
完成! あっという間です。
甘くて酸っぱくて、クミンの香ばしさが楽しい!これだけでも、ワインのあてになります。生ハムなど塩気のあるものと組み合わせてもいいですね。
と、3回に渡りお届けしました年末スペシャル、いかがでしたでしょうか? 来年は1月からお届けして参ります。
どなたさまも、楽しい年末年始をお過ごしくださいね。私はこの年末年始で、二日酔いにならない飲み方を研究したいと思います。ま、飲みすぎなきゃいいって話ですけど!