cakes読者のみなさま、こんにちは。
いきなり猛暑続きの2017年夏ですね。まだ7月なのに、気分はすでに8月なのは私だけでしょうか。日中は外を10分歩くだけで全身汗だく、メイクなんてきれいさっぱり落ちて、夕方には朝起きたときと同じすっぴんのつるつる状態になっていたりして、もう、恐ろしすぎる!
暑さって、各方面にダメージが多過ぎます。最近は毎朝、入谷の朝顔市で買った朝顔に水をあげてしばし眺めているのですが、私も誰かに冷たい水をたっぷりかけてもらって、お手入れして欲しい気分です。
といっても人間は水だけじゃ育たない。冷たいものばっかり飲んでなんにも食べないでいると、すぐにバテちゃう! ということで、今回も引き続きスタミナがつくたこを使って、猛暑で働くみなさんの元気を取り戻す、真夏の冷たい簡単料理をご紹介します。
7月のたこシリーズ第二弾、切って混ぜるだけでできる冷たいこちらをどうぞ。
今回は、大根おろしを絡めてみぞれ和えにしました。大根おろしっていいソースになるんです。口当たりをひんやりさせるのはもちろん、おろしがたっぷり絞ったすだち果汁を含むから、爽快感も持続します。ちなみに、すだちには酸味の元であるクエン酸がたくさん含まれていますから、肉体・精神両面の疲労回復にも役立ちます。
では、パパッと作っていきましょう。
Menu do dia 本日のメニュー
材料(2人分)
茹でたこ足 1本(100g)
おくら 4本
大根 5cm幅
すだち 1個
しょうゆ(または魚醤)小さじ2
塩 適宜
つくり方
おくらは洗ってまな板の上におき、塩を振って手で転がしながら板ずりすると、表面の産毛がとれて口当たりがよくなる。これを洗い、塩少々を入れた熱湯(分量外)でさっとゆでて冷ます。緑色を鮮やかに出したい場合は、ゆでてすぐ氷水などに取り、色止めする。
ボウルに薄切りしたたこ、すりおろして水気をしっかり切った大根、冷ましてから薄い小口切りにしたおくらを入れ、
まず大根おろしにすだち果汁をたっぷりと絞りかけ、全体を軽く和えたら、さらにしょうゆ(または魚醤)を加え、軽く混ぜる。
大根おろしがたこやおくらにまんべんなく絡まったら、完成。冷蔵庫で直前まで冷やし、食べる前にさらにすだちをキュッと絞れば、爽やかさ満点です。多めに作り、冷たい素麺や蕎麦などと合わせたりしてもいいですね。
また、魚介系の和え物におすすめなのが魚醤。魚を熟成発酵させて作る調味料で、うまみやコクがプラスされます。私が使っているのは天草の鯛の魚醤。これ、マヨネーズに少し加えてキュウリや大根、にんじんなど生野菜スティックのディップソースにしたり、肉や魚を焼くときに塩のような感覚でまぶしたりと大活躍。お吸い物やスープの隠し味にいれても、実にいい仕事をしてくれます。ナンプラーの仲間ではありますが、東南アジア的なエキゾチックな香りはしないので、和食におすすめです。
さて、今回この料理に合わせたワインは
ポルトガルが誇る人気醸造家、アンセルモ・メンデスと、期待の新進醸造家ディオゴ・ロペスの2人が造る、バランスが魅力の辛口白ワイン。
ドーリーという名前は、ポルトガルの国民食でもある干しだら(バカリャウ)に欠かせない、鱈の漁で伝統的に使われていた、小船から名づけられたそう。実際ワイナリーは大西洋からわずか10キロの地にあるので、ぶどうは海風を受けて育ち、ミネラル感豊か。ヴィオジーニョ、アルヴァリーニョ、アリント、ヴィオニエの4種を、発酵後4ヶ月間シュールリーで熟成し、酸を感じさせつつも繊細でエレガント。グレープフルーツのような柑橘の香り、ミネラリ―な味わいが海の塩味を思わせます。ですから、軽い魚介の和え物には盛ってこいです。
それでは、ひんやり爽やかなたこの1皿と、ポルトガルのエレガントで爽やかな白で、よい週末を!
「ポルトガルワインサマーフェス 2017」
日時/8月19日(土)①12:00~14:00 ②15:00~17:00 2回制
場所/東京ミッドタウンガレリア IDEE CAFE PARC
ご予約5000円 当日5500円
40種近いポルトガルワインがすべて飲めます。しかも気に入ったらその場で購入できる大人のワインサマーフェス! 事前予約がお得でお勧めです。旅に出なくても、TOKYOであなたの知らないポルトガルワインたちに出会えます。 軽いおつまみもご用意して、お待ちしております。
お申込み/ポルトガルワインサマーフェス事務局
https://docs.google.com/forms/d/1Kgz6kV3IxckppyyN...