新型コロナ感染者の8割が集団感染 医療機関で増加=韓国
2020.03.11 15:52
【清州聯合ニュース】韓国での新型コロナウイルスの感染者のうち、8割が集団感染によるものであることが分かった。政府の中央防疫対策本部の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)本部長が、11日の会見で明らかにした。
鄭氏は「全国的に見ると80.1%は集団発生との関連性が確認され、全体の60.9%は(南東部・大邱市を中心に感染者が多数発生した新興宗教団体の)新天地に関連があると分析している」と述べた。
また、地域別では大邱と慶尚北道地域の感染者数が約90%を占めるが、ソウル市九老区の保険会社のコールセンターを中心に集団感染が報告されているとし、ソウルと仁川、京畿地域の感染者数が増加していると指摘。なかでも多くの人が集まる施設と関連があるケースが増えていると説明した。
鄭氏は「医療機関が20件と最も多く、社会福祉施設、宗教施設、職場、(地下鉄の駅や地下商店街などの)多衆利用施設などの順で集団発生事例が多い」と述べた。
また、特に閉鎖された空間で濃厚接触が発生する場合に感染の可能性が増加するとして、このような環境を持つ事業所や施設に対し、新型コロナウイルスの感染防止のために勤務形態と環境を積極的に改善するよう呼び掛けた。
ynhrm@yna.co.kr
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